ジム.ヘイは、アメリカ.ミシガン生まれ。62歳。高崎市の姉妹都市バトルクリークからやってきた。日本暮らしは15年になる。日本女性と結婚し、箕郷町に住んでいる。最近、彼の家を訪問した。芸術家のジムの感性は、玄関前キッチン、リビング、ゲストルーム、すべてに表現されていた。パッチワークというと、ベッドカバーなどを思いつく人も多いと思うが、複数のミシンを活用し、絵画のように、自由に、大胆に、そして立体的に、大きな壁掛けなどを仕上げる。リビングには、彼の手作り収納付きソファ、壁のタペストリーは、金の生地のパッチワークに、実物大の松の木が見事に、表現されている。ジムが布を利用した作品の制作を始めたきっかけは、今の家に引っ越しした時のカーテン制作だ。アイデアが自然に湧き出てしまう。楽しいユニークな手作りインテリアが、次々に私の目に入る。シティギャラリーの個展がきっかけで、韓国でも個展をした。奥様と3人で話し合った。ソーイングや料理をしながらの英会話クラス。一石二鳥、三鳥。”あなたの生活を楽しく想像しよう。なんてクラスはどうですか。ジムとの出会いから15年目、自由で楽しい手作りのジムと私の人生が重なる。
坂口せつ子
2005年平成1年3月31日木曜日
高崎市民新聞連載より転載
坂口せつ子
2005年平成1年3月31日木曜日
高崎市民新聞連載より転載