小梅日記

イングリッシュコッカースパニエルの小梅と爺やの日記。倍賞千恵子さんの歌が大好きです。

CHALIE MINGUS / JAZZ COMPOSERS WORKSHOP #2 (SAVOY)

2025-02-12 13:05:38 | CHARLES MINGUS


A)John LaPorta, alto sax; Teo Macero, tenor, baritone sax; George Barrow, baritone, tenor sax; Mal Waldron, piano; Charlie Mingus, bass; Rudy Nichols, drums.
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, October 31, 1954

B)Teo Macero, tenor sax; Wally Cirillo, piano; Charlie Mingus, bass; Kenny Clarke, drums.
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, January 30, 1955

A1. Purple Heart (A)
A2. Gregarian Chant (A)
A3. Eulogy For Rudy Williams (A)
A4. Tea For Two (A)

B1. Smog L.A. (B)
B2. Level Seven (B)
B3. Transeason (B)
B4. Rose Geranium (B)
B5.  Getting Together (A)

"Tea For Two" 以外は C.Mingus の作曲になり「ジャズ作曲工房」のタイトル通りの内容ですが、残念ながら 強烈な Mingus World を期待すると肩透かしをくらいます。二種類のグループの演奏が収録されていますが、どちらの主役も sax 奏者で C.Mingus の bass は控えめに感じます。"Gregarian Chant" で bass を弓弾きしている C.Mingus は珍しいです。
私は40年前に国内盤を買って後日 Savoy 盤も入手しましたが、余り聴くことはなく余分な出費だったと思っています。

THE CHARLIE MINGUS MODERNISTS / jazz experiment (JAZZTONE)

2025-01-28 08:02:20 | CHARLES MINGUS
家に或るレコードで一番枚数が多いのは C.Mingus 、リーダー作だけでも100枚程(ダブリ含)有ります。最初に買ったのはキングが出した1500円の United Artist Series「JAZZ PORTRAITS」でした。今思えば B.Ervin を最初に聴いたのも同じレコード。嵌るキッカケになったのが、一緒に買った Bill Evans の「Undercurrent」が良くて気に入り、彼がサイドメンとして C.Mingus の「East Coasting」に参加しているので、次に買って聴くと収録曲 "West Coast Ghost" が魅力的だったので嵌りました。これが彼のレコードを集めだすキッカケです。
三年前に「粟村政昭の CHARLES MINGUS 8選」「私の Charles Mingus 10選」を取り上げましたが、個々のレコードは未紹介なので久しぶりに他も加えて古いものから順番に聴き直して紹介しようと思います。


Thad Jones, trumpet ; John LaPorta, clarinet, alto sax; Teo Macero, tenor, baritone sax; Jackson Wiley, cello ; Charlie Mingus, bass, piano; Clem DeRosa, drums, tambourine.
NYC, December, 1954

A1. What Is This Thing Called Love
A2. Stormy Weather
A3. Minor Intrusion
A4. Abstruction

B1. The Spur Of The Moment 
B2. Four Hands
B3. Thrice Upon A Theme

本盤は Jazzical Moods Vol. 1 (Period) をA面に Jazzical Moods Vol. 2 (Period) をB面に収めた一枚です。BETHLEHEM も同じ内容のレコードを出していますが "A4. Abstruction" が収録されていないので JAZZTONE 盤を取り上げます。音質的には違いがないので、金額的にもお値打ちでジャケットも良い本盤のがお薦めだと思います。
地味目な選曲と暗い印象の演奏なので余り人気がありませんが、C.Mingus のファンなら全編にわたって彼の bass をタップリと聴く事が出来じわじわと良さが伝わってくるスルメ盤です。
 "Minor Intrusion"  "Abstruction" は C.Mingus が piano を弾き代わりに J.Wiley が cell を弾くという珍しい組合せ、先の説明と矛盾していますが個人的にはお薦めの二曲になります。  

MINGUS THREE Feat. Hampton Hawes & Danny Richmond (RHINO)

2022-06-17 07:37:23 | CHARLES MINGUS


Hampton Hawes, piano #1,3-7; Sonny Clark, piano #2; Charles Mingus, bass; Danny Richmond, drums.
NYC, July 9, 1957

A1. Yesterdays
A2. Back Home Blues
A3. I Can't Get Started
A4. Hamp's New Blues
B1. Summertime
B2. Dizzy Moods
B3. Laura

C1. Untitled Blues
C2. Untitled Blues - Take 2
C3. Back Home Blues - Take 6
C4. Hamp's New Blues Take 4
D1. I Can't Get Started Take 1
D2. Yesterdays - Take 2 - Incomplete
D3. Dizzy Moods - Take 2
D4. Summertime - Take 3

私が C.Mingus の音楽に夢中になったのは40年前に”直立猿人”を買ってからで「ジャズ・レコード・ブック/栗村政昭」などを参考に次々とレコードを購入し ”MINGUS THREE” もその頃に購入しました。今では C.Mingus のレコードは100を超える所有枚数になるほど好きな演奏者です。ここ20年は殆んど買う事は有りませんでしたが、昨年に”Charles Mingus: Mingus At Carnegie Hall Deluxe Edition (1974, Atlantic)”のレコードを予約購入、そして今年は”MINGUS THREE Feat. Hampton Hawes & Danny Richmond (RHINO)”を予約購入と再び C.Mingus の新譜を楽しむ機会を得ました。C.Mingus がリーダーとして唯一のピアノトリオ盤、地味な印象を受けますが聴くほどに好きになるレコードです。今回は未発表曲を収めた二枚目を目当てに購入しましたが内容は所詮お蔵入りのテイクだと思います。貴重な写真を使ったブックレットは英文なので訳すのが面倒くさいけど読みたくなりました。

”MINGUS THREE” は国内盤に始まり Jubilee 盤の黒レーベル、次に青レーベルと入手そして RHINO の2枚組のデラックス盤と4種類所有となりました。RHINO 盤を聴いて音が良いのを確認した後に他のレコードの音は如何だったか気になり改めて確認しました。国内盤は聴いてビックリ、定価1800円の再発盤ですが全く問題ない音質です。黒レーベル盤はヒスノイズが目立ちますが青レーベルは問題なくオリジナル本来の音質です、でも65年以上前のレコードなので多少のプチノイズが有りそれは我慢です。初めて ”MINGUS THREE” を買うなら盤質の良い国内盤をネットオークションで安価に入手出来るので国内盤を選ぶでしょう。

私の CHARLES MINGUS 10選

2021-04-17 06:59:20 | CHARLES MINGUS
以前「栗村政昭氏の CHARLES MINGUS 8選」を取り上げた時、自分なりの8選も上げましたが実際に聴いているレコードと少し違うので改めて選んでみました。

栗村政昭氏の CHARLES MINGUS 8選(ジャズ・レコード・ブック)



私の CHARLES MINGUS 10選



Atlantic の3枚 Pithecanthropus Erectus、The Clown、Blues & Roots どれも好きだけど Pithecanthropus Erectus は最近聴かないから外します。Tijuana Moods は編集無しの別テイクも収録した New Tijuana Moods を良く聴くので RCA Bluebird 盤を。East Coasting By Charlie Mingus (Bethlehem) は B.Evans のピアノソロも光る長尺曲 West Coast Ghost があるから外せません。Mingus Ah Um と Mingus Dynasty は甲乙つけがたい兄弟盤(Columbia )だけど曲の好みで Mingus Dynasty 。Mingus Revisited (Limelight) は文句なしの一枚だけど音が良い Pre-Bird (Mercury) を。Impulse の The Black Saint And The Sinner Lady、Mingus Mingus Mingus Mingus Mingus、Mingus Plays Piano は3種3様どれも魅力があるけど Mingus のピアノだけの一枚はこれだけだから Mingus Plays Piano にしよう。後期の Atlantic は At Carnegie Hall のライブ盤と Changes Two の2枚を、前者はGeorge Adams, Don Pullen 参加の新クインテットにゲスト参加 R.Kirk の一世一代の演奏が聴け、後者は全部良いけど For Harry Carney が特にお気に入り。最後の1枚はトリオで Mingus Three といきたいけどサイドメンで参加した D.Ellington の Money Jungle (United Artist) を、大物メンバー同士による緊張感溢れる大迫力の演奏には敵いません。

8枚選ぶ予定が、Candid 盤や1964年のライブ盤も入れてないのに10枚になってしまいました。



栗村政昭氏の CHARLES MINGUS 8選

2021-02-22 21:13:08 | CHARLES MINGUS



40年前、1500円で買ったキング盤の「アンダーカレント/ビル・エバンス」をきっかけに「イースト・コースティング/チャーリー・ミンガス」を購入、その中の 「ウェスト・コースト・ゴースト」でミンガスに嵌りました。それから本屋に行きジャズ関係の本を読むようになり、図書館で見つけたのが「ジャズ・レコード・ブック/栗村政昭」です。チャールズ・ミンガスの項で第一級のものを数枚べといわれたら僕は躊躇することなく「直立猿人」「道化師」「ブルース・アンド・ルーツ」「ミンガス・スリー」「メキシコの思い出」「アー・アム」「ミンガスの再訪」「プレゼンツ・ミンガス」の八枚を挙げる。(赤字は本より抜粋)他にも三枚組のライブ盤、同時期の自主製作盤なども紹介していました。これを参考に直立猿人から順番に買っていったことを覚えています。今の自分が八枚選ぶなら「アー・アム」の代わりに「ミンガス・ダイナスティ」を、「プレゼンツ・ミンガス」の代わりに同時期のメンバーにB.アービンが加わったライブ盤「ミンガス・アット・アンティーブ」を選びます。
他にも合わせて190人も取り上げていてマイルスやモンクなど参考にしてレコードを買った事を覚えています。