DEEP SEAα

ココロの軌跡

現成公案

2009-02-05 | 言の葉の海



たき木 はひとなる
さらにかへりて
たき木となるべきにあらず

しかあるを
灰はのち
薪はさきと見取すべからず

しるべし
薪は薪の法位に住して
さきありのちあり

前後ありといへども
前際断せり











薪は燃え尽きると灰となる
けれども 灰がもう一度戻って薪になることはない
薪は薪としての本来あるべき姿を表し 灰も同様である

灰は後 薪は先と見るべきではなく 薪は薪として先があり後がある
前後の因果関係はあるけれども その関係は連続しているわけではない





( 正法眼蔵 )









ブログランキング・にほんブログ村へ
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 遊山慕仙の詩 | TOP | ギャルはいませんか? »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。