5日間取れる夏休み、今日が最後の5日目。
朝からステンドに勤しんだ。
あとは留め金と鎖をハンダでつけ、
薬品をつけて仕上げるだけとなったサンキャッチャーだったけど、
2つ分の鎖しか工房になくて注文。2つはなんとか完成した。
今年も9月中旬に工房全員の作品の展示会があるので、
それにとりあえず出せるように。
『干支シリーズ』4点とサンキャッチャー3点を出す予定。
今日はウイークデーなので、普段会うことのない主婦メンバーの人たちと一緒になった。
といっても、展示会や打ち上げなどではお互いが常連で顔見知りなので、
「久しぶりね~!!」みたいな感じで迎えてもらった。
で、「そういえば先生達って、生徒来ないからずーっと夏休みなの??」って聞かれた。
やっぱり、不思議なんだろう。
子どもたちが学校に来てないから、仕事ないんだろうと思われてるんだなあ・・・。
いえいえ、いっぱい仕事があります!(←心の声!!)
私の場合は、作品採点、鑑賞文を読んで評価、小学校との連携授業の計画書作成、
最初の方には5教科の補習会の手伝いもあったし、美術科の補習会(7日間も!)もあった。
そうそう、部活もあった。横浜市の美術部展に向けて作品制作の指導は大変だった。
学区で夏祭りがあれば巡回に借り出されるし、夜店の手伝いの仕事もしたりもする。
9月からの授業の準備もあるし、連絡票のコメントも考えなければいけない。
私が担当している美術科としての受け持ち人数は640人超、
結構、時間が足りない。
しかし教員以外の人は、教員は楽だと思っている。ひどいなあ・・・・。
ここはしっかり言わねば!!
「いえ、教員も夏休み自体は5日間しか取れませんが、
年休を夏に消化する人が多いので、まとめて10日ほど年休もプラスして休んで、
海外に行く方もいます。私は日帰りで京都でしたけど・・・・。」
言ってて虚しくなった・・・・京都日帰り。
来年は!来年こそは!!
・・・・チケチケとステンドやってるかもしれない・・・。
丸一日工房にいる予定だったので、お昼は近くのパン屋さんで、
アボガドと卵のサンドイッチを買って来る。
食べてからまた制作再開。アクセサリー制作、久しぶりだ。
フュージングガラスを、今回はクリアのガラスじゃないものを選んだ。
落ち着いた感じの色味が気に入った。
小さいガラス10種類くらい、2500円分ほど購入。
鮮やかな色は作っても自分が全くつけないので、
アンバーとか白とか、アッシュグリーンやブルーなど、
鮮やかでない色味にしておいた。
集中して作ったら、いつの間にやら19個も作っていた。
「そんなにたくさん作ったら、売るしかないでしょう~」
と言われて、いやー、こんなの売れないですよ!!と言ってたら、
どうやら、話しかけてきた主婦の方は11月に下北沢でスペースを借りて販売する予定だという。
一緒に出してみる?と声をかけていただいたけど、
3姉妹で作品を出す予定だというので、
全くの他人である私が入るのはなんか変だろうと思って辞退した。
しかし、売るとしたら、どういう風に値段設定するのがいいんだろうという話になった。
例えば、私が今日作っていたペンダントヘットは、
前から持ってたフュージングガラスと今日購入した2500円分のガラスを
ほんの少しずつ使って作っている。だから厳密には原価がよくわからない。
ただ、焼成費は19個で2000円を支払っているので、焼成費は1個につき105円ほど・・・。
デザインを考える、ガラスを切る、(ルーターで削る)、洗浄、接着・・・・
・・・という手間はいくらに換算されるのだろう。
今日、私がステンドを教わっている先生が作った作品がテレビで紹介された。
工房で夕方、先生とスタンバイしてテレビを観た(笑)。
麻布十番の万華鏡の専門店に先生の作品を置いてもらっているのだけど、
その作品。お店がつけた値段にびっくり。
なんと78万円!!
確かにものすごく大きい作品だし、手間も膨大にかかっているものだけど、
78万円にはかなり驚いた。
昨日、美術部の生徒と美術館鑑賞会として、東京国立近代美術館に行ってきた。
これ。「現代美術のハードコアは実は世界の宝である」展。長いわ・・・。
ここでは、作品や作者の紹介だけに留まらず、現代美術のマーケットについても言及されていて、
なんでこの絵が40億~!? みたいな話が観た後に持ち上がるような見せ方だった。
あと、コレクターって重要だろ?みたいな暗示がほうぼうに・・・。
芸術作品の金額の付け方って、正直よくわかんないよ~~。
もし自分の作品を売るならいくらにする?という話になって、
今日作ったペンダントヘットなら、うーん、1個1200~1500円の間くらいかなあと思った。
それくらいまでなら、自分だったら買ってもいいと思える値段だから。
しかし、もっと厳密に儲けやらなんやら考えなければいけないのだろうから、
商売には向かないんだろうなあと思う。
で、夕方、前からずっと行きたいと思っていた企画展、
今日、夜間開館で21時まで開いていると知って、ステンドから直接向かった
東京都現代美術館。
これ。ミッション『宇宙×芸術』。
とにかく難しい内容だったけど、美しかった。
人間臭い魅力ではなくて、光や形、動き、そのものが美しい。
美しい、というのはいろんな方向から使われる言葉だけども、
美しいという言葉を煮詰めまくって出てきた結晶のような美しさ?
・・・例えが上手くはできないけれど、とても純度が高い無機質な美しさか。
プラネタリウムでは、寝転んでみられるようになっていたので、
暗い会場に横たわってみる。
まるで自分たちがいる大地が動いているかのような不思議な体験をした。
星々が見え、オーロラ?や桜?が見えた。
小さい頃からプラネタリウムが大好きで、
高校生になっても元気がなくなると一人で見に行っていたので、
とてもとても胸が熱くなった。美しさが懐かしかった。
芸術衛星から送られて来るデータで作られている作品、というのもあった。
というか芸術衛星というものが今年の始めに打ち上げられていたなんて。
宇宙との交信みたいに、信号と光が点滅する。
私たちが日々思っていることとかちっちゃいちっちゃい!!と思ってしまう。
宇宙の法則、命・・・とにかくスケールが大きかった。
あと、くじ引きで当たったら、ロケットの部品がもらえるという企画には笑った。
なにそれ面白いじゃん!!当たりたかった!! 白い玉が出た・・・・。
それにしても芸術って範囲が広過ぎて、何が何だか。
現代美術館の展示は、美しい科学館じゃないか?って思った。
でも、「芸術家個人の内的宇宙の成長」と「本物の宇宙」の成長っていうのは、どこかでリンクしているのでは?
という解説は、何故だか説得力があった。
宇宙の構造を真似て、私たち自身が小さな宇宙だから・・・。
行って良かった。こういう展示は個人的には大好きだから。
夜間開館に行ったのは初めてだったけど、とても落ち着いて鑑賞できて良いものだった。
人も多くないし静か、みんな熱心にみている。
これからも「みたい」展覧会があったら、夜間開館時間(があるところのは)に行こうかな。
現代美術館から清澄白河駅までの道を迷わなければ、今日一日はパーフェクトだった!
来る時の道を覚えていたつもりだったんだけど。しかも何回も来てるんだけど。
わからないことや知らないことが、
こんな歳になってもあいかわらずたくさんあるんだなーと感じた一日だった。
朝からステンドに勤しんだ。
あとは留め金と鎖をハンダでつけ、
薬品をつけて仕上げるだけとなったサンキャッチャーだったけど、
2つ分の鎖しか工房になくて注文。2つはなんとか完成した。
今年も9月中旬に工房全員の作品の展示会があるので、
それにとりあえず出せるように。
『干支シリーズ』4点とサンキャッチャー3点を出す予定。
今日はウイークデーなので、普段会うことのない主婦メンバーの人たちと一緒になった。
といっても、展示会や打ち上げなどではお互いが常連で顔見知りなので、
「久しぶりね~!!」みたいな感じで迎えてもらった。
で、「そういえば先生達って、生徒来ないからずーっと夏休みなの??」って聞かれた。
やっぱり、不思議なんだろう。
子どもたちが学校に来てないから、仕事ないんだろうと思われてるんだなあ・・・。
いえいえ、いっぱい仕事があります!(←心の声!!)
私の場合は、作品採点、鑑賞文を読んで評価、小学校との連携授業の計画書作成、
最初の方には5教科の補習会の手伝いもあったし、美術科の補習会(7日間も!)もあった。
そうそう、部活もあった。横浜市の美術部展に向けて作品制作の指導は大変だった。
学区で夏祭りがあれば巡回に借り出されるし、夜店の手伝いの仕事もしたりもする。
9月からの授業の準備もあるし、連絡票のコメントも考えなければいけない。
私が担当している美術科としての受け持ち人数は640人超、
結構、時間が足りない。
しかし教員以外の人は、教員は楽だと思っている。ひどいなあ・・・・。
ここはしっかり言わねば!!
「いえ、教員も夏休み自体は5日間しか取れませんが、
年休を夏に消化する人が多いので、まとめて10日ほど年休もプラスして休んで、
海外に行く方もいます。私は日帰りで京都でしたけど・・・・。」
言ってて虚しくなった・・・・京都日帰り。
来年は!来年こそは!!
・・・・チケチケとステンドやってるかもしれない・・・。
丸一日工房にいる予定だったので、お昼は近くのパン屋さんで、
アボガドと卵のサンドイッチを買って来る。
食べてからまた制作再開。アクセサリー制作、久しぶりだ。
フュージングガラスを、今回はクリアのガラスじゃないものを選んだ。
落ち着いた感じの色味が気に入った。
小さいガラス10種類くらい、2500円分ほど購入。
鮮やかな色は作っても自分が全くつけないので、
アンバーとか白とか、アッシュグリーンやブルーなど、
鮮やかでない色味にしておいた。
集中して作ったら、いつの間にやら19個も作っていた。
「そんなにたくさん作ったら、売るしかないでしょう~」
と言われて、いやー、こんなの売れないですよ!!と言ってたら、
どうやら、話しかけてきた主婦の方は11月に下北沢でスペースを借りて販売する予定だという。
一緒に出してみる?と声をかけていただいたけど、
3姉妹で作品を出す予定だというので、
全くの他人である私が入るのはなんか変だろうと思って辞退した。
しかし、売るとしたら、どういう風に値段設定するのがいいんだろうという話になった。
例えば、私が今日作っていたペンダントヘットは、
前から持ってたフュージングガラスと今日購入した2500円分のガラスを
ほんの少しずつ使って作っている。だから厳密には原価がよくわからない。
ただ、焼成費は19個で2000円を支払っているので、焼成費は1個につき105円ほど・・・。
デザインを考える、ガラスを切る、(ルーターで削る)、洗浄、接着・・・・
・・・という手間はいくらに換算されるのだろう。
今日、私がステンドを教わっている先生が作った作品がテレビで紹介された。
工房で夕方、先生とスタンバイしてテレビを観た(笑)。
麻布十番の万華鏡の専門店に先生の作品を置いてもらっているのだけど、
その作品。お店がつけた値段にびっくり。
なんと78万円!!
確かにものすごく大きい作品だし、手間も膨大にかかっているものだけど、
78万円にはかなり驚いた。
昨日、美術部の生徒と美術館鑑賞会として、東京国立近代美術館に行ってきた。
これ。「現代美術のハードコアは実は世界の宝である」展。長いわ・・・。
ここでは、作品や作者の紹介だけに留まらず、現代美術のマーケットについても言及されていて、
なんでこの絵が40億~!? みたいな話が観た後に持ち上がるような見せ方だった。
あと、コレクターって重要だろ?みたいな暗示がほうぼうに・・・。
芸術作品の金額の付け方って、正直よくわかんないよ~~。
もし自分の作品を売るならいくらにする?という話になって、
今日作ったペンダントヘットなら、うーん、1個1200~1500円の間くらいかなあと思った。
それくらいまでなら、自分だったら買ってもいいと思える値段だから。
しかし、もっと厳密に儲けやらなんやら考えなければいけないのだろうから、
商売には向かないんだろうなあと思う。
で、夕方、前からずっと行きたいと思っていた企画展、
今日、夜間開館で21時まで開いていると知って、ステンドから直接向かった
東京都現代美術館。
これ。ミッション『宇宙×芸術』。
とにかく難しい内容だったけど、美しかった。
人間臭い魅力ではなくて、光や形、動き、そのものが美しい。
美しい、というのはいろんな方向から使われる言葉だけども、
美しいという言葉を煮詰めまくって出てきた結晶のような美しさ?
・・・例えが上手くはできないけれど、とても純度が高い無機質な美しさか。
プラネタリウムでは、寝転んでみられるようになっていたので、
暗い会場に横たわってみる。
まるで自分たちがいる大地が動いているかのような不思議な体験をした。
星々が見え、オーロラ?や桜?が見えた。
小さい頃からプラネタリウムが大好きで、
高校生になっても元気がなくなると一人で見に行っていたので、
とてもとても胸が熱くなった。美しさが懐かしかった。
芸術衛星から送られて来るデータで作られている作品、というのもあった。
というか芸術衛星というものが今年の始めに打ち上げられていたなんて。
宇宙との交信みたいに、信号と光が点滅する。
私たちが日々思っていることとかちっちゃいちっちゃい!!と思ってしまう。
宇宙の法則、命・・・とにかくスケールが大きかった。
あと、くじ引きで当たったら、ロケットの部品がもらえるという企画には笑った。
なにそれ面白いじゃん!!当たりたかった!! 白い玉が出た・・・・。
それにしても芸術って範囲が広過ぎて、何が何だか。
現代美術館の展示は、美しい科学館じゃないか?って思った。
でも、「芸術家個人の内的宇宙の成長」と「本物の宇宙」の成長っていうのは、どこかでリンクしているのでは?
という解説は、何故だか説得力があった。
宇宙の構造を真似て、私たち自身が小さな宇宙だから・・・。
行って良かった。こういう展示は個人的には大好きだから。
夜間開館に行ったのは初めてだったけど、とても落ち着いて鑑賞できて良いものだった。
人も多くないし静か、みんな熱心にみている。
これからも「みたい」展覧会があったら、夜間開館時間(があるところのは)に行こうかな。
現代美術館から清澄白河駅までの道を迷わなければ、今日一日はパーフェクトだった!
来る時の道を覚えていたつもりだったんだけど。しかも何回も来てるんだけど。
わからないことや知らないことが、
こんな歳になってもあいかわらずたくさんあるんだなーと感じた一日だった。