パンと雑貨と音楽と

かつて須坂市役所の隣にあったパン屋「こるぷ」のオーナーねぼすけパン屋のブログ再開いたします。

脱輪騒動!

2012年08月06日 | 日記
今日も暑かったですねえ(((^_^;)
食欲流石にこの二週間程でググっと痩せてしまいました。ジーンズに拳一つ以上入る位です。
あまり健康的な痩せ方ではないのでお奨め出来ません(-_-;)
昨日の晩の出来事だったのですが、不覚にも寝落ちしてしまったので二日間に渡ってブログの作成です。
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娘は広島の平和記念式典へ参加、嫁は公会堂での集まり。ということで、昨日は息子と二人で食事を済ませた後、買い出しに出たついでにレンタルビデオ店に立ち寄り帰宅・・・・となるはずだったのですが、自宅のアパートの入口手前の十字路でおかしな停止状態の車が立ち往生。近付いて行くと、左の後輪が内輪差の関係で水路にすっぽりとはまって身動き出来ない状態でした。
長野市内のタクシー会社のワゴン車で、既に近所の男性数名が集まり、何とか脱出させるように頑張ってくれていました。
息子に家の鍵を渡して先に帰宅させ、作業を手伝ったのですが、どうにもならず、運転手さんは会社に連絡を取り救援を要請。
集まっていた男性の一人が牽引ロープをわざわざ自宅まで取りに行ってくれました。
暗くて蒸し暑い、自宅まで数十秒だったので、自宅から飲み物と紙コップを持って来て、集まった人達に配りながら、救援を待つ。
待ってる間も事態を知らないで入ってくる車の誘導を皆で手分けして行う。
救援より先に牽引ロープが到着。
一番馬力のある僕の車で引っ張る事になった。
ロープ連結後、再び脱出作業開始。
ところが、完全に脱輪し、後輪の摩擦を失ったワゴン車はびくともせず、車二台分のタイヤの削れる臭いが拡がった。
手の空いている人達が持ち上げながら再度試みるも状況は全く変わらず。
しばらくしてからようやく救援が到着。
持参してくれたエアジャッキを駆使してワゴン車はようやく脱出に成功!
頭を下げてまわる運転手さん、「よかったねぇ~~」と言いながら解散する即席の救援チーム。
つまらない事が原因でやたらと敵を増やし、「やっぱり須坂ってのは...」と思っていた昨今。下らない仲間意識で縁をあっさり切り捨てる人間がいると感じていた。もちろん、そんな人間ばかりじゃないのは解っている。でも、人間だからマイナスに捉える所は誰にでもあるし、自分自身も決してそれは否めない。
困っている人を助けるのは当たり前だといつも思っている。
だから夕べのことを誇らしげになど思ってもいない。集まった見ず知らずの皆がきっとそうだったと思う。
夏の夜の暗い中、お互いの顔すらよく見えてなかった。そんな中で感じた「お互い様」の意識。
他人を助けた嬉しさよりも「やっぱり須坂は良い町なんだな」と感じた。
ひょっとしたら、夕べの出来事は視野が狭くなりかけていた僕に神様がくれたメッセージかもしれない。事態終結後、そんな風に思った。
そんな風に考えると、頭を下げてお礼を言ってくれた運転手さんやタクシー会社の人に「こちらこそありがとう」と言いたくなりました。