しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

ガラスと愉快な仲間たち

2014-11-23 23:13:08 | 日記

連休も中日。
何もなかったら京都に行きたかった、この陽気!
今頃、京都は紅葉できれいなんだろうな。


昨日は朝から夕方まで、ステンドのガラスを削りまくっていた。
ガラスを削る機械であるルーターとその周囲が粉だらけで掃除が大変だった。
制作中の作品が大きくて、それに伴ってガラスパーツも多いので、
一日頑張って、やっと画面半分のガラス削りができたほどだった。
何とか12月にハンダ付けまで行きたい。

夕方、同じところで制作をしている方の作品展を見に、ステンド仲間とともに下北沢へ。
三連休初日の街は賑やかでワクワクする。
下北沢へはここ数年行ってなかったので、
こんなにお店がいっぱいあるんだ!とびっくり。
のぞいてみたいところがほんとにたくさんあった。
丸一日いても飽きないだろうなあ。


ウインドーショッピングをしながら、目的のお店へ。
駅から徒歩約2分くらいで、人通りもかなり多い通り沿いにある小さな白い瀟洒なギャラリー。
ここを1日だけレンタルして、
三姉妹でトールペイント、刺繍、ガラスなどの技法を駆使して制作した小物を展示販売するという企画。
私の知り合いは、三姉妹の一番下の方。
私はこの方の小鳥のオーナメントがとても好きで、
夏の工房作品展で展示してたものを今回販売するというので楽しみにしてきたのだった。



とてもリアルな造形の小鳥だけど、制作者いわく、
他のものを作ったあとの端ガラスを適当に組み合わせて鳥の形にしてるのよ、とのこと。
だからみんながガラスゴミ箱に捨ててる端材が欲しくてしょうがないのよ!と(笑)。

でも適当に作って、あんなにリアルにかわいくなるわけないよ~!と思う。
センスの成せる技かなあ・・・。



目的はステンドグラス作品だったにも関わらず、
お姉さん方の制作された刺繍などもとても素敵だった。
姉妹合作のステンドの飾りのついている鏡で、表布に刺繍が施してあるのが気に入ってしまい、
小さいのと大きいのと2つも買ってしまった。ブローチも!

もちろん小鳥オーナメントも購入。1羽なんと1000円、安過ぎる!!
かなり細かい作業で手間がかかっているのに1000円じゃあ・・・・その倍以上してもいいのに。

ものすごく真剣に選んで2羽を購入。
今、うちの窓辺でくつろいでいる。




それにしても手作り品を見るって、どうしてこんなに楽しいのだろう。
世界で1つしかないって思うと、もうほんとに一生懸命、
ワクワクしながら宝探ししてるみたいな気持ちになる。


帰りに「忙しい中、来てくださってありがとう。」と小さな包みをいただいた。
そして私たち3人ともガラスのみの作品展をやろう!という話にまで発展した。
それもとてもワクワクする話だった。
いつの間にかメンバーとして数えてもらっていたのも光栄だった。



下北沢で仲間とお茶してるとき包みの中をみたら、小さなお菓子が。
こういうのも嬉しい。



お茶を飲みながら、自分たちの作品展もああでなくっちゃという話になった。
私たちの作品は、あくまで雑貨なのだ。
楽しくなくちゃ、ワクワクがなくちゃ。


来た人がワクワクできるような品揃え、展示の仕方、ちょっとしたおもてなし。
楽しんでもらえるようなもの。宝探しのようなものがいい。

私は非売品のパネル展示が多いけど、2人は販売する小物を中心に作っているので、
作品数や種類を少し増やそうという話や、
ガラスへの照明の当て方、
小さなしゃれたお菓子をお土産にしようかとか話し合いの内容も増えた。


ガラスの鉢植えが一番売れたという話も見にいったときにきいたので、
ガーデニングに凝る方はガラス小物とも親和性が高そうだと思った。
なので、仲間が過去に作ったことのあるテラリウムを3つ制作することにもなった。

ガラスが好きな世代は、比較的年齢層が高い世代だと思われる。
私たちがお店にいた時間帯、入ってきた方々はやっぱり年齢層高めだった。
ガラスって、特にステンドはなんとなく古くさいイメージがあるし。。。。



3月が近づくにつれて、考えることはもっと多くなるだろうけど、
ワクワクできる空間を作りたい。

今回の三姉妹の一番下の方たちと春か夏に、
あともう一つ、美術科の教員の友人とも作品展をする予定があるから、
これからたくさん作らなければいけないけど、
とにかく一人じゃないのが心強い。
自分一人でできないことは、仲間と協力してやることができる。




近年、最も幸せなことは、
ガラス制作や仕事を通して前向きで愉快な友人たちに恵まれたことだと思う。


一人では、きっと何もできなかった。
































もう一つの風景

2014-11-15 00:46:42 | 日記

久々の残業、そして夜更かし。
金曜くらい。



最近は出来るだけ早く帰って早く寝ることにしていた。
先週あたり、薬を服用しなくちゃいけないことになってしまっていたので、
できるだけきついのは飲まなくてもいいように自己治癒力を高めようと。


処方された中で一番強い副腎皮質なんたらという薬だけは断固として飲まず、
残り3種類の眩暈止めなどの弱めな薬を合計6日間飲み続けて、何とか不調から脱出できた。
しかし無理をすればまた薬のお世話にならなければいけなくなるだろう。
薬は、飲んでいる自分が情けなくなるので、できるだけ飲みたくはない。
何かに依存してる心が、自分で気に喰わない。



そんな調子だったから今日のように21時過ぎても職場にいることは珍しかった。
気がついたらあと数人しか職員室には人がいなかった。
それでも今日中にテスト作成はなんとかカタをつけたかったので頑張っていたら、
アイスクリームとおにぎりをおごってもらった。職場の人はみんなとても優しい。


これからしばらくはテストやら3年の進路成績やらで忙しくなるけれど、
12月に楽しいことが待っていれば頑張ることができそう!と思って、
興味のあった『変わりおせち料理』と『お正月飾りを自分で作る』の、それぞれ1日講座に申し込んでみた。





祖母が存命中で元気だった頃は、
12月末からおせち料理の仕込みに、私たち子どもたちも借り出されたものだった。
とても簡単な仕事ばかりだったけれど、暮れの幸せなせわしなさで、
おせち料理作りはとても楽しい思い出の一つだ。
お手伝いとつまみ食いは、もちろんセットだった。

といってもほんとに枝葉末節のお手伝いばかりで、何かまとまった料理を習ったというわけでもない。
今にして思えば、祖母にいろいろ習っておけば良かった。


祖母が亡くなり、母が台所を仕切るようになると、
いつもたくさん余ってしまう自家製のおせち料理は、
作っても無駄なものとして、いつの間にか実家のお正月の風景から消えていた。
その代わり、ここ数年は買ってきたおせちが申し訳程度に食卓に出るくらいだった。
私はそれがなんだかさびしくて、なんとかしたいなあと実家に帰る度に思っていた。



だから今年の年末は、実家で変わりおせちを作ってごちそうするんだ。

そんなことを思っていたからだろうか。
今朝、こんな夢を見たのだった。




夕焼けか朝焼けかわからないけど、とてもきれいなオレンジと青のグラデーションの空が窓から見えている。
外はとても静かで、かすかに鳥の羽ばたきの音が聞こえる。
これは実家での『音』そのものだ。


私と妹、父、母、そして亡くなっているはずの祖母の5人が同じ食卓でごはんを食べている。
他にも会話はあったかもしれないけど、これしか記憶に残っていない。


「こんな時間に、みんなで食事ができるのはほんとに幸せね。」


私以外の誰かが発したこの言葉を聞いて、ものすごく心があったかくなって幸せな気がした。
そこで目が覚めたのだった。



この夢のせいか、今日はずっと心がぽかぽかしていた。
廊下を歩いていたときに3年生から、
「先生、今日なんかいいことあった?」と聞かれたくらいだ。
現実の世界では、食事なんて急いでるし一人のことが多い。
それなのに、夢なのに、このぽかぽか感。


現実の生活はまだまだハードだけど、
もう一つの現実である心の中の風景が自分を励ましてくれている。
心の中の思いも寄らぬ風景は、一体どこからやってくるのだろう。
不思議でならない。












































熱は何から?

2014-11-03 14:58:34 | 日記
もう11月。
年賀状印刷の広告がきたりして、今年もなんだかんだでもうすぐ終わる。

大きな行事である文化祭を無事終えて、
あとは後期中間テストと進路成績を出すというのが今年の残された大きな仕事となった。

実家でも母がクリスマスオーナメントをもう台所に飾っているらしい。
ガラスの小鳥やら天使やら。早い・・・。
退職してからも非常勤講師をしている母は時間にも余裕ができてすごく日々の生活を楽しんでいる。
父も、教育関係の講演会の依頼が意外とあるらしく、適度な忙しさで頭を惚けさせる暇もなく、旅行にも行っている。
普通に働いているときから、そういう生活ができればいいのになあ。


こっちはまだクリスマスどころではない。
文化祭の前から体調が優れず、微熱を繰り返してめまいが頻発した。
4週間近く、微熱が続いている。
微熱が数週間にわたって続くことは数年に一度はあるのだけど、
疲れるのでそろそろ治って欲しい。


土曜参観日だった先日は、朝の電車内でめまいがひどくなって電車を降りた。
学校に連絡して、落ち着くまで降りた駅で待ってから再び電車に乗って出勤した。


出勤すると主任の先生や副校長先生が玄関で待っていてくれた。
めまいがひどいとまっすぐに歩けないけれど、学校へつく頃には気持ち悪さが残っているだけだった。
とはいえ、参観日で授業の予定も保護者に配布されているので、
その日の4時間分の授業はとにかくやった。
授業になると説明もあるし、机を回って指導もあるしで、しんどいなんて言ってられない。
しかも参観日! 
保護者の方が、たくさんではないけど数人は毎時間いらっしゃっていた。


授業に空きがなかったことが気が抜けないから返って良かったかもしれない。
クラスでの帰り学活や掃除を終えたあと、部活はもともとなかったから早退させてもらった。
帰りは気が抜けて、電車内ではぐったりだった。
帰宅してひたすら寝た。


病院へ行きたいけど、土曜、早退できた時間帯はもうやってなかった。
日曜も、今日のような祝日も調べたけれど、めまい外来はやっていない。
平日休むと、いろんな人に迷惑をかける。
かといって、完全に体調を崩すともっと迷惑をかける。
平日、午後だけ休みをもらって病院へ行くのがベストか。

とはいえ、副担任の先生が生徒指導専任で午後は出張のことが多い。
クラスは手が空いている先生にお願いするしかない。
私のクラスの副担任の先生、今の学校に来てからは毎年こういうふうにしか組んでもらえない。
仕事が嫌いな人か、忙しくて学校にいない人か・・・。

仕事が嫌いな人が副担任だったときは、病院に行きたくて休むときも嫌な顔をされた。
子どもに接するのがめんどくさいらしいのだ。なんで教員やってんだよ・・・。

昨年の校長面接の時、「副担任の先生は仕事をきちんとする人にしてください。」とはっきり言っといた。
管理職も、そのときの副担任が仕事嫌いなことは知っていたらしいけど、
「あなただったら、極力仕事休まないから誰がついてもいいと思って。」と言われてがっくりした。

今の副担任の先生は、生徒指導専任だけあって子どもの心を大切にする、とても明るくて良い先生だ。
しかし、午後は高確率でいないのだ・・・・。
これではまるで、あなたは一人で仕事して、と言われているようなもの。


とりあえず今は寝るのが薬だと思ってたくさん寝ている。
教員は、何より体力がいる。子どもたちの元気さは並じゃない。



もしかしたら、
多少放浪癖がある私が最近旅行に行ってないことがストレスになってて熱が出てるのかも!?
と思うので、
京都のガイドブックでも買ってきて読んでみるか。