しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

他国(?)で年越し。

2011-12-31 20:00:29 | 日記

新幹線で帰省
31日はまだましかもって思っていたのは甘かった。
名古屋まではすっごく混んでた・・・。

お土産を買い忘れたので、岡山駅でおいしいいろんな味のワップルを購入
これなら普通の土産より喜ぶはず。

駅から自宅までは距離がある。
年末で忙しくしてるだろう親に連絡するのは悪いなあと思ったけど、
親から「まだなの~?」コールがあったから迎えにきてもらう。

車の中で親と話す。
3.11の話になる。
先日の報道特番を観たらしく、同じ日本のこととは思えないという。
魚も野菜も水も、私はかなり注意してる。
魚などの海鮮類は、もうしばらく口にしていない。
放射能のことも気にしてる。
もういくらかは影響を受けているのだろう・・・。
そのことを話すとものすごく驚いていた。

西日本が、まるで違う国のように思える。


自宅は12月に建て替えが終わり・・・・凄かった!!!
玄関に入った第一声は、
「ちょっとこれ、どこのホテル~!!!」
田舎で土地が有り余ってるとはいえ・・・。
母と妹の部屋にそれぞれ広いウオークインクローゼット。
すべてLEDライトだし。仏壇の灯りまでまでLEDってすごいよ・・・。
お風呂にエアコンついてるし、ジャクジーついてるし。
キッチンもシステムキッチンで広い。収納もたっぷり。

ああ、関東で超つましい暮らしをしてる私って一体・・・。
危機感いっぱいで生きてる私って一体・・・。
なんだこの西日本ののんびり感!!!!

しかも夕飯、バラ寿司で海鮮類いっぱいだし!!!

海鮮、ここでももうヤバいと思うよ・・・・。
一応、親に言っておく。産地偽ってるのもあるんだよ。


帰ったら楽なんだろうな・・・と思う。
一部屋、使っていない部屋があるから、
いつでも帰っておいで、と親は言う。

でも、あっちはあっちで知り合いもいっぱいいる。
生徒もいる。
そう簡単には離れることはできない。

親や妹が安心な場所にいるのはいいことだし、
私としては安心だから、
私は私でもうしばらくがんばってみる、と
決意を新たにする。


実家の居間でネット中。
私はもちろん、テレビは『ガキ使』。

だって紅白なんか嘘っぽくてもう・・・




11月の終わり頃に始めたこのブログ。
しょうもないことも書きながら、ついに年末を迎えました。
おつきあいくださってるみなさん、
今年もあと数時間ですね。
どうぞよいお年をお過ごしください。










環境だけは整いました。

2011-12-30 21:05:02 | 日記

悩みに悩んだ末、Mac Book Airをやっと購入。
すごく画面がきれいでびっくり
年末に念願かなって嬉しい限り。

学校で自分の席に割り当てられたパソコンって、ネット接続できないようになってる。
まあ、仕方ない。
情報漏洩しないようにしてるわけだけど、
3.11の時は情報がなくてみんなほとほと困った。

携帯電話だけが頼りだったけど、充電がすぐになくなった。
偶然机の中に入れてた電池使用の充電器があったからしばらくはなんとかなった。

後ろの席の先生だけが職場で唯一のMacユーザーで、
いつも職場用パソコンより自分のMacを使ってた。

ネットにも接続できるし、充電もたっぷりあったようで、
3.11時、その先生の画面から、西に住んでいる心ある中学生が
NHKのテレビ画面をUSTで流してくれているのを観ることができて、
そこではじめて津波のことを知った。
恐ろしいことになっていた。

その中学生が
「僕ができることはこんなことしかないので・・・」
と言ってたのが印象に残っている。

いや、ものすごくありがたいことでしたよ。
とっさの判断でそういう風にできるってすごい。
情報が大事なんだって判断が素晴らしい。
SPEEDIの情報知ってたのに流さなかったどこかの誰かさんとは違うね。

今、職場で自分用に使っているWindowsはいいんだけどいろんな意味で重いから、
携帯しやすい、いろんな意味で軽いのが欲しいなと思ってた。
Mac Book Airの一番小さいのだから、とりあえず重量的にとても軽い。

来年はMacも使って、仕事をサクサクできるといいな。
ツイッターなどのおかげで世界も広がって、
昨日は『神奈川をがれきから守る会』の立ち上げをツイッター上で目撃することにもなった。
早速フォローしたのは言うまでもないこと。

情報環境が整って、あとは自分が有益な発信者になれるかどうか

でしょうか・・・・。

















笑いのない人生なんて

2011-12-29 15:20:26 | 日記

年末の楽しみの一つといえば

人によっていろいろあるだろうけど、
私の場合は『お笑い』である。
うちの家族はみな、お笑い大好きである。
昔、土曜の昼は、必ず吉本新喜劇だったもんね。
毎週、ネタはたいてい一緒なんだけどね・・・。ぱちぱちぱっちんとか。

スマートな関東の笑いも小気味良くていいけど、
コテコテの西の笑いがやっぱりいまだに肌に合う。
根っから西の人間かもしれない。
笑い飯が出たての頃、『奈良県立歴史民俗博物館』っていうネタがあったけど(M-1で)、
妹と30分くらい笑いが止まんなかった。西田さんみたいな人形、いるいる!
今見たら、うーん・・・時代かしら。今はそんなに笑えないかも・・
勢いだよね・・・しかし「ええ土~」(笑)。


2009年の「鳥人」は笑ったかも。


この2人、私、同い年なんだよねえ・・クラスメイトにこんな人いたら・・・そのことが一番笑えるよ。

ともあれ、やっぱり年末くらいは笑わないと

今年は残念ながらテレビが見られない環境のままなので、
実家に帰ってみるのが楽しみ。

しかしネットとは便利なもので、
過去放送分のIPPONグランプリを観る。
・・・バカリズムさん、どっから出てくる、その発想
又吉さんも面白かったね。あの独特の空気がね。

夜中にひとり大爆笑。怖いだろうな近所は・・・・。

大喜利、好きなんだよね

幼児教室勤務時代にYAHOOのチャット上で、
ごくたまーに大喜利大会があって、よく参加してた。
やりたいなあ、また。

授業でも鑑賞でそれっぽいの(この絵をみて一言!)をやったことあって、
これ、かなり盛り上がりました。いつも興味なさそうな子も乗ってきた。
IPPONの『写真で一言』のノリで。

笑いって、周囲の空気が読めないと成功しない。
笑いが取れる人って、いろんな分野で成功する確率も高いと思うな。
笑いあるとこ、福も寄ってくるって言うし。


というわけで、来年1月2日深夜のIPPONグランプリも超楽しみです!

笑えない現実も目の前にあるけど、とりあえず笑って年越ししようじゃないですか。


笑いとはすなわち反抗精神である(チャーリー・チャップリン)








あまりに素敵な忘年会

2011-12-28 22:03:36 | 日記

朝起きたら、寒気。
う、やばい・・・
昨日、寒いなあと思いながら片づけしてたのが悪かったのだろう。

久しぶりに年末元気だったのに・・・・

でも今日は、友人たちとの忘年会の日。行かなくちゃ!!

てか、絶対行きたいのっ!!!

今日の忘年会は、横浜市で美術教員やってる友人2名と、
横浜駅のマルイのそばにあるスカイビル14階 スカイスパYOKOHAMAで
研究会で仲良くなった2人、結構気が合うのだ。


まずは1時間の溶岩浴。タオル3枚と着替えと炭酸水をもらう。なんだか豪華なの
しかも14時頃から入ったから、私たちだけの貸し切り状態!!

岩盤浴と基本的におんなじなんだけど、
5分、岩盤の上でうつぶせになって内臓を温めて、次の15分は仰向けになって身体全体を温める。
そのあと、水分補給で5分休憩 を3回セット繰り返す。
冷えていた身体がだんだん温まって、サラサラな汗がたくさん出てくる!!!
すっごく気持ちいい!
版画で冷水を使う作業があったから、
右手の甲がガサガサしてたんだけどつるつるに・・・・

その後スパに。ここも時間帯のせいかほとんど人がいない。
ゆっくりのんびりして、そのあと、新しい着替えまでもらってそのまま同じスパ内にあるレストランへ。

ノンアルコールのスパークリングドリンクで乾杯!!
ピザととろろそばとキムチチゲ鍋という無茶苦茶な組み合わせを注文。
お会計はお金じゃなくて、ロッカーキーに付いたバーコードで。
最後、帰るときにフロントでまとめて清算とのこと。

もう、ほんとにノンストレスなんだから!

学校のこととか教科のこととか、たくさん話す。
美術科の教員って、各校1名が普通だから基本的に孤独なんだよね。
こうやってたくさん話せるのは幸せ

あんまり話し上手でもないし、人づきあいもたぶんいい方じゃないけど、
今のところ、職場以外の友達サークルに複数属すことはできてる。
いい友達に恵まれてる

5時間コースであと1時間くらいあったから、リラクゼーションルームへ。
リクライニングシートがあって、映画チャンネルが!!
2010年度の映画がいっぱい入ってる!!

友達は『シュレック』と『豆腐小僧』を観てた~・・・・。
チョイスが若い

私は、『インシテミル』を観る。

でも途中で時間が。
暗鬼館のルールが語られた1日目とこで、残念ながら切り上げる。
映像でのあの後が気になるわ・・・

ここ、男性は宿泊できるらしい。泊まりたいな~

あまりに素敵な忘年会
全然気を使わないメンバーで、至れりつくせりの環境で

ここ、絶対来年も来よう!と3人で決意を固めたのでした。

東京からも行きやすい場所。みなさんもぜひ!!




年末は楽し 大掃除編

2011-12-27 18:22:54 | 日記
今年ももう年末。
とはいえ、押し迫ってきてる感じが全然しないなあ。


小さい頃だったら今頃は、
大掃除も大詰めで、おせちの準備に取り掛かっていた頃。
栗きんとん作る祖母を手伝ったっけ。
祖母と母の合作おせちは、本当に豪華で美味しかった。
そんな祖母も3年前に亡くなり、
実家では毎年の習慣だったおせちを作らなくなった。

母が近年、胃がんで手術をして胃が小さくなって食べれないものがあるから、
母の友人で、自然食品でおせちを作り続けている方に昨年まではお願いしてた。
今年はどうするんだろ

実家のことは置いといて、
自分ちはやっと大掃除に取り掛かる。
大掃除といっても、今年は

『断・捨・離を実行する!』

という・・・・要は捨てるものと使うものを分けて整理するだけ。
とはいえ、使うものと使わないものが混在していてさあ大変!

細かいのは、この調子じゃ、年明けだなあ・・・。

とりあえず洋服を整理した。もう絶対着ないのがたくさん。
本も一部整理した。小説でもう読まなそうなのがたくさんある。
けど、捨てるのは気が引ける。売れるかな・・・


まだ、一部しかやってないけど、
ああ、要らないものに囲まれて暮らしてたのね

でも、懐かしいものや面白いものも出てきた。

まずはマンガ!
買っているのを既に忘れてた・・・『美味しんぼ』とか、いつ買ったっけ???
バレエのマンガは大好きだからいっぱいある。
山岸涼子さんとか有吉京子さんとかのマンガがある。
有吉さんは絵が美しくて、山岸さんは物語で読ませる。
どちらも好き
山岸さんの『ヴィリ』、ついつい読みふける・・・・。

あと、生徒からもらったお手紙。
絶対捨てられないもの
幼児教室時代の、やっと文字がかけるようになった子の手紙とか、嬉しい。
「あ」とかがひっくり返っている。

昔、もうちょっと暇だったときに時々購入してた
ビンテージやアンティークガラスのアクセサリー店の案内を見つける。
教員になってからは、あんまり買わなくなってたけど、
そこのは安価で、アンティーク・ヴィンテージガラスやビーズが好きな人にはたまらないかも。

ホームページにアクセスにしてみると変わらず営業中で嬉しくなった。
クリスマスも結局何にも買わなかったから、自分へのご褒美にアクセサリーを購入。
andante*というお店。 http://andante-beads.com

旧西ドイツのヴィンテージグラスカボション。


これはアンティークものを模した新しいもの。ロザリオっぽくていい。


スワロフスキーヴィンテージのクリスタルで出来た可愛らしいリスのペンダント。


雪の降る夜が閉じ込められた、やはりドイツのヴィンテージグラスカボション。


4つ購入しても1万2000円以内。高くないよね。
てか、むしろ安すぎる!

来るのは年明け。楽しみ!

そんなこんなで、あんまり終わらない大掃除
ちっとも『大掃除編』じゃないや・・・。

明日は午後遊びに行くから、
(美術科の友人たちと鍋会のはずがいつの間にかスパで忘年会というバカな企画に変更になったため
明後日からまたやるぞ~!











職人の国 何処へ

2011-12-26 20:34:23 | 日記

原発関連のツイートから、
1級プラント配管技能士として原発現場で20年働きつづけ、
1997年1月に他界した平井憲夫氏の講演の映像を見た。

*以下は2時間近い映像の最初の10分間です。興味のある方は続けてご覧ください。
1-10 内部告発-原発- 平井憲夫氏の遺言




日本の原発の事故は、他の国と質が異なるという。
何が違うのかというと、
日本の原子力発電は『素人さん』が作り、動かしているというのが違うという。

昔は職人が現場で上手いこと技術を駆使して作っていた原発のプラントだけど、
1997年当時、日本ではすでに、現場を見たこともないような人が設計し、
その人たちが作ったマニュアルに従って、
ほとんど原発のことを知らない日雇いの人たちが実際は作っていて、
現場ではマニュアルで対応できないことが現実には多いから、
昔は職人さんが現状に合うように作り直したりしてたけど、
マニュアル通りに作るもんだから現状に合わず。
更に、人間の血管と同じように1本でもダメになれば全体に影響を与える配管の接合も
経験の浅い、素人同然の人がやるから、かなり適当だったらしい。
そりゃ、すぐに事故になるわ・・・。

ならば、原発で働く人に施される教育があると聞くけど、
それはなんなんだ、といえば、

「原発で仕事をしても大丈夫。」ということを繰り返し労働者に対して語って、
信じされるのが『教育』だったという。
この講演をしている平井氏も一時期、その教育に携わっていたという。
映像の中で、「オウムと同じことをしていたと思う。」と述べていた。

内部のことを知りすぎている平井氏は、海外に『技術支援』の名のもと、
飛ばされてしまう。
その後、自分の教育のせいで放射線障害が出始めた人を見て、
平井氏は仕事を辞め、内部告発を始める。



日本は細やかな仕事ができる『職人の国』だったのではなかったか。
職人さんは、使う人に対する配慮や優しさを表現する人だったのではと思う。
それが、今ではとりあえず形がそれなりならOK、お金が入れば…的ないい加減さ。

短絡的かもだけど、
技術や美術の時間が学校教育から減らされていくのもわかるわーという感じ。
技術なんて、家庭科と合体してるから更に時間が少ない。ひどい。

謙虚で誇り高い日本人は何処に行った?

来年の美術の授業で、これを語ろう。
一教師として、責任を持って子どもたちに伝えるべきことだと思う。










この世にヒヨコがいる限り

2011-12-26 00:27:28 | 日記
どうでもよいけど、

ブログのプロフィールの写真、



どれにしようか迷う。
全生物の中で、もっともヒヨコが好きだ!

だって、どこから見ても可愛い。
どう表現しても、だいたい可愛い。



これなんか、たまんない。

迷ったけど、プロフィールのやつにしました。
どれも捨てがたいからご紹介しました。
ここまでヒヨコ好きってことは、前世でヒヨコだったのかもしれない・・・。
だとすると結構嬉しい。

寝る子に益なし!

2011-12-25 23:24:25 | 日記
久しぶりに何にも予定がない日だったから
さあ、大掃除!!
と思ったけど、寒い・・・。

こたつに入っているうちにうとうと・・・。


う、寝てしまった!!!
バカみたいに寝てしまうな・・・こたつがあると。
別にこたつのせいじゃない、意志薄弱なせいだけど。

結局、全然大掃除進まず・・・。
けどあと数日の間に絶対やんなきゃ。

大掃除が除染になるらしい。
放射能は見えないから、どのくらいそれに囲まれているのかはわからないけど、
身近にきっとあるはず。
東京目黒区では今日、L字側溝で毎時0.4マイクロシーベルトが計測されたと。
チェルノブイリでは毎時0.5マイクロシーベルトで警戒区域だったらしいから、
関東も相当やばい。
ちなみにうちの近くは毎時0.08~0.12マイクロシーベルトくらいみたい。
ほんとにここに住み続けるのか私・・・。
そろそろちょっと考えなきゃいけないね。

とにかく放射能も、普通の汚れも
ついでに心のもやもやも全部取り除いて新年を迎えたい。


それにしても、最近ほんとによく眠る。
一時期、12月の初めごろか、原因がわからない腹痛がひどくて、
なかなか治らなくて全身がだるくて、
とにかく寝てたけど、それからよく寝るようになってしまった。
通常時は4~5時間の睡眠時間が、ここ1週間くらいは7、8時間とか。
もともと睡眠、足りてなかったのかな。
あとやっぱり
こたつで寝るの幸せなんだもんね・・・。

昔、何かの本で、
「やたら眠いときは変化の時。眠気は変化の前兆。」
というのを読んだことがある。
ならいいなあと思うのだけど。

自分ちは置いといて、
とりあえず明日は出勤して美術準備室の掃除予定。

そしたら疲れて、明日もよく寝るんだろう。


寝る子は育つっていうけど、大掃除も終わんないし、
全然、益がないんだよねえ・・・・・。

っていうか、
クリスマスどこ行った!!クリスマス~!!!!

(トナカイスタイルを変えなきゃね、そろそろ。)








ディープな女子会クリスマス

2011-12-24 22:28:11 | 日記
午前中は静々とステンドパネル制作。ずいぶん進んだなあ。

そして午後からは工房でささやかなクリスマスパーティー
参加者は、土曜メンバーの30代である私を含む4名と、
他の曜日レギュラーの50歳代の元保育士のNさん、
プラス先生と先生の旦那さんの計7名。
先生の旦那さんは遅れての参加ということで、準備は6名で。
買い物班と準備班に分かれて12時頃から準備開始。
私は準備班で、チーズとトマトときゅうりを使ったオードブルを先生と作る
先生が鴨料理を持ってきてくださる。私は食べれないけど・・・。

買い物班が帰ってきてびっくり!
ハンパない量の鳥の唐揚げ・・・・。30歳代女子が御所望だったとか。恐ろしい。
ポップコーンやらポテトチップスやらポッキーやらチーズやらジュースや梅酒、カクテル。
サンドイッチ、サラダ、エビマヨもある。ホールケーキも!!!
Nさんお手製のおこわも。豊富だ~!!

ワイン好きの先生とNさんが大量にワインを持ち込む・・・・
昨年は先生と先生の旦那さんとNさんで4本空けたらしい。
私はだいたい、飲むときはジュースのようなカクテルくらいしか飲まないから、ワインは冒険だ
とりあえずグラスに4分の1くらい注いでいただく。


いろいろあったけど、クリスマスに乾杯!!!

ってことで飲んだり食べたり。しゃべるのはNさんの専門。
出てきたのは占いの話だった。女性は好きなのね。

大泉の母から銀座の母、新宿の母にみてもらった時の話を伺う。
すごい。
朝の暗いうちから並んだりするらしい・・・。
今は病気で活動してない新宿の母がすごく当たったらしい。

ワインを飲むペースが異様に早い先生とNさんの目が据わってきた。
酔ってる。
先生は旦那さんとのなれそめの話を語るし、
Nさんは親戚やお姑さんとの確執の日々を語るし、で内容がディープになってきた。
30歳代ってか、私には結構ディープ。
自分たちには語る人生なんてまだまだないなーと悟る。

さらにNさんの、この話はすごかった。

顔を合わせる度に嫌味を言われ、
お姑さんとの日々が辛いという相談を新宿の母にしたときに、
彼女がこともなげに、
「大丈夫よ、もうすぐお姑さん亡くなるわよ。」
と言ったという。
まるで病気もしてなくてピンピンしてたお姑さんのことをそんなふうに言うものだから、
なんだ当たらないんだろうなと思ったという。

しかしその1週間後くらいに、
なんとお姑さんは交通事故で突然この世を去ることになったのだ。

新宿の母は、30分でいろんな話を聴いてくれたけど、銀座の母は、1件につき、はい3000円ね、
ってどんどん料金が加算されてたから、お金儲けに走る人は当たんないのよ。

とは、Nさん談。


そうこう話しているうちに旦那さんもおずおずと登場。

女性ばかりのところに来るのは、気が引けるねー

とおっしゃる。うちの父くらいの年齢の紳士である。

それにしても女子会にしては、平均年齢相当高めだよ・・・。

そんなこんなで30代はほとんど聴き役で、ディープなお話を拝聴しつつ日が暮れてきた。
Nさんが携帯を気にしはじめて会話が途切れがちになってきたので、そろそろお開き。
鳥の唐揚げ、あんなにあったのに、みんなよく食べたよなあ・・・・

最後に旦那さんからのサプライズプレゼントが全員にあり、ほっこりしながら帰宅の途につく。

しかし今日は女子の人生を走馬灯のように、パノラマのように俯瞰した。
恐ろしき、ディープ女子会クリスマスイブ!!!

いや、でも楽しかったよん♪














クリスマスプレゼントン

2011-12-23 20:38:28 | 日記
夕ご飯はなすカレーにした
帰り道、飲食店の前でカレーのディスプレイを見て、美味しそうだったからついついマネ。

今日はこれを食べたらステンドのカッパー巻き作業だ。
今日はステンドの工房で父へのお土産をフュージングガラスで作った。
明日も行くから、明日の午前中は通常のステンドパネル制作ができるように準備。

で、明日の午後は工房でご飯持ち寄りパーティなんだ!!
何を持って行こうかなーと悩み中。楽しい悩み。

クリスマスは特番の番組があるっていうのに、うちのテレビはアナログのまま。
なので、華やかな歌声も映像もうちには無縁・・・。
意識的にテレビなんかいらない!と思ったわけでもなく、忙しいからテレビ観ないしってことでこのままなだけ。
でも、冬休み恒例の夜中の映画はみたいんだなー。実家での楽しみにとっておく。

世の中は素敵なクリスマスだから、自分にも何かプレゼントしたいなあと思う。
1年間頑張ったからね。サンタさんは子どもにしか来てくれないからなー。

小学生の頃は、ローラースケートとか、ウオークマン(懐かしー・・・)とか、キーボードとか。
親が買ってきて、24日の夜中にそっと枕元に置いといてくれたっけ。
25日の朝、大喜びした。
今思うと、両親の粋な計らいである。
そういえばベッドの脇に、ほんとに赤い靴下つるしてたなあ


で、大人になった今、サンタさん役も、もらう方もやむなく自作自演。
スマートフォンもいいな。新しいパソコンもいいな・・・。コートもいい。

今日、ステンドの帰りに電気屋さんに寄ってみてこようかなと思ったけど、
あまりの寒さに、一刻でも早く家に帰りたくなって諦める
サンタさんダメダメである。明日余力があったら見に行こう・・・。

クリスマスといえば、昔読んだ『クリスマスプレゼントン』という絵本を思い出した。
内容をあんまりはっきりと覚えていないんだけど、鈴木康司さんの、雪の中の大冒険のお話だったと思う。
なんか、クリスマスっぽくて楽しかったなあ、という記憶がある。そういう印象を残せるのはいい絵本だ。
ていうか、『クリスマスプレゼントン』という音が可愛い。楽しげだなあ。
クリスマス気分ぴったし!

テレビで盛り上がるのもいいけど、静かにしみじみクリスマス気分を味わうのも悪くない。
クリスマスイブはまだ明日だけど、今日からもうすっかりクリスマス気分だ!











お休みに憧れて

2011-12-23 00:21:57 | 日記
お休みに入った!
夏休み明けから走り続けて、待望の冬休み!

今年の冬休みはカレンダーが優秀で、なんと18日間。
素晴らしい・・・・。
管理職の方々から、
「休みのときぐらい、ゆっくり休んでください。」
と言われた。日曜日、たいてい学校にいたからね。
・・・ぜひ、そうさせてください。

やりたいことはたくさん。
仕事もしたい。(自宅で)
大掃除、年賀状書き、帰省はもちろん、そして京都観光!!!
全部を12月中って思っていたけど、とてもじゃないけど日が足りないみたい。
京都は、やっぱり宿泊したい。ガイドブックを時々ペラペラめくってみて、
寺社仏閣もいいけど、北白川あたりの雑貨屋さんなんかを見るのも面白そうだと思う。
1人でも安心して宿泊できるゲストハウスもあった。ワクワク。

でもいつもそうだけど、休みに入ってしまうと日がたつのが早い。
だから、今日って最高潮に幸せなときなのだ!!

ここ数年毎年、お正月に実家の近所の神社でお祓いをしてもらっている。
実家は仏教だけど、そこは適当な日本人ゆえ、ぜんぜんそんなこと関係ないっ。

幼い頃から出入りしている神社だから、帰省したら必ず『挨拶』に行っている。
30歳代女性って、ほぼ毎年、何かの厄年だったりする。前厄・本厄・後厄、エトセトラ。
お祓いのお値段は5000円以上の『御心付け』が基本。
冷蔵庫のようにキンキンと冷える境内に、シャンシャンと気持ちの良い鈴の音が響きわたる。
人気の神社なので、毎年、すごい混みようだ。お祓いも30人単位で1回。それでもたくさんの人が順番を待つ。
古式ゆかしい装束を来た人が、不思議な抑揚で祝詞があげ、自分の名前と住所とお願い事が読みあげられる。
みなさん、神様に健康とか家内安全をなどをお願いしている。
住所を読みあげてるから、わざわざ岡山から神奈川の我が家へやってきて守ってくれてるのかなと思う。

おかげで、30代の連続厄年は何事もなく過ぎた。

今年、実家が建て替え工事をして、ちょうどこの12月に新しい家が完成した。
母からのメールでは、「もう快適! 毎日気持ちがいい!」
と大満足だから良かった。悲しいかな、私の部屋はもうないのだけど・・。
60歳代の両親が幸せに暮らしていける家なら、それが一番いい。
帰省するのもいつもにもましてワクワク。

休みはいいなー。小学校の時、望みは何?って母に聞かれ、

毎日が休みなこと!!

と答えたら、忙しい中に休みがあるから休みが嬉しいのよ、と笑われた。
もともと怠けものだから、大学時代まではやっぱり毎日が休みがいいなーと思っていたけど、
働きだして、やっぱり母の言ってたとおりだなあと思う。この緩急がいいのだ。

憧れが強いぶんだけ、お休みへの期待感、ハンパない!










こたつで振り返り

2011-12-22 04:39:09 | 日記
・・・うわー、4時だ・・・

やっちゃったよ、こたつで寝ちゃったよ・・。
明日で生徒の登校も今年最後。
昨日の学校の大掃除で疲れきって、夕飯を食べてぼんやりしてたら
眠くなってしまって、こたつにもぐりこんでぐー。

こたつって、幸せ
ふとんの中だと、寒くてなかなか寝付けない。
身体の末端が冷たくて眠れない。
何度も寝がえりを打って、ふとんがあったかくなったらやっと眠れる。
でもこたつなら、最初からぽかぽか。
1時間だけこたつで寝よう!と思ってたのに、
・・・たぶん途中起きたけど、8時間くらい寝てるわ・・・・。

これはなにより贅沢だな・・。
こたつで寝ると身体に良くないって言うけど、この満足感。
心にはいいみたいだよ。

年末だけど、年賀状の準備もまだだし、自分ちの大掃除もまだ。
やらなきゃいけないときはたくさんあるけど、ぜんぜんだな・・・。

もう1年間、仕事だけで突っ走ってきた感じ。
昔、手相に凝っててみてもらったとき、

仕事運はいいねー!
と言われたのは当たっている気がする。運がいいというか、仕事だけはやたら多い。
金運には特につながってないみたい・・・残念。家庭運はあんまりないらしい。
そういえば、小さい頃から家庭をちゃんと体験してない。親はいつも仕事でいなかったし。
そもそもどういう状態がちゃんとした家庭といえるのかよくわかんないなあ。

人間、歳を重ねればきちんとしてくるのかなと思いきやそうでもないらしく、
「先生って、大人って感じがしないしゃべり方するし~。」と中学生に言われてしまう始末。
「じゃあさ、『正しい30歳代の話し方講座』やってよ~、受けるから。」とか、私も言ってしまう始末・・・。
全然昔と変わらない。高校時代、授業中に友達とバカな手紙交換してた頃と一緒。
このままきっと歳を重ねるんだろう。ただもう、健康でいられるといいな。

そしてなぜか生徒から、日本人ぽくないよね先生、と頻繁に言われる。
いや、フルに日本人、海外に行ったこともございませんよ・・・。
大人っぽさも危うければ、一歩も日本を出たこともないのに日本人らしさすらも危ういっていう。
あ、イギリスの小説好きだから、英国人ぽいってこと!?だと嬉しいんだけど、たぶん違うだろうな・・。

属すべき集団に全然属してない感満載で。ざんねーん・・。


でも1年間みなさんのおかげで幸せでした!! 
なんだかんだ仕事は楽しかった! 
もうそれでいいや。


とかなんとか考えながら、でもまだこたつから出られない・・・・。

このまま朝焼けをみるぞ!






















非常事態は隠される

2011-12-20 22:16:31 | 日記
12月17日に福岡で行われた小出裕章氏講演会(録画配信)をUSTでみた。
先日のブログにも書いたけれど、小出氏の「放射能汚染の現実を超えて」を読んで、
この人はどんな人なんだろう、とツイッターで検索をかけたら、
前日に行われたというこの講演会の配信のアドレスが出てきた。
これは、みろと言われているような気がした。
人は、自分に必要なものを自然に引き寄せるものだ。

21時からスタートして、23時過ぎまでやっていて、質疑応答のところはさすがに疲れてみれなかったけど、
あまりに恐ろしい現実が、わかりやすく説明されていた。とんでもないことが起こっている。

2時間以上の講演会を簡略に説明することなんてできないけど、
要は、レントゲンや原子力などを扱う職業の人たちが立ち入り、
そこで使った作業着や作業用具すら外に持ち出してはいけないとされている放射線管理区域の線量に匹敵する放射線が
大気中に普通に存在する地域が広大にできてしまって(関東の一部も入っている)、
その土地にはもう、人は住んではいけない、ということだ。
そしてそこに人を帰らせようと日本政府はしているということ。

USTのスタートでは、確か100人ほどだった視聴者が、終わりごろには1100人を超えていた。
みるべきだ、もっとたくさんの人が知るべきだと思った。
テレビでは報道されない情報。こういう情報にアクセスできるという意味では、良い時代になった。

ツイッターでフォローしている人で、5月にお子さんを連れてイタリアへ移住した方がいる。
この方が、毎日ものすごい量のツイートをする。
危ないことに早く気付いて、と言わんばかりに、原発関連事故の恐ろしさの様々な具体例や他の人の発言のRTの嵐。
最初はなんなんだ、解除しようかな・・・と思っていたけど、ある日、この人が、
「私は助けたくて必死で叫んでいるのに、日本に住んでいる多くの友達は、私が神経質すぎると笑っている。
もう、やめようか・・・でも諦めたら、みんな終わりなんだ。もうちょっとがんばろう。」
というような悲痛なツイートしていた。

今もずっとフォローしている。今日も恐ろしいツイートがあった。
(今日RTするので、ツイッターでフォローしている方は良かったら読んでみてください。)

みんなが普通の暮らしを続けている中で、非常事態を叫ぶ声は、かき消されてしまう。
もしくは、叫ぶ人間の神経が疑われてしまう。
非常事態をいち早く感じ取るのは、きっと「母親」の立場の人だろう。
子どもを守ろうとする本能は、何よりも強く、敏感だ。

私は母親ではないし、残念ながら今後もおそらくなることはないだろうし、
こんなことがあった後に、もし妊娠できることがあったとしても、正直にいえば、産むのを恐れてしまう。

今が非常事態であることは、いろんな人の言動からひしひしと感じられる。
そして、一応、子どもを預かる仕事をしている身として、
非常事態であるということを肝に銘じていかなかればと思う。

情報は洪水のようにあるけど、最終的には、自分の直観や本能を信じて、
隠されているものを探し出さなければいけないんだろうな・・・。









限りなく理想に近く

2011-12-19 21:52:20 | 日記

朝ご飯を抜くとめまいがする。だって朝、食べる時間がないんだもんね。

今日は朝から特にめまいがひどかった。
世界が揺れる・・・。授業準備があるけど、
何か食べないと。授業でぐらぐらするわけにはいかない。

1時間目が何もなかったので、10分くらい歩いたところにあるスーパーに行く。
ドライポイント(凹版画)で、インクをふき取るのに最初からウエス(ふき取り用布)を使うと
膨大な量になるのでもったいなくて、最初のふき取りはキッチンペーパーで代用してる。
完全に貧乏性以外の何物でもないけど、これで結構インクが取れる。
そのキッチンペーパーがなくなりそうだったので、それと食べ物を買いに。

ツナのパンとキッチンペーパーを抱えて美術室へ。職員室で朝から物は食べ辛い。
ツナのパンをもぐもぐ食べながら、今年はめまいが続くような1年だったなとふと思う。
あ、ツナパンにあったかい美味しいコーヒーがあれば言うことなしだったなあ。

授業が始まるまで、前日の授業で洗い方が雑だった生徒の凹版を洗浄する。
水が冷たい。
でも、無心に作業してるときは疲れない。

朝の美術室はいい。心地よい。
窓から薄い光が差し込んできて、細かいちりがキラキラ光る。
窓を開け放って空気を入れ替える。その後ストーブをつける。
汚れていたら掃除をする。雑巾で机を拭く。授業の準備をする。


毎日毎日、同じことを繰り返してきた。
そんな美術室での授業は今年あと3日。

派手なことは何もなくて、この小さな美術室が私の主な世界だった1年。
生徒が来ない時間帯は、調べ物をしたり、物を食べたり、作品を作ったり。
(生徒のいる時間がほとんどだけど・・・。)

閉じこもるように生きているけど、こういう風にツイッターやブログを書いたり読んだりすることで、
他人とつながり、世界が広がった。

自分の足元をちゃんと固めつつ、でも広い世界も見たい。それが可能になった1年でもあったな。
静かに暮らしたい。でも人とはつながりたい。あくせくは嫌だ。いつもゆったりしていたい。

理想まで、あとちょっとかも。



来年こそは、ちゃんと朝ご飯を優雅に食べられるくらい、心と時間に余裕のある生活を。













表現する勇気

2011-12-18 20:17:16 | 日記
朝から美術部の生徒3人を連れて、とある公立高校の美術科専攻展へ。
前任校での卒業生が「自分の作品も出すので、ぜひみにきて!」とメールをくれたので、
一人でふらふら行く予定だったのだけど、
生徒に話すと興味を持ったので一緒に行くことに。

卒業生は前任校の時の美術部の部長で、今回の作品は映像とデザインだった。
映像作品が印象的だった。

戦争の中での被害者は、殺される人だけでなく殺すという強烈な経験をしてしまった兵士も、である。

という社会的メッセージの強い内容で、他の生徒さんたちのふわふわした感じと違っていた。彼女らしい。
高校2年で、頼もしい。一応、教えていた身として、彼女の作品を誇りに思った。
同時に、いろんな表現法を試せる環境にこんな若い時からいられるなんて幸せだなあとうらやましく思う。
うちの美術部員たちにも、ぜひ目指してもらいたい高校だ。

で、中学生たちも感動しつつ、このまま地元駅まで送り届けようと思っていたら、
「先生ー、おなか減ったよ~。」と言い出したので、作品展を見た駅の中のサイゼリアへ。
お互い感想なんかをいいながらのんびりご飯を食べていると、13時を過ぎてしまった。

実は今日、もうひとつ行きたいところがあった。もちろん一人で。
埼玉の丸木美術館。

Chim↑Pom展「LEVEL 7 feat. 広島!!!!」。
Chim↑Pomといえば、3.11のときの、渋谷の「明日の神話」に原発の絵を別に描いてつけ加えたグループだよね・・・。



この作品展のことは、今日、ツイッターで流れてきた情報で知った。でも今日が最終日!!

以下が概要(美術館ホームページより抜粋):

すべては2008年秋、Chim↑Pomが作品制作のため広島の原爆ドーム上空に飛行機雲で「ピカッ」と書いたことからはじまりました。この行為は、多くのメディアで報じられるとともに、ネット上ではバッシングが起こり、被爆者団体代表を前にChim↑Pomが謝罪会見を行なうまでの社会的騒動となりました。予定されていた広島市現代美術館での個展も「自粛」というかたちで中止となり、Chim↑Pomは、作品として発表する機会を奪われたことで、その意図を伝えるべき手段をいったんは失いました。(省略)
本展は、Chim↑Pomがヒロシマからフクシマ、核や放射能と日本の関係をテーマに制作してきた活動を一堂に見せる初の機会であり、彼らの活動の集大成となります。2008年10月の「ピカッ」騒動から2011年5月の「明日の神話」事件など社会的騒動となった作品を、点ではなく線として鑑賞いただくことで、Chim↑Pomが真に伝えたかったこと、彼らのエネルギーがきっとみなさまに伝わると考えます。

うわ・・見たいっ。しかも今日は、本人たちがきて、トークがあるらしい。
生徒を地元駅まで送り届けて14時。美術館まで約2時間ちょっと。閉館16:30・・・。
池袋まで行って、東武東上線のホームで電車を待つ。しかし着いても閉館ぎりぎりだし・・・。

残念ながら諦めることにした。
落ち込みながら新宿まで戻り、せっかくだからと紀伊国屋書店へ。
最初は美術関係書籍をみていた。雪の結晶ばかりの写真集がいいなと思うけど、いまいち気持ちがのらない。
自然と足は社会問題書籍の棚へ。
原発関連の本はたくさん出版されている。

その中で、「今、もっとも信頼される研究者」として、
京大原子炉実験所助教授の小出裕章さんの本が数冊置かれていた。
中身を少し読み、この人の本を購入する。わかりやすい文章だったし、
子どもむけにも放射能についてのわかりやすい本を書いている人だった。

「放射能汚染の現実を超えて」

この本は、チェルノブイリの事件の4年後、1992年に出版されたものだけど、今、緊急復刊されている。
帰りの電車の中で読む。
この人は、視野が広い。

日本は食料の7割を輸入に頼っているから、本が出版された当時、汚染された食料の輸入を規制しなければ
と、市民団体が政府と戦っていたとき、著者は、
自分たちが輸入しなかった食料は、発展途上国やそれよりもっと貧しい「第三世界」の人々がなんの情報も与えられず
食べることになる。でもそれはおかしい。
原子力の恩恵を受けてきた先進国は、その責任もとるべき。
食料を受け入れるべき。
もちろん、汚染が人間にもたらす影響を科学的に研究しているから、子どもにはできるだけ汚染の少ないものを与えるべきだけど、
核実験で地球上の大気、水、土壌は既に汚れており、一回なされた汚染は、人間には消し去ることが不可能だから、
問題は、汚染された食べ物を誰が引き受けるのかということで、先進国がその責任を負うべきだ。

としているのだ。人間の差別の上に、原子力とそれを擁護するシステムは成立していると。
人間の差別がなくなれば、必然的に原子力はこの世からいらなくなるのだ、と。

そして、宮澤賢治の言葉も引用していた。


世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない。(中略)
個性の優れる方面に於て、各自やむなき表現をなせ。 (『農民芸術概論概要』より)


科学的なデータばかりが出てくる本だと思って購入したら、
それは、自らの生き方を問うもので、感動してしまった。


自分なんて何にもできないと思っていたけど、
卒業生の作品や、小出氏の本を読んで、
自ら考えて何か発することが、
世界を少しでも良くする力になるかもしれないと思い、

勇気が出た。