小梅日記

イングリッシュコッカースパニエルの小梅と爺やの日記。倍賞千恵子さんの歌が大好きです。

THE DAVE BRUBECK QUARTET / TIME OUT (CBS YS-214)

2024-09-11 07:17:34 | JAZZ


Paul Desmond, alto sax; Dave Brubeck, piano; Gene Wright, bass; Joe Morello, drums
A)NYC, June 25, 1959
B)NYC, July 1, 1959
C)NYC, August 18, 1959

A1. Blue Rondo A La Turk (C)
A2. Strange Meadow Lark (B)
A3. Take Five (B)

B1. Three To Get Ready (A)
B2. Kathy's Waltz (A)
B3. Everybody's Jumpin' (A)
B4. Pick Up Sticks (C)

余りにも有名なレコード、最初に買ったのはソニーが80年代に出していたフォーエバーシリーズの国内盤でした。"Take Five" が勿論お目当てで入手しましたが、P.Desmond の alto sax ソロは魅力的だけど全体的に音が引っ込んでいるので聴かなくなりお蔵入り。ネットオークションを利用するようになり、輸入復刻盤なら音が良いかもと思い入手。結果は今ひとつだったので、それならばとオリジナル盤(当時は安価でした)を入手したら drums の音が全然違うのにビックリ、全く印象が変わりました。Take Five の準主役は J.Morello の drums 、それからは drums 中心に曲を聴くようになりました。個人的には Three To Get Ready の D.Brubeck piano ソロが音階を遊んでいるようで面白く、B面一曲目と言う事も有り良く聴きました。

今回紹介するのは1962年に発売された国内盤、何かの記事でペラジャケットの「TIME OUT」は音が良いと知り、オリジナル盤を持っていたけど入手。本当に音が良くオリジナル盤と変わりません。新品同様の盤質で金額は千円未満(20年以上前の事です)、ジャケットの紙質は薄くて安っぽいけど他は文句無し。62年発売の国内盤は二種類のレーベルが有り、赤黒の六つ目とオレンジが有ります。所有盤のオレンジレーベルは音が良いのを確認出来ましたが、赤黒六つ目レーベルは未確認です。

OLIVER NELSON / STOLEN MOMENTS (EAST WIND)

2024-08-16 09:27:03 | JAZZ


Oliver Nelson, alto saxophone, arranger, conductor; Bobby Bryant, trumpet, flugelhorn;
Jerome Richardson, soprano saxophone, piccolo, flute; Bobby Bryant Jr., Buddy Collette, tenor saxophone, flute
Jack Nimitz, baritone saxophone; Mike Wofford, electric piano, piano; Chuck Domanico, electric bass;
Shelly Manne, drums
TTG Studios, Los Angeles, CA, March 6, 1975

A1. Stolen Moments
A2. St. Thomas
A3. Three Seconds

B1. Mission Accomplished
B2. Midnight Blue
B3. Yearnin'
B4. Straight, No Chaser

「THE BLUES AND THE ABSTRACT TRUTH 」"Stolen Moments" を聴いた後に続けて本盤の曲も聴くことが有ります。原曲の錚々たるメンバーによる重厚な演奏には及ばないけど B.Bryant の trumpet は自由奔放な広がりのある演奏で Freddie Hubbard 以上の聴き応えが有ります。続くO.Nelson の alto sax も原曲の tenor sax とは違った魅力が有り何度聴いても新鮮です。他の収録曲も悪く無いと思うけど毎回聴くのは "Stolen Moments" 一曲だけ、それだけでも入手する価値のある一枚、国内盤なので安いのも良いです。

OLIVER NELSON / screamin' the blues (NEW JAZZ)

2024-08-11 08:09:16 | JAZZ


Richard Williams, trumpet; Eric Dolphy, alto sax, bass clarinet; Oliver Nelson, tenor, alto sax; Richard Wyands, piano; George Duvivier, bass; Roy Haynes, drums.
Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 27, 1960

A1. Screamin' The Blues
A2. March On, March On
A3. The Drive

B1. The Meetin'
B2. Three Seconds
B3. Alto-Itis

前回の Impulse 盤紹介は否定的な私見だったので O.Nelson の愛聴盤の紹介を。
O.Nelson の代表作といえば「THE BLUES AND THE ABSTRACT TRUTH 」が真っ先に浮かび "Stolen Moments" の素晴らしさはジャズファンなら誰でも知っているし私も勿論同じなのですが、一番良く聴くレコードとなると実は「screamin' the blues」です。理由は O.Nelson の sax をタップリと聞く事が出来るし R.Williams と E.Dolphy の演奏が合せて素晴らしいから、因みに E.Dolphy の良さが判ったのは本盤を聴いてからです。誰もが E.Dolphy を褒めるので釣られて彼の良さも解らないのにレコードを入手し( Mingus 盤にもオマケ付が何枚も)今では相当数有りますが「?」「何処が凄いの?」でした。このレコードの E.Dolphy は「水を得た魚」みたいで解りやすいです。
赤字タイトル曲がお薦めですが "Three Seconds" は特に素晴らしいソロが続きます。
所有しているのは Prestige の紺レーベルなのでオリジナル盤が欲しいですが、高値で手が出ないので代わりに Analogue Productions 盤も10年前に買ったほど好きなレコードです。

the modern jazz quartet / european concert volume two (ATLANTIC)

2024-06-26 17:53:13 | JAZZ


Milt Jackson, vibes; John Lewis, piano; Percy Heath, bass; Connie Kay, drums.
live in Stockholm, Sweden, April 11-13 , 1960

A1. Pyramid
A2. It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing)
A3. Skating In Central Park

B1. The Cylinder
B2. 'Round Midnight
B3. Bags' Groove
B4. I'll Remember April

先日紹介した the modern jazz quartet / european concert volume one と一緒に入手した本盤もファンなら説明不要なので "Bags' Groove" を聴いた感想だけを。人気曲だけあって聴聴き応え有りますが、思ったのは「MILES DAVIS / BAGS' GROOVE」の同曲です。「M.Davis の統率力(?)は凄い!」本家の演奏を完全に上回っています。piano が J.Lewis の MJQ + M.Davis なら如何だったのかも聴きたかったです。

the modern jazz quartet / european concert volume one (ATLANTIC)

2024-06-21 12:30:44 | JAZZ
私、昔から The Modern Jazz Quartet が好きで、今でも良く聴いているのが「The Last Concert」です。
最近 K.Jarrett / Standards Vol.2 の国内盤をネットオークションで入手した時に前から気になっていた本番の Vol.1 と Vol.2 も合せて入手しました。国内盤ですが状態が良く二枚で千円以下なので文句無し。



Milt Jackson, vibes; John Lewis, piano; Percy Heath, bass; Connie Kay, drums.
live in Stockholm, Sweden, April 11-13 , 1960

A1. Django
A2. Bluesology
A3. I Should Care
A4. La Ronde

B1. I Remember Clifford
B2. Festival Sketch
B3. Vendome
B4. Odds Against Tomorrow

昔から録音が良いと聞いていましたが本当に音が良いのにビックリ、説明不要のレコードなので一曲だけ "Django" の事を。Prestige 盤の同曲を超える演奏は無いと思っていますが本盤同曲も魅力的な演奏、「The Last Concert」の同曲より良いなぁ。A面一曲目なので聴きたいと思った時に直ぐに聴くことが出来るのも有難いです。(私、J.Lewis の piano が特に好きです)