月は
美しき女神たちを魅了し
なめらかな肢体が
狂おしく あまやかな吐息を 漏らす頃
その緩やかな廻りは そっと 静かに満ちてゆく
降り注ぐ妖しき光が
うちなる炎(ほむら)をたぎらせて
愛しい名を呼ぶ口唇までも
女唇の如く濡れて 震えていくのが 見えるよう .....
そして 私は ______
熱さを奪われた 仄暗い躯で
甘い吐息も 置き去りにしたまま
獣のように呻き続ける
満ちる廻りの 月の光が
ますますに白く露になる 肌を射抜き
苦痛に歪み キツく噛んだ唇だけが
紅の血潮に 浮かびあがらせ
此処が 生贄の所在(ありか)であることを
報せる
ねぇ ?
身震いするほど 耽美な姿
___ でしょう?
だってあなたは
こんなにも サディスト
私は
それ程に マゾヒズムな sacrifice
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