DEEP SEAα

ココロの軌跡

東日本大震災によせて

2011-03-22 | 東日本大震災




 



この度の震災によりお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます


 



 


長らくの間 closeしていたココ DEEP SEAα でしたが
今回の東日本大震災に際しまして 
被災した私をお心に留めて頂いた皆さま
温かなコメントを残してくださった皆さま
そして メールをくれたみんな

心より感謝致しております

厚く御礼申し上げます




ご心配いただきましたが
おかげさまで padmaは無事です

私の暮らす場所は
大津波に襲われ壊滅的被害の三陸沿岸からは離れた地域の
内陸部です


未だ余震が続き 燃料や物資等の不安はありますが
インフラはほぼ整い
有り難くも暖かなベッドで休ませて頂いております





地震の起きた3月11日 
体調が優れなかった私は 自宅で休んでいました

大きくそしてあまりに長い揺れの中
リビングのテーブルの下にもぐり
なす術もなく震えていました


長い長い揺れ ....

津波地震だと予想できました

そして その後すぐ ラヂオから「大津波警報」の発令を耳にし .....






以前から此処に来てくださっている方々はご存知でしょうが
私は海が大好きで
週に一度以上は海岸で過ごすという日々を送って来ました


親戚 友人 知人
大好きなお店や施設

たくさんのご縁が三陸にあります



そんな大切な場所が
一瞬にして 波にのみ込まれてしまったのでした


家や会社を 津波や火災で奪われた友人
避難所で寒くて不便な生活を強いられている知人がたくさんいます

交通規制が敷かれ
ガソリンの調達もできずにいる今 移動さえ足止めされているので
いまだ 安否のわからない人たちもいます



三陸は過去にも多くの津波の被害を受けてきました
住民達は皆 過去の痛みを教訓とし 伝え継ぎ協力しながら生活して来ました

皆がそれぞれ防災の意識を持ち 決して行政任せにはせず
避難道の整備 防波堤 防潮堤 水門 監視カメラの設置 
そして 津波の発生を想定した避難訓練を頻繁にしてきました

世界一を誇る「スーパー防潮堤」は10Mもの高さで2Kmもの長さがあり
世界各国から防災の専門家が視察に訪れるほどでした


当初 津波の備えを主張する住民に対して
「費用がかかる」「景観を損ねる」等の反対意見がずいぶんありましたが
住民は 悲劇を繰り返してはならない
人命第一の信念のもと 最善を尽くして備えて来たのです 


その10Mのスーパー防波堤を一瞬で越える津波が襲う事を
誰が予想できたでしょうか

ジャンボジェット25機が時速1000Kmでぶつかった程の破壊力
私には到底 想像できません

自然の驚異はあまりに残酷でした





私は今 停電からようやく逃れられたおかげで
TVなどで情報を得られるようになりましたが
連日連夜 放送されている地震関連の番組の中での 
わざとらしい美談や お泪頂戴のドラマ仕立ての報道に吐き気がします

現実はそんなに単純な結末などに至ってはいないのです


悲惨です 地獄です
原爆か隕石が落ちたようです
遺体がいたるところに散乱し 悲鳴や鳴き声がずっと聞こえていたそうです

今はたくさんのご遺体の多くが 激しく腐敗し始めていて
その埋葬のメドも立たないでいます 
心が引き裂かれるような惨状の連鎖が続いているのです


阪神大震災の時も取材で現状を見ていた方が仰ったそうです

「阪神も悲惨だった だが.. 規模が違いすぎる」 と ........





そんな惨状の中 心ある有志の方達が
続々と被災地に詰めかけてくださっています

そして 優しい心の持ち主達の温かな励ましといたわりの言葉と
尊い祈りの気持ちが届けられています

連鎖したかのような各地の様々な災害(人災も)に 
ご不便な思いをされている方も多いことでしょう

そんな中にありながら 心を痛め共に泪してくださりそして
激励してくださっている事
とてもとても ありがたく思っています
そんな皆さんの思いが 私たち被災地の者たちの力となっています

本当にどうもありがとうございます


私自身 様々な深い思いから
正気を保つだけで精一杯の日々を送っていますが
皆さんの尊い優しさのお気持ちに応えたい思いから
今回この記事をエントリーしました

そして 折に触れ何か発信出来たらと
思うところもあります










ずっとずっと 泪が止まりませんでした

ですが今 私はもう泣いてはいません

後ろは見ず 前を向いて歩きはじめました


今回の震災に遭った事で 学ぶべき事は何か
私には何ができるか 何をすべきかと模索しながら 
この試練を力に変え「一日一生」の思いで活きています


願わくばこれから先も 皆さんのお心を僅かでも傾け続けて頂けたら
復興に向かう私たちの 何よりの励みとなる事と思います



そしてそんな私たち被災者の活きる姿が
応援してくださる皆さんの力ともなれますよう
頑張りたいと思います







   
padma 拝
























セカイヂュウノミナサンアリガトウ。。


































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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
antsさんへ (padma)
2011-03-27 20:32:37
ありがとう

この現実をしっかりと胸に刻みましょう
それが私達の役目です
前進あるのみ

まだまだこれからだから。。
返信する
ありがとう。 (ants)
2011-03-22 18:41:53
これからも、そう言い続けていきたい。
そのために前を見ていくよ。
返信する