小梅日記

イングリッシュコッカースパニエルの小梅と爺やの日記。倍賞千恵子さんの歌が大好きです。

CANNONBALL ADDERLEY LIVE IN TOKYO / Autumn Leaves (VICTOR)

2025-01-14 07:48:43 | JAZZ
「CANNONBALL ADDERLEY / SOMETHIN' ELSE」の "Autumn Leaves" を聴いていたら以前に同曲を収録したライブ盤「CANNONBALL ADDERLEY LIVE IN TOKYO」を買った事を思い出しました。久しぶりに聴いて見ると drums と bass の音が引っ込んでいて今ひとつの録音で残念、同時期の演奏を録音した「A DAY WITH CANNONBALL ADDERLEY 1963 (BAYBRIDGE)」も昔買っていたので聴いて見ると、こちらのレコードは録音が良く演奏がワンランクアップして聴こえます。録音日を確認すると重なっていて "Jive Samba" は同じ演奏と判りました。普通に考えれば RIVERSIDE の国内盤のが音が良さそうな感じがしますが逆でした。BAYBRIDGE は以前紹介した「THELONIOUS MONK 1963 IN JAPAN」も録音が良かったので廉価盤といえど侮れません(たまたま?)。


Nat Adderley, cornet; Yusef Lateef, flute, oboe, tenor sax; Julian "Cannonball" Adderley, alto sax; Joe Zawinul, piano; Sam Jones, bass; Louis Hayes, drums.
Koseinenkin Kaikan, Tokyo, Japan, July 9,14,15 1963
A1. Work Song 
A2. Autumn Leaves
A3. Dizzy's Business 
B1. Primitivo 
B2. Jive Samba 

「A DAY WITH CANNONBALL ADDERLEY 1963 (BAYBRIDGE)」

Nat Adderley, cornet; Yusef Lateef, flute, oboe, tenor sax; Julian "Cannonball" Adderley, alto sax; Joe Zawinul, piano; Sam Jones, bass; Louis Hayes, drums.
Koseinenkin Kaikan, Tokyo, Japan, July 5 1963

A1. Jive Samba
A2. Bohemia After Dark
A3. Work Song
B1. Angel Eyes
B2. Easy To Love
B3. Peebook

"Autumn Leaves" は収録していないけど "Angel Eyes" での Y.Lateef の oboe ソロが聴き応え有り楽しめます。

THELONIOUS MONK 1963 IN JAPAN (BAYBRIDGE)

2024-12-06 09:03:40 | JAZZ


Charlie Rouse, tenor sax A1-2,B1-2; Thelonious Monk, piano; Butch Warren, bass A1-2,B1-2; Frankie Dunlop, drums A1-2,B1-2.
TBS TV Studios, Tokyo, Japan, May 23, 1963

A1. Evidence
A2. Blue Monk
A3. Just A Gigolo

B1. Bolivar Blues (Balue Bolivar)
B2. Epistrophy

ジャズを聴き始めた80年頃よく買ったのが1500円の廉価盤でした。初心者なので選んだのは、キング盤の "BILL EVANS / UNDERCURRENT" "KENNY DORHAM / MATADOR" などのジャケットが良いモノとか、本盤のようにジャズジャイアントと呼ばれる人のレコード(知識が無いので)です。このレコードも40年近くお蔵入りしていましたが、最近になって録音された時期が良く聴いている「MILES & MONK AT NEWPORT」の Monk ライブと同時期と気付き、久しぶりに聴いて見ると「演奏良し(当然です)」「録音良し」のレコードだと判りました。録音が良いので演奏がワンランクアップした様に聴こえます。ジャケットは背景色とのバランスが今ひとつで残念。
どの曲も聴き応え有りますが "Bolivar Blues (Balue Bolivar)" の収録は珍しいのでお薦めです。Monk ファンなら買いの一枚でしょう。

Charlie Haden & Christian Escoude / Gitane (ALL LIFE)

2024-11-19 07:58:11 | JAZZ

(1979)
Charlie Haden : double bass, Christian Escoudé – guitar
Recorded September 22, 1978
Studio Des Champs-Elysees, Paris, France

A1. Django
A2. Bolero
A3. Manoir De Mes Rêves
A4. Gitane

B1. Nuages
B2. Dinette
B3. Improvisation

今まで雑誌やブログなどで本盤が取り上げられているのを見ても気にした事は有りませんでしたが、凄く好きな John Lewis の "Django" 収録を知ってからは「聴いてみたい!」に変わり、ネットオークションをチェックするようになりました。1979年発売なので直ぐに入手できると思いましたが予想外の出品の少なさと高値にビックリ、演奏は静か目のデュオ構成だから盤質も良くないと聴き辛いので上限金額を5千円に決めチェック開始。勿論この条件だと幾ら待っても入手が出来ないのは皆さんご存知、知らないのは私だけでした。私の条件だとネットオークションでの入手は難しいでしょう。

BLUE NOTE 私の10枚

2024-10-27 06:41:18 | JAZZ
ブログ「安曇野ジャズファンの雑記帳」にお邪魔して、私もレコードコレクターズを定期購読しているので改めて記事を読み返しました。一位の「OUT TO LUNCH」は正直以外な結果でしたが、選者としての立場もあるので「これは一応入れとかないと」と皆が選んだ結果で一位になった様な気がします。
私が聴き直した印象は、B.Hutcherson 参加で何か新しさを感じさせる演奏なので次作を聴いてみたいと思うけど現実的には無いので不可能、実験的だけどフリージャズほど刺激は無く曲も魅力を感じないので何度も聴きたいと思いませんでした。
選者のリストを読んでいたら、「東芝 BLP1500 SERIES 」の解説に付いていた「BLUE NOTE 私の10枚」を思い出したので自分も選んでみました。

BLUE NOTE 私の10枚



1. PAUL CHAMBERS QUARTET / BASS ON TOP (BLUE NOTE 1569)
私は P.Chambers のアルコではじまる "YESTERDAYS" が好きなのと K.Burrell の guitar も凄く良いので。

2. SONNY CLARK / COOL STRUTTIN' (BLUE NOTE 1588)
"BLUE MINOr" "DEEP NIGHT" は繰り返し聴いた耳タコ曲だけど、いまでも偶に聴きたくなります。どのメンバーのソロも良いけど A.Farmer ソロが何故か一番印象に残ります。

3. CANNONBALL ADDERLEY / SOMETHIN' ELSE (BLUE NOTE 1595)
"AUTUNM LEAVES" の H.Jones は今まで聴いたジャズピアノソロのベスト3に入る程好きです。

4. BUD POWELL / THE SCENE CHANGES (BLUE NOTE 84009)
"CLEOPATRA'S DREAM" も良いけどアルバム全体も聴き応え有ります。

5. DONALD BYRD / FUEGO (BLUE NOTE 84026)
"FUEGO" 一曲で満足するぐらい好きなレコードですが他の曲も良い。このレコードを聴いて D.Pearson が気になり出しました。

6. HORACE PARLAN / US THREE (BLUE NOTE 84037)
説明不要の "Us Three" 、名古屋のバナナレコード本店でキング盤を見つけた時は本当に嬉しかったです。

7. GRANT GREEN / IDOLE MOMENTS (BLUE NOTE 84154)
"Idole Moments" も良いけど 、私 MJQ が好きなので "Django" 収録も大きな魅力のレコードです。

8. DUKE PEARSON / WAHOO (BLUE NOTE 84191)
人気のピアノトリオも良いけど、私の場合は D.Pearson の一枚といったら本盤です。聴きものは勿論 "Wahoo" 、D.Byrd と J.Henderson も参加の三管が決め手だと思います。

9. BOBBY HUTCHERSON / HAPPENINGS (BLUE NOTE 84231)
ピンクのジャケット良し、選曲良し、メンバー良しの三拍子揃って新時代を感じさせる演奏、いま聴いても全く古さを感じないのが凄い。

10. BOOKER ERVIN / THE IN BETWEEN (BLUE NOTE 84283)
以前にカテゴリ「BOOKER ERVIN」で取り上げたレコードなので一言だけ、「B.Ervin ファンでなくても必携の一枚です。」

「東芝 BLP1500 SERIES 」を買い始めてから40年以上経ち、枚数は200枚(ほとんど国内盤です)を超えていますが、今でも繰り返し聴くレコードのベスト10が上記です。

BLUE NOTE には、好きな Miles Davis や John Coltrane 、Thelonious Monk のレコードも有り名盤と言われますが、入手当時は聴いても、後の全盛期演奏を他レーベルのレコードで聴いている為か、仮に針を落としても途中で物足りなくなり、針を上げ後年のレコードに替えてしまうのでベスト10には入れませんでした。



ROLAND KIRK / triple threat (KING)

2024-10-07 12:39:58 | JAZZ
THIRD DIMENSION (BETHLEHEM) の紹介でも書きましたが、勿論本盤は所有していません。以前からネットオークションにオリジナル盤が20万円越えの即決価格で出品されているのを見て入札する人が居るのかとウォッチリストに入れていました。先日、即決価格を外し入札価格一円スタートに変わったので、落札価格が幾らになるか R.Kirk ファンとして注目。結果は最終価格76、669円でした。自分なら BETHLEHEM 盤を所有しているので二万円(アブク銭が有ったら)が上限か。しかし落札者は無しなので、たぶん出品者が落札金額に納得できず終了間際に入札者を全員削除したのでしょう。



最近ネットオークションを見ているとオリジナル盤の金額に驚きます。そこまでお金が出せるとは、羨ましい懐具合です。
オリジナル盤ではないけど、初めて高額なレコードを買ったのは、40年前に発売された「Charles Mingus / Music Written For Monterey 1965, Not Heard, Played In Its Entirety At UCLA」の復刻盤、二枚組で一万円でした。スイングジャーナルの広告で知り直ぐに蒲郡レコード店で予約注文したことを覚えています。当時良く買っていたジャズレコードは、 東芝 BLP1500 SERIES が一枚2300円でしたから倍以上の金額でした。今思えば驚くような金額ではありませんがジャズ初心者には高額に感じました。今では殆ど聴くことは有りませんが、手放せない大事なレコードです。