papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

papalionJapanTour2007~後書き~15

2008年05月31日 | キャンプでライブツアー'07・後記
>> 2007TOUR~後書き14~の続き

7月24日(火)、神戸のライブハウスHELLUVA LOUNGEに到着しリハをした。他の出演バンドも普通の形態のバンドではなかったせいか、ドラムをステージ横に動かすことが出来た。いつも断念してたドラムを前に移動するステージング。
ツアーを通して、ほとんどライブハウスの定位置(ステージ中央後ろ)でライブをやったが、僕らは2人しかいないので、お客さんにライブ感が伝わるように、可能ならばドラムを前に動かしたかった。
しかし、ほとんどのライブハウスでは、音響的、時間的な理由でドラムは動かさず定位置で演奏した。結局ドラムを前へ出せたのはここだけだったんじゃないかな?

で、リハも気持ちよくスムーズに終わり、他のバンドのリハを見る。どのバンドも変っている。主催者側のそういうブッキングなんだろうけど、関西のバンドはスタイルと言うか、音楽の視点が変っている。東京でもこんなへんなバンドばっかり集めるのは難しいのではと思える。しかもジャンルが幅広いし。
ツアー中、地方のバンドに特に感じたのは、バンド数が絶対数として少ないからか、ジャンル幅が広かった事。山口ではビジュアル系?と一緒にやったし、仙台では千葉から来たリーゼント系ロックバンドとやったし、福岡でも妖艶な女性ユニットとやったし、長野では高校卒業して間もないくらいの若いグランジポップ(本人達曰く)バンドともやったし。
まず東京では考えられないバンドと一緒に出来た事は良くも悪くも面白かった。

で、リハ後、リハ中に出社してきたHELLUVA LOUNGEの店長さんに挨拶。店長さんと話していると、以前、会っていた事に両者とも気付いた。
昔、東京でミートイーターズが出演してたライブの打ち上げで、一緒に飲んだようで、その時は彼ら(店長さんとオーナーさん)が新幹線に飛び乗って東京のミートイーターズのライブを見に来てて、姫路でライブハウスをオープンするという話をしていた事を思い出した。
なんとも奇遇な話で盛り上がって、世間って意外と狭いなと感じる。
ツアー中、常にアウェイを感じてた中でこんな出会いは気持ちが和む。

ライブも始まり、お客さんも集まってきた。
HELLUVA LOUNGEでのライブはこちら

よくまあこんなマニアックなバンドばっかり出る中、人が集まるもんだ、と勝手に思いつつも、さすがHELLUVA LOUNGE。お客さんも笑顔でライブを終えた。
ライブ途中に店長さんの身内に不幸があったらしく、ライブ後、店長さんはいなかったが、帰り際に出先から電話を頂いて、スタッフさんにも温かい眼差しを貰って、自分達の出来もまんざらでもない感じだったのかなと胸をなでおろした。HELLUVA LOUNGEの押す音楽性のなんとなく近い感覚も感じられて嬉しかった。ジャンルは違くってもその内容から通じるものはある。HELLUVA LOUNGEではそんな部分を得られたような感じを受けた。

ライブ後、他のバンドさんとスタッフさんに挨拶をして、神戸を後にした。
明日は、四国に入り高松でライブがある。夜の神戸の街を楽しむ余裕も無く、荷物を車に積み込み、足早に出発した。

10時過ぎ、夜の神戸は車も少なく順調に車を走らせる。午前中に通り過ぎた明石大橋にのって、四国に向かった。複雑なインターチェンジとジャンクションに惑わされたけど、走行数が少なかったので慎重に入口をを選んで走った。

夜の明石大橋を渡り、明石SAで休憩&夜食を取る。
明石SAは、夜中と言う事もあり人が少なかったが、海の向こうの対岸には神戸の街が見下ろせて、まばゆい観光スポット。夜食後、少しして、明日のために少しでも距離を稼ぐべく車を走らせた。
対向車もまるでいない神戸淡路鳴門自動車道を走って、運転手ミズキの体力が尽きかけた淡路島の南部、緑PAで車を駐車し、落ちるように就寝。
>>続く

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