連休も中日。
何もなかったら京都に行きたかった、この陽気!
今頃、京都は紅葉できれいなんだろうな。
昨日は朝から夕方まで、ステンドのガラスを削りまくっていた。
ガラスを削る機械であるルーターとその周囲が粉だらけで掃除が大変だった。
制作中の作品が大きくて、それに伴ってガラスパーツも多いので、
一日頑張って、やっと画面半分のガラス削りができたほどだった。
何とか12月にハンダ付けまで行きたい。
夕方、同じところで制作をしている方の作品展を見に、ステンド仲間とともに下北沢へ。
三連休初日の街は賑やかでワクワクする。
下北沢へはここ数年行ってなかったので、
こんなにお店がいっぱいあるんだ!とびっくり。
のぞいてみたいところがほんとにたくさんあった。
丸一日いても飽きないだろうなあ。
ウインドーショッピングをしながら、目的のお店へ。
駅から徒歩約2分くらいで、人通りもかなり多い通り沿いにある小さな白い瀟洒なギャラリー。
ここを1日だけレンタルして、
三姉妹でトールペイント、刺繍、ガラスなどの技法を駆使して制作した小物を展示販売するという企画。
私の知り合いは、三姉妹の一番下の方。
私はこの方の小鳥のオーナメントがとても好きで、
夏の工房作品展で展示してたものを今回販売するというので楽しみにしてきたのだった。
とてもリアルな造形の小鳥だけど、制作者いわく、
他のものを作ったあとの端ガラスを適当に組み合わせて鳥の形にしてるのよ、とのこと。
だからみんながガラスゴミ箱に捨ててる端材が欲しくてしょうがないのよ!と(笑)。
でも適当に作って、あんなにリアルにかわいくなるわけないよ~!と思う。
センスの成せる技かなあ・・・。
目的はステンドグラス作品だったにも関わらず、
お姉さん方の制作された刺繍などもとても素敵だった。
姉妹合作のステンドの飾りのついている鏡で、表布に刺繍が施してあるのが気に入ってしまい、
小さいのと大きいのと2つも買ってしまった。ブローチも!
もちろん小鳥オーナメントも購入。1羽なんと1000円、安過ぎる!!
かなり細かい作業で手間がかかっているのに1000円じゃあ・・・・その倍以上してもいいのに。
ものすごく真剣に選んで2羽を購入。
今、うちの窓辺でくつろいでいる。
それにしても手作り品を見るって、どうしてこんなに楽しいのだろう。
世界で1つしかないって思うと、もうほんとに一生懸命、
ワクワクしながら宝探ししてるみたいな気持ちになる。
帰りに「忙しい中、来てくださってありがとう。」と小さな包みをいただいた。
そして私たち3人ともガラスのみの作品展をやろう!という話にまで発展した。
それもとてもワクワクする話だった。
いつの間にかメンバーとして数えてもらっていたのも光栄だった。
下北沢で仲間とお茶してるとき包みの中をみたら、小さなお菓子が。
こういうのも嬉しい。
お茶を飲みながら、自分たちの作品展もああでなくっちゃという話になった。
私たちの作品は、あくまで雑貨なのだ。
楽しくなくちゃ、ワクワクがなくちゃ。
来た人がワクワクできるような品揃え、展示の仕方、ちょっとしたおもてなし。
楽しんでもらえるようなもの。宝探しのようなものがいい。
私は非売品のパネル展示が多いけど、2人は販売する小物を中心に作っているので、
作品数や種類を少し増やそうという話や、
ガラスへの照明の当て方、
小さなしゃれたお菓子をお土産にしようかとか話し合いの内容も増えた。
ガラスの鉢植えが一番売れたという話も見にいったときにきいたので、
ガーデニングに凝る方はガラス小物とも親和性が高そうだと思った。
なので、仲間が過去に作ったことのあるテラリウムを3つ制作することにもなった。
ガラスが好きな世代は、比較的年齢層が高い世代だと思われる。
私たちがお店にいた時間帯、入ってきた方々はやっぱり年齢層高めだった。
ガラスって、特にステンドはなんとなく古くさいイメージがあるし。。。。
3月が近づくにつれて、考えることはもっと多くなるだろうけど、
ワクワクできる空間を作りたい。
今回の三姉妹の一番下の方たちと春か夏に、
あともう一つ、美術科の教員の友人とも作品展をする予定があるから、
これからたくさん作らなければいけないけど、
とにかく一人じゃないのが心強い。
自分一人でできないことは、仲間と協力してやることができる。
近年、最も幸せなことは、
ガラス制作や仕事を通して前向きで愉快な友人たちに恵まれたことだと思う。
一人では、きっと何もできなかった。