小梅日記

イングリッシュコッカースパニエルの小梅と爺やの日記。倍賞千恵子さんの歌が大好きです。

TC-R6:40年振りの復活(13)"KIND OF BLUE (45RPM)" を録音

2024-03-01 07:26:51 | オーディオ
Miles Davis のレコードで最初に買ったレコードは、"KIND OF BLUE" の国内盤です。何度も聴くうちに良さが判り過去の作品も遡って集めましたが、40年以上経った今でも聴くのは "KIND OF BLUE" と同時期のライブ盤、他に "BAGS GROOVE" "MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS" ぐらいですが、後の二枚は Milt Jackson (vibes) と Thelonius Monk (piano) の目当てなので Miles Davis が聴きたくて手に取るレコードは本盤とライブ盤ぐらい。長い間国内盤を聴いていましたが誤って盤に傷を付けてしまい、次に買ったのがヤマト楽器店(豊橋の精文館の隣に在った)で偶然見つけた Classic records の録音スピードを修正したオマケを含む2枚組。その後オリジナルの MONO 盤と MOBILE FIDELITY SOUND LAB のSTEREO(45RPM) 盤ボックスも入手しました。45RPM 盤は何度も盤をひっくり返すのが面倒で入手時に数回聴いただけでしたので、今回7号リールテープを入手したこともあり普段聴き出来る様にテープに録音する事にしました。裏面には "So What" を含むライブ盤、スタジオ盤の同曲も素晴らしいですが実はそれ以上に気に入っているのが同時期のライブ盤収録曲です。お目当ては Wynton Kelly の piano ソロ、個人的には M.Davis , W.Kelly のレコードでは一番繰返し聴いた回数が多い曲です。長い間 stockholm のライブ 盤の長尺バージョンの同曲がベストと思っていましたが、現在は少し前に発売された copenhagen のライブ盤の同曲が録音、ソロの出来が更に良いと思うようになりました。ただ、45分に収録する曲を "So What" "On Green Dorfin" "All Blues" の3曲に決めたので "On Green Dorfin" の収録が2面にわたる copenhagen のライブ盤は残念ながらパスして stockholm のライブ盤にしました。実際に3曲を聴いてみると45分程のテープがあっと言う間に終わり最高の演奏だと断言出来るほどです。勿論 "KIND OF BLUE" も最高の演奏です。


オープンリールデッキの右側上段は "KIND OF BLUE (45RPM) " 下段に "MILES DAVIS & JOHN COLTRANE Live in Stockholm 1960" 、左側上段は "MILES DAVIS & JOHN COLTRANE THE FINAL TOUR; COPENHAGEN, MARCH 24,1960"
左側下段は「悪魔の手毬唄」(何度聴いても聴き飽きません)

TC-R6:40年ぶりの復活(12)"THE BEATLES" を録音する

2024-02-02 07:38:00 | オーディオ
Beatles を取り上げるのは "The Beatles in Mono Box Set" 以来なので二年振りになります。レコードコレクターズに "LET IT BE" のオープンリールテープの記事が載っていたので、昼寝のBGM用に新しい10号テープを作ろうと思い選んだのが "THE BEATLES" の二枚組。もう片面にも関連した音源を考えていたら、以前BOXセットを買ったことを思い出し "ESHER DEMO" の二枚組を録音する事にしました。ここで問題発生、一枚目の両面冒頭で針が飛びます(?)。購入時に聴いた時も針が飛び、試しにモノ針で掛けると問題無くトレースした事を思い出しました。モノ針仕様の "ESHER DEMO" とモノ盤 "THE BEATLES" を録音する事に変更です。


Esher Demos
A1 Back In The U.S.S.R.
A2 Dear Prudence
A3 Glass Onion
A4 Ob-La-Di, Ob-La-Da
A5 The Continuing Story Of Bungalow Bill
A6 While My Guitar Gently Weeps

B1 Happiness Is A Warm Gun
B2 I'm So Tired
B3 Blackbird
B4 Piggies
B5 Rocky Raccoon
B6 Julia
B7 Yer Blues

C1 Mother Nature's Son
C2 Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
C3 Sexy Sadie
C4 Revolution
C5 Honey Pie
C6 Cry Baby Cry
C7 Sour Milk Sea

D1 Junk
D2 Child Of Nature
D3 Circles
D4 Mean Mr. Mustard
D5 Polythene Pam
D6 Not Guilty
D7 What's The New Mary Jane

"ESHER DEMO" は全27曲で収録時間は70分程しかなく20分以上テープが余るので、残りはBOXセットの "MONO MASTERS" に収録されている同時期の関連曲 "Lady Madonna" "The Inner Light" "Hey Jude" "Revolution" を足して完成です。
改めて両面通して3時間の "THE BEATLES" を聴きましたが「いい(良い)」50年以上前の音楽なのに古さを感じさせません。途中でテープをひっくり返しましたが 心地良く寝れました。


TC-R6:40年ぶりの復活(11)両面に Bill Evans Live を録音する

2023-11-01 07:21:20 | オーディオ
レコードコレクターズの先月号を読んでいたら Bill Evans のSHM仕様SACD復刻記事が載っていました。そこに紹介されていた「"Waltz For Debby" と "Sunday At The Village Vangaurd" の2枚を10号リールに録音したら片面90分になるのでは」と気付き、更に実際のライブ通りの曲順にしたらオープンリールに録音する意味も充分に有ると思いました。幸いなことに1984年発売のボックス "The Complete Riverside Recordings" を所有しているので音源と資料も揃っています。実際の録音された音源はダブリ曲も有り90分を超えるので余分なダブリ曲は外し発売された2枚に収録されたテイクと未収録曲を演奏曲順に従って10号リールに録音しました。

Bill Evans - piano
Scott Laaro - bass
Paul Motian - drums
Recorded at The Village Vanguard, June 25, 1961

1. ALICE IN WONDERLAND
2. MY FOOLISH HEART
3. MY ROMANCE
4. SOME OTHER TIME
5. SOLAR
6. GRORIA STEP
7. MY MAN'S GONE NOW
8. ALL OF YOU
9. ALICE IN WONDERLAND
10 PORGY
11. MILESTONES
12. DETOUR AHEAD
13. WALTZ FOR DEBBY
14. JADE VISIONS



40年以上前、Bill Evans の "WALTZ FOR DEBBY" "UNDERCURRENT" "ALONE" の3枚を10号リール片面に録音してトリオとデュオとソロの3種を繰り返し聴く程ハマっていた時期がありましたが 、現在はサイドメンとして参加している "DAVE PIKE / PIKE'S PEAK" を聴くぐらいなので Bill Evans Trio をちゃんと聴くのは久しぶりになります。所有しているのはデッキ横のビクター盤でしたが今回10号リールへの録音に使ったのは国内発売の赤ボックス盤、音も良く(ビクター盤より良いのでは?)時間は掛かりましたが続けて確認のため再生しても聴き飽きる事もなく満足した3時間でした。後日ボックス収録の Shelly's Manne-Hole でのライブ盤2枚を残りの片面に録音し合計3時間の Bill Evans リバーサイド時代ライブ2種セット完成させました。
"JADE VISIONS" は実際のライブでも最後の別テイクを録音したのは演奏の終わりに手癖のようなフレーズも録音されていたので何となく選びました。驚いたのは Shelly's Manne-Hole の最後の曲でも同じ手癖フレーズを聴けたこと、これは B.Evans の無意識する終わりの合図?「今日も一日が終わったか!」かも。

TC-R6:40年ぶりの復活(10)両面で3時間、何を録音する?

2023-08-27 17:06:05 | オーディオ
休日に昼寝をする時に必ずお供に使うのがオープンリールデッキ、理由はお気に入りの音楽を針の上げ下げを気にせず長時間再生出来るからです。使用するのは勿論10号リール、1時間半も爆睡できます。10号リールの場合は往復3時間の音源を録音することが出来まが、問題は何を録音するか?
40年前だったらFM放送の洋楽等の実況ライブなど録音していましたが今はチューナーを持っていないので駄目、好きなレコードを録音するのが一番なのですが3時間の音源となるとレコード4枚分にもなり選択するのが難しい。最初に思いついたのは "Keith Jarrett,Gary Peacock,Jack DeJohnette / Still Live" を片面に録音しているので反対側に "Standards,Vol.1" と "Vol.2" を録音する事、しかし所有していると思っていた "Vol.2" がまさかの "Vol.1" ダブリ買いで手元に無い事が判明し今更入手する気も無いので不可。同一音源でない場合は関連性が欲しいと思っているので中々思いつかず他って置いたのですが、遂に見つけました。
"SUZANNE VEGA CLOSE-UP SERIES" の4枚、片面にレコード2枚を録音すると丁度1時間半、両面で4枚がピッタリ収まります。



"SUZANNE VEGA CLOSE-UP SERIES" (少し前にボックスで発売)




2010年に過去のレコードに収録されていた楽曲を新たに録音して "VOL.1,LOVE SONGS" "VOL.2,PEOPLE & PLACES" "VOL.3,STATES OF BEING" "VOL.4,SONGS OF FAMILY" のタイトルに振り分け収録した4枚です。
個人的にはオリジナルのレコードより、この4枚のが好きで最近聴くのは殆んど " CLOSE-UP SERIES" 、お薦めの4枚です。

TC-R6:40年ぶりの復活(9)再修理して完全復活!

2023-06-11 08:40:03 | オーディオ
オープンリールデッキが復活して半年過ぎても飽きることなく楽しんでいましたが、カウンターが動いていない事に気付きました。別に聴く分には問題ないのでそのままにして置いたのですが他にも不具合が有るので修理に出す事に。
不具合内容は以前にも記事にした「隣のトラックの音を拾っている」問題、新しいテープで試したら問題ないと思っていたのですが勘違いでした。
その時は25キロを超えるデッキの梱包が大変なので「テープの片面のみ録音」方法で修理せず使用、片面のみの録音なので毎回巻き戻す必要があり結構面倒くさいです。アブク銭も有ったので修理を決め梱包、重量が有るので今回は集荷をおねがいしました。


修理を終えて戻ってきたので「Madeleine Peyroux / Caress Love」を録音した7号リールのもう一面側にデッキ右横の「Madeleine Peyroux / Half the perfect world」を録音、このレコードは片面に10分程度収録の2枚組だけど盤を何度も返すのが面倒なのでオープンリールテープに録音しています。