宮城の春夏秋冬

日々の事や私の趣味の事などを綴ります。
独り言なので異論もあるかとは存じますが宥恕賜りたく存じます。m(__)m

奥地蘭

2018年01月31日 | 古典園芸



大陸 奥地蘭「大紅朱紗」

先日、蕾が動き出していたのですが、今日になって綻んできました。
もう数日で咲いてくれそうですね。

この蘭はいわゆる支那春蘭とは違い、まだ開発されていなかった大陸奥地からの蘭と言う事で“奥地蘭”と呼ばれるグループなのです。
「大紅朱紗」はその中でも春剣蘭の仲間とも言われているのですが、未だきちんとした分類はされていないようです。

実は、赤い色が魅力のこの「大紅朱紗」は数十年前に中共から初めて我が国に導入された時に、赤い花として我が国の蘭界に驚きとともに迎えられたのです。
当時は、黄色い花や素芯の奥地蘭なども導入されて、蘭界のニュースター誕生かと騒がれたのでした。

思い出すのですが、苗物1鉢でも数万円。
花が咲く株に至っては1鉢で5万、10万円は当たり前という時代でした。(^^;)

当時はまだ手を出せるような価格ではなかったのですが、このグループは非常に強健で繁殖率も高かったのですぐに価格も落ち着いたのでした。
と言う事で、私も数年後には入手出来たのでした。

今では当時の品種は全く人気が無くなってしまい姿を見ることも少なくなってきたのですが、未だに支那大陸の各所から“奥地蘭”と言う事でいろいろな種類の蘭が導入されています。
まあ、初物だからと飛びつく事無く、落ち着いて自分の好みの蘭を探すのが最良なのだと自分は感じています。

と言う事で、当時の奥地蘭も数種類を未だに育てている私なのです。( ^ω^ )

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