「直前の記事の中間総括を、5度も6度も読み直してみた。その結果、理解の程度が深まったし、目的自体も拡大したので中間総括も判りやすいように書き直した」、とは直前の記事で記述した通りだ。
遠隔操作とは何なのか、その過程で「判り易く」判って来た(ような気がする)。要約すれば以下のようになるだろう。
自分は毎日ジムに通っているが、そこには20近くのPCがラウンジに置いてあって、誰でも使えるようになっている。普通のネット閲覧だけなら、そのまま見ればよいが、自分のGメ-ルを読もうとすると一定の操作が必要になる。
グ-グルを起ち上げて(普通はYAHOOなので)、自分のログイン名を入力する作業だ。で、この作業の直前まではPC自体はジムの所有物だし、画面も自分が(東京と呼ぼう)管理するものではない。然し、一旦ログインしてしまって、画面が変われば、それは既に東京の画面だ。同じことはネットカフェでWebメ-ルを読む時にも言える。
遠隔操作で、「東京が鹿児島のデスクトップを共有する」とは、ネットカフェでやる事を遠隔操作でやると同じことなのだろうと思う。
東京が、自分の所有物である東京の仮想ドライブの内容を、遠隔操作で鹿児島のPC(の画面、或は表示装置)を借りて読んでいるようなものだ。
つまり、物理的に鹿児島の居間にあるTV(パソコン)の前に座って、無線キ-ボ-ドを操作して、クロ-ムを起ち上げ、自分のログイン名でログインして、自分の所有する仮想ドライブの内容を読む作業を実際には東京のPCでやっているだけの違いで、それが遠隔操作の意味なのだろう(と思う)。
だとすれば、これとセキュリティ-の問題がどう結びつくかに問題の見方が変わって来る。
再びジムでのGメ-ルの閲覧(仮想ドライブの閲覧でも同じことだ)に話を戻す。これも、ジムの表示装置を使ってはいるが、表示されている内容は東京の物だ。閲覧が終われば必ず再起動する。再起動しないとグ-グルアカウントの履歴が残るからだ。
問題は、東京での操作で鹿児島のテレビPCを再起動(出来ると思う)した場合の遠隔操作への影響だ。
或は、逆に再起動しないまま遠隔操作のセッションを終えたらどうなるか、更に直後に青森が遠隔操作を始めたら、履歴は見えるのだろうか?直感的には、これらの問題は実験するしか解決出来ないだろうと思う。
手始めとして、システマティックにではないが、東京と青森のPCを同時に起ち上げて置いて、鹿児島のデスクトップに置いてある文書ファイルの位置を動かす実験を実際にやってみた。
まず、両者が同時に遠隔操作のセッションに入ることは可能(みたい)だ、と言うのは、両方のスクリ-ンで鹿児島のデスクトップが見えるからだ。そして、どちらかで文書の位置を動かすと、他方の画面にもそれが直ぐに反映されるが、ほぼ同時に動かそうとすると、片方の接続が自動的に切断されてしまう。何度やっても同じことが起きるので、操作は早い者勝ちなのだと思う。
さて、青森のPCから青森のグ-グルアカウントで鹿児島にアクセスする前に、クロ-ムの初期画面から左上のアプリメニュ-を開いて、グ-グルドライブを開いてみた。
勿論、その前提として、青森のグ-グルアカウントで新たに(と言うのは青森はグ-グルドライブを今日まで持っていなかったので)グ-グルドライブをダウンロ-ドしてインスト-ルしてあった。そして、その新たな仮想ドライブの中に、元々青森のデスクトップに置いてあった文書ファイルを貼り付けて置いた。
その状況で、何度もそれが青森の仮想ドライブとして機能している事を確認した。
具体的にはクロ-ムの初期画面の右上に表示される、今どのアカウントでクロ-ムを開いているかを見て確認した。その上で、今度は同じ画面の左上のアプリ集アイコンを開いて、その中に出て来るグ-グルドライブのアイコンをクリックしての確認だ。
因みに、遠隔操作用のリモ-トデスクトップのアイコンも同じアプリ集の枠の中にあるので、今までと同じように「マイパソコン」を選び、「今までと同じPINコード」を入力して見ると、鹿児島の初期デスクトップが当然表示される。
なので、次に今までと同じように9個の超ミニ四角形からなるアプリ集フォルダ-を開いて、グ-グルドライブのアイコンをクリックしてみた。
全ては、今まで東京のPCで行っていたのと全くの同じ手順で、PINコ-ドも全く同じだった。結論を言えば、失敗した。
セキュリティ-保護の観点からの失敗だ。で、そもそも、そうなるだろうとの予感、確信がグ-グルドライブのアイコンをクリックする前にあった。何故かと言うと、「デスクトップが東京と共有されている」との、いつも東京のPCを使っているときに画面の下の方に見えるメッセ-ジが見えたからだ。
つまり、この手順では青森のPCを使って、青森のグ-グルアカウントで操作していても、鹿児島-東京間(だけに通用すると思われる)のPINコ-ドを入力すると、結局東京の仮想ドライブが見えてしまう。
直感的には、東京-鹿児島のPINコ-ドと、東京-青森のPINコ-ドを別のものにしなければ、恐らくこの問題は解決しないだろう。
となると、鹿児島のTVパソコンを再起動して、アプリを再度起ち上げるのだろうか?そんな事は鹿児島の両親には出来ないし、仮に出来たとしても鹿児島のTVパソコンは2種類のPINコ-ド(最初に使っていたものと、新たに使い始めるもの)を認識できるのだろうか?
青盛のPCがネットカフェのPC的に挙動しているのは間違いないだろう。問題は青森のグ-グルアカウントまでは良いが、その先のPINコ-ドに元々東京とのやり取りのために使われていたのと同じコ-ドを使ってしまった事の問題だ(ろう)。。。
直感的にだが、恐らくこの問題は「他人のパソコン」オプションでも解決しないと思う。若しかしたら「マイパソコン」オプションでPINコ-ドを変えても無駄かも知れない。
究極的な解決策として思いつく唯一の方法は鹿児島のテレビに2個目のスティックPCを取り付ける事だ。幸いな事に鹿児島のテレビにはHDMIの端子が2個ある。入力の切り替えをリモコンで行えば良いだけだ。然も、スティックPCは2万円なので、無視して構わない。
あるいは、グ-グルの遠隔操作アプリが、内部的に、特定のPINコ-ドを使用したテレビパソコンと遠隔PCの組み合わせを複数記憶できるなら、青森用に別のPINコ-ドを用意すれば良いだろうが、悲観的だ。可能性は低いが試す価値はあるだろう。そもそも、最初のPINコ-ドを忘れてしまう事があれば、ご破算で最初からやり直す他はない訳だから。
なので、次回の覚え書では以下の実験を行った結果を記述することになる。
1. 「他人のPC]扱いで遠隔操作した場合に、東京と青森の仮想ドライブの中身を分けて鹿児島で表示出来るか、或は、そもそも遠隔地の仮想ドライブを鹿児島で表示出来るのか
2. 現状のままの「自分のPC]扱いで遠隔操作した場合、東京用と青森用の別々のPINコ-ドを用意すれば、上記の問題が解決出来るのか、或は、そもそも2種類のPINコ-ドを使った組み合わせは記憶出来ないのか
上の二つの実験で、すべての結果が否定的なら、当面は東京だけが鹿児島を操作する事にして、現在東京の自室で実験を繰り返している遠隔操作のシステムを、実際に鹿児島に運び込んで試験的な運用を開始する予定だ。
後、直ちに解決できないとは思うが、鹿児島で表示したい内容を選択出来るようにする事だ。現状ではリアルタイムで東京が操作している内容を鹿児島のTVに投影する事しか出来ない。それはそれで意義はあると思う。例えば、映像自体の音声もTVが出してくれるわけだが、それとは独立して、LINE等で説明する事は出来る訳だから。
難しいのかも知れない。鹿児島の親がリモコンではなくて、キ-ボ-ドを使って、共有を東京が許可したファイルを操作することになるからだ。キ-ボ-ドの特定のキ-を見つけるだけで30分もかかる親にそれを期待する事は無理なので、矢張りJAVAでプログラムを書くしかないだろうが、そのプログラムを起ち上げる事も無理かも知れない。。。
以下が鹿児島のTVパソコンの裏側だ。赤いのはUSBのハブで、ポケットWIFI、有線マウス、無線キ-ボ-ドとスティックPCが差し込んである。スティックPCの電源は壁コンからの直接供給だ。
以下はデッキ周りの緑と、そこになった熱帯果物で、大きさはマンゴ-位あるが、種ばかりで食べる所はない。