しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

不調の原因!

2012-01-31 21:21:41 | 日記
今日はなんだか眠くて仕方なかった。
昨日はこたつじゃなくて、きちんと寝たのだけど。
生徒の制作カードにコメントを入れながら、どうしようもなく眠くなって、
机の上に突っ伏して5分だけ目を閉じる。

今日はあんまり仕事できそうにない。

明日の授業の準備だけとりあえずやって、帰りを急いだ。
うちの学校でも、そろそろインフルエンザ流行の兆しあり。
私も体調が良くないのかな・・・と警戒してみる。

学校からの最寄り駅近くに本屋があって、帰る時いつもその前を通る。
いつもはたいてい素通りしていくのだけど、
今日は自然と足が向いたので入ってみる。
何か欲しい本があるわけでもなかったけど、
こういう時の『本との出会い』は、
今の自分に何かヒントをくれるもののような気がして、
なんとなく本を眺めてみる。
小説、マンガ、雑誌、ハウツー本・・・いろいろ見てみるけど、
ぱっと欲しいなあと思う物はなかった。

うーん、調子も良くないし、やっぱ止めとこう・・・。
と、店を出ようとしたとき、目に入った。

沼田まほかるさんの本。

まず、著者名が印象的なので、去年の夏頃から気になっていた。
しかし今まで読んだことのない著者の本を読むのは、
新しい人との出会いにも似ていて、結構パワーがいる。
夏は何かとパワーダウンしていたから、止めておいた。

ここで会ったが100年目!
買うしかないなーと思い、深く考えず買う。
何冊かあったけど、「アミダサマ」というのを買う。
ストーリーが面白そうだった。

通勤電車は、まだ私が帰る時間帯はそんなに混んでいない。
普通電車はなおさらガラガラ。
本が読みたいときは、普通電車にずーと乗って帰る。
電車はこうなると、移動図書室だ。

著者の経歴がなんだかすごいことになっていた。
主婦→尼僧(実家がお寺。離婚して実家の家業を継いだ。)
→コンサルタント会社経営→(倒産)→50歳を過ぎて書いた初めての小説で受賞。
→小説家デビュー

・・・もうその人生が小説になりそうだわ・・・。
電車内で少し読む。
導入部分で引きつけられる。
夕ご飯の買い物してるときも続きが気になって仕方ない。
今だって、これを書いてるより、
早く続き読みたいわっ!って思ってる(笑)。
まあ、これは日課だから書く。

この本が何を自分に与えてくれるのかは知らない。

けど、ちょっと冬眠していた好奇心が、
目を覚ましつつある気はする。
今日は眠くて仕方なかったのに、
今は本を読みたくてウズウズしてるもの!!!

私が調子悪かった原因は、
『好奇心欠乏症』だったのかも?!







成績つけられちゃったかも!

2012-01-30 22:23:45 | 日記
新しい週が始まって、しかももうすぐ2月。
寒くて仕方ないけど、今日の午後は外で学年レク!
けど昼間は意外と外はポカポカ暖かくて。
空の雲が不思議な形をしてて、
子どもたちが準備体操してる間、ずっと空をみてた。
背骨とあばら骨みたいな形した雲。
勤務時間中、空をぼんやり眺める時間はないから、
なんだか不思議な気持ちだった。

今日のレクは学級委員たちが考えた「おみくじボールリレー」。
なんか、うちの学年、レク=リレーという不思議な図式ができている。
なぜだろう???

バスケットボール、バレーボール、サッカーボール、テニスボール、野球ボール、卓球のボール
の6種類のボールを、走る直前におみくじを引いて選び、それを頭の上に両手で持って走るという、
めっちゃ斬新?なリレー。
クラス対抗リレーである。

最初は「寒いしめんどくさい!」とか言ってたうちのクラスの面々たち。
しかしこの人たち、「クラス対抗」ってところで燃えるらしく、
昼休みに集まって大真面目に作戦会議までやってる・・・・(笑)。
普段はかっこつけてても、
実は冷めてないところが、うちのクラスのいいところでもある。

結果はアンカーで接戦の末、2位。
私は、クラスの子たちが頭の上にボールを掲げて走る姿が無邪気でなんとも面白かったので、
かなり担任的には満足だったんだけど、
「2位」ってことがよっぽど悔しかったらしい(笑)。
「3位だったら、なんか諦めもつくけど、2位っていうのがっ~!!!!」
と子どもたちが帰り学活でさんざん愚痴っていた。

なんともかわいい中学2年生。
まあ、4月から受験生だけど。


月曜からかなりの残業で、疲れ果てる。
帰りに自分に甘く、Tully'sの、超熱めで作ってもらった豆乳ラテを飲みつつ帰る。
外での飲食は控えるつもりだけど、つい・・・・。

3年生の成績処理、そろそろ始めないとマズい。
みんな頑張って作っているものに成績付けるの辛い、この季節。
そういえば、創作童話の公募、連絡ないな・・・。
さてはダメだったかな・・・。残念。
私も成績付けられちゃったかなあ。

自己流ではなくて、ちゃんとしたスクールにでも通って、
正式に童話の書き方を勉強した方がいいのかなーと思う。
一応、ここいいなってところはあるんだけど、
今の自分の生活のどこに組み込めばいいのか、ちょっと難しくて。
でも、興味あるから資料だけ取り寄せて読んでみてる。
すこうし、時間ができたら、通ってみるかな。
仕事も大事なんだけど、小さい頃からの夢は、
なかなか諦めきれない。
ただ往生際が悪いだけかもなんだけど・・・。

子どもたちはいっつも頑張ってるんだから、
私も夢に向かって、いっちょ頑張ってみるかなー。












WSD未満!

2012-01-29 20:52:03 | 日記
午後からIID世田谷ものづくり学校へ。
2回目のドローイングワークショップに参加するために、
前回のWSでいただいたドローイングのレッスンプリントをスケッチブックに何度も模写して練習した。
復習はカンペキ!
今日は前回よりちょっと高度なドローイングということで、期待と不安を抱えていく。

たまたま急行に乗れてしまったので、40分も早く着いてしまった。

前回、早めに教室の前まで行ったら、講師のハザードさんが思いっきりアップルパイを召し上がってて
完全に休憩モードだったので、申し訳なくて引き返そうと思ったら、
「ダイジョーブデス~。」とおっしゃったので、
もぐもぐしてる先生と一緒にいたけどなんかちょっと気まずかった(笑)。
なので、今日は時間ギリギリに教室に上がろうと思ってたから、
1階の「Go Slow ゆっくりカフェ」へ。
外食はできるだけ控えるつもりだから、デリを食べるのはやめたけど(超食べたかった!!!)
基本的にここは旧池尻中学校の校舎を利用したところなので、とっても冷える。
カフェの中は暖房が効いてそうだったから、飲み物だけ、と入る。

私には特になじみ深い教室の引き戸を開けると結構混んでいた。
おしゃれな若者が雑誌を読んでたり、文学青年らしき人が小説を読んでいたり、
外国人の夫婦がデリを食べていたり、犬同伴で散歩の途中にお茶しにきてる人がいたり。
ソファで寝てる若者もいて、ほんとに「Go Slow」な雰囲気。
豆乳ラテで時間までのんびりする。

ギリギリに教室へ上がると、
今日は満員御礼、参加者は定員きっちりくらいだった。

人体の解剖学的構造と、動きのあるドローイング。
2時間ほど、集中して描く。理路整然としていてわかりやすい。
みんな真剣そのもの。
たった2時間なのに、人体ドローイングの一番大切な部分を押さえることができたように思う。
教え方がいいって、ほんとに大事だなあ。

WS後、先日お願いした中学生のWSの件のお話を少しだけハザード先生にさせていただいた。
部活で希望をとったら10人以上希望者がいたので、ぜひお願いしたいです、とお伝えすると、
先生が大変喜ばれ、
「アリガトーゴザイマース!」と。
こちらがなんだか恐縮してしまった。

悩みの種は参加費だけど、1人1500円くらいでなんとかなりそう。
大人は参加費3500円もするから、1500円は特別価格だ。
でも会場は、IIDを使わせていただくとしてもお金がかかる。
いつもお金で悩むんだよね・・・。まあ、数時間だけなら安い値段で借りられるので、
それなら最終手段は自腹でもいいか・・・。うーん。
日程も希望の日をお伝えした。
スケジュールを押さえてもらって、一応の交渉成立。
作ってた「ワークショップデザイナー(WSD)」の肩書きが入った名刺をお渡しする。

これ、使ってもいいのかしら?といつも思う。
それに見合う活動、そんなにまだできていないもの。
青学の第1期でご一緒させていただいた方々の活躍ぶりはみなさんほんとに素晴らしい。
他の期の方々も華々しい。
落ちこぼれ?第1期生の私は、なんとか、それこそ「Go Slow」な感じ。

まだまだ本格WSDへの道のりは遠い!
かなり!













お久しぶりです!

2012-01-28 23:20:33 | 日記
昔、大学で演劇やってた頃、先輩の卒業公演で使われてた曲。
懐かしい。劇のシーンとともに思い出す。
とても素敵な劇だった。
脚本を書いた先輩は、劇団をひっぱっていく才能溢れる人だったけど、
劇の道は捨てて、卒業後すぐ同じ劇団の役者さんと結婚して会社員に。
よくよく考えてみたらそういう人生を暗示させる内容の劇でもあった。
先輩の決意の現れだったんだろう。
1こ上の先輩たちは本当に劇作・スタッフ・役者ともに皆素晴らしかったけど、
何故かみんな、演劇の道には入らなかった。

なんて美しい曲・・・と思ったのも今は昔。
でも今聴いてもやっぱり美しい。
また出会えて嬉しかった。



Vocalise ( Rachmaninov) : Natalie Dessay.

休日は休日らしく

2012-01-28 19:57:26 | 日記
先週行けなかったステンド工房。
のんびりと午後から制作。表側だけ完成した。
裏もハンダでとめるために、木枠と板からステンドを初めて外した。
大きいしたくさんガラスを使ってるし、完成品は結構ゴツいのかなあと思っていたけど、
光に透かしてみたステンドは、とても華奢だった。
氷のように透明で、ところどころに気泡や白い色が入ったガラスが好きでよく使うのだけど、
今回も多くの部分にそれを使っていて、
まるでそれが本物の氷みたいにみえて、光に透かすと溶けてしまいそうだった。
氷みたいなガラスに囲まれて、明るい青がきらきら光ってきれいだった。

思っていたよりも儚い感じになりそうだった。
こういうのが、ガラスの魅力かもしれないなと思う。
しかし、完成してもでっかくて家に飾れないなー・・・・。
作る前に考えるべきだったなー・・・あはは(^^;)。
でも作品展では大きさで映えそう。
光に透かして見るガラスは、とても素敵だ。
展示する場所も素敵なところだから嬉しい。

次に作るもののことを考え始める。
もう1作、展示に出したい。
先生に外国のステンドの資料なども借りた。
ツイッターでフォローしている方が、サンキャッチャーを制作されていたので、
私も作りたくなった。サンキャッチャーのちょっと凝ったのを作ってみようかな。
鳥が好きだからメインの部分は鳥で決定。
その下に付ける部分を、鳥かごにしたら?というアイデアをその方にいただいたので、
それもいいなーと思う。
作り方は初めての立体制作で「ガラスの鳥かご」を作ってみようと思う!!
その中にスワロフスキーの透明ビーズとか吊るそうかなあ・・・。
楽しい夢が広がる。
ガラスの鳥かごから飛び出して飛んでく鳥。

工房での今日のおやつはコーヒーと甘納豆だった。

工房を出ると、いつも洋服を買うお店から週末はバーゲン!のお知らせメール。
寒さを我慢して急行に乗って見に行ってみる。
あんまりいいのがないんじゃないかな、と思ったら、意外にいい。
わーい、冬物半額だっ!!! まだ冬は長いから7点ほど購入。
ものすごく安かった。普通に買い物するのがバカバカしくなるほど・・・。

のほほんと大荷物を抱えて、お家に到着。
こたつでコーヒー。
休日は休日らしく過ごせた。
1月は土・日、職場に行かずに過ごせた~♪

これはこれで、結構贅沢なことなんだよね。
さて、ご飯炊けたし!
















太陽を胃の中に

2012-01-27 21:25:52 | 日記
沖縄物産フェアーを、乗り換え駅で今月末までやってる。
気になってたけど、普段は疲れてるし荷物も重いし寄らなかった。
今日は、思っていたよりも仕事が早く終わったので、
ちょっとのぞいてみよう!と寄ってみた。

沖縄には行ったことはないけど、沖縄料理は美味しい。
お肉は相変わらず苦手だけど・・・・。
豚肉も食べれないから、沖縄料理が好き!とは堂々と言えない。
けど、海ぶどうとか島豆腐、ゴーヤチャンプルなどは本当に美味しい。
11月に友達と行った横浜の関内にある沖縄料理のお店が最高に良かった!
心が温かくなる料理だなあと思う。
いつか沖縄で本場のご飯を食べてみたいな。

沖縄そばとか黒砂糖のお菓子、沖縄独特の調味料・・・欲しいものだらけ!
でも一番目を引いたのは、サーターアンダギー。
油で揚げたドーナツみたいなお菓子。
どうしても「コーヒーのおとも」目線でみちゃう。
・・・・コーヒーと相性が良さそう!!
5個入り400円ちょっと。
製造元のある場所の住所には「字(あざ)」がついていた。

あと1駅で最寄り駅。400円で買えた幸せを抱えてすたすた帰る。
朝は寒さで手がかじかんで痛くて涙が出そうだったのに、
(しかも今朝は寒すぎてお湯が出なかった!!!!泣)
寒いのなんて、なんのその!の勢いで帰る。

コーヒーを淹れて、サーターアンダギー。
・・・予想通り、ピッタリな相性でした!!
夕飯もまだなのに、お腹がいっぱいになってしまった・・・。

幸せ気分で、金曜の夜。
サーターアンダギーは太陽を連想させて、ちょっとポカポカな気持ちになる。
ふっくらした田舎のお母さんとかが、子どものためにたくさん揚げてるんだろう。
寒いと心まで内向きになってしまうから、胃の中に太陽があるみたいで嬉しい。
私、単純なんでしょうかね・・・。

本を読むのは好きだけど、文学って基本的に考え過ぎな人がやることなので、
読むといらないことまで考えさせられて、読書で元気になれない。
刺激物なので中毒性の高いものかな、とは思うけど・・・・。

やっぱり、元気になるには食べることだなっ!
料理番組をじーっと観てるの大好きだったし。
そして家族に何か作っては試食させるという、はた迷惑な子どもだった。
今でもレシピを眺めてんの大好き。(作らなくても!)

生きることは食べること。
昨年の自然教室で、農業体験をしたところの職員さんがおっしゃていた。
命をいただく、ということの重みとありがたさを語ってくださった。
生徒は牛や馬とふれあったばかりだったから、涙を浮かべている子もいた。

内部被曝、という恐ろしいワードが毎日のように目に入る。
一時期、食べること自体が嫌になったこともあったけど、
今はそこを脱して、安全なものを探して食べようという前向きな気持ちになった。
水は、炊飯も何もかも口に入るものは全てミネラルウオーターを使うことにした。

どうせなら、楽しく前向きに。
心にも胃にも、太陽を持ちたいな。






















夢幻へお散歩

2012-01-27 05:19:23 | 日記
目が覚めたのが4時だった。
いつもより遅く帰って、気持ちも疲れ気味だったので、
ひさびさにマンガを読んでたらそのまま寝ていた。
肩までこたつにはいっていたから、ぬくぬく。
こたつ生活、満喫してるなー。

突然読みたくなった、萩尾望都さんの「恐るべきこどもたち」。

ジャン・コクトーの作品、「恐るべき子供たち」を元に作られたマンガ。


ときどき、周期的に読みたくなる。
小説も、マンガもいい。
どちらを先に読んでもいいと思う。
どちらも読むのがいいと思う。
ただし、コクトーの原作は、訳が多少わかりにくいところもある。

子どもの世界観って、こんなだったなあと懐かしく思いながら読む。
「夢幻」の世界へ出かけていって空想に遊ぶ日々と、
その日々が終わる日。
詩のような物語で、「好きな小説は何ですか?」
と聞かれたときは真っ先に名前を挙げた。
WSDの自己紹介での好きな本展示のときも、これを展示したよ。


幼い頃、目を閉じて、
「ここは~な場所。」と勝手に思い込んで空想に遊ぶことがあった。
真夏なのに「今は冬。」と思い込んで、周囲が雪に囲まれている風景を想像する。
そうすると、ほんとにちょっと寒く感じてくるから面白い。
風鈴の音で、はっと我に返る。
身体はそのままに、心だけ冬にトリップしていた。

大人になって、職場が辛くて気持ちがぱさぱさしたときも
家で、「ここは実家。隣に部屋には祖父母が寝ている。」
という空想をして、懐かしく温かい気持ちになったものだった。

最近、現実のウエイトが高すぎて夢幻へ遊びに行かなくなった。
それで、また「恐るべき子どもたち」を読みたくなったんだろう。
でも、今日は疲れてた。
全部は読めず、途中でダウン。
しかしパワーはもらえた気がした。
夢幻は生きてく力をなぜかくれる。

子どもたちは、現実以外のところに重きを置いて、中空に浮かぶように生きている。
「地に足がついていない」って状態。
大人になるにつれ、地へとひっぱられていく。
中空をフラフラさまよっていたころが、懐かしくなる。

今日は金曜日。
今日は夢幻をさまよってみようかなあ。
もちろん、こたつで!!









今朝の真正直

2012-01-25 21:40:32 | 日記
こたつで寝ると幸せになる。
そんなわけで、今朝はこたつで目が覚める。
あらー・・・上半身がめっちゃ冷えてた・・・・。
でも足が温かいのでいい感じ。悪い夢は見なかった。
代わりに、知り合いが大勢出てきて大家族、みたいな収集がつかない夢をみた。
まあ、ハッピーの部類かな、こたつさまさま。

小学生のころ、時々、寝て起きると何時かわからなくて、
今って朝なの、昼なの?みたいな幸せな時間がよくあったけど、
大人になってめっきりなくなった。働いてるから仕方ないけど、つまんないなー。

先週学校を休んでいた子が、月・火と登校したと思ったら、
また今日休んだ。
お母さんからの連絡は
「今日はブツブツいって布団から出てきません。せっかく学校に行き始めたのに。
今日はお休みすると思います。」
とメールで。
たぶん、今日あたり休むと思ってた。
あえて言えば、絶対休むと思ってた。
月・火で、人付き合いに疲れたっぽかったから。

クラスメイトに、「昨日どうしたの~?大丈夫~?」などと心配されるのが
「すごくうざい」らしい。
先週まるまる一週間休んだものだから、クラスメイトからの「大丈夫?」波状攻撃。
たぶん相当うざかったんだろう。
休むだろーなと思ってたら、やはり。
なんとわかりやすい・・・・。

でも、心配してもらえるうちが華だっての。

この子の気持ちが想像できるので、ほんとは電話したくないなーと思いつつ、
欠席者に連絡はしなきゃなので、退勤前に電話。

本人にかわってもらって、ちょっと話す。
私「かぜひいてないー?」
生徒「ひいてないー。」
私「明日どーすんのー?」
生徒「うーん、わかんなーい。」
私「ふーん。じゃあ、お母さんとかわって。」
生徒「・・・え?」

もっと話すと思ったんでしょうね。
学校へ来い!と説得されると思ったんでしょ。
でも、言葉を、心を尽くしても、たぶん全然響かないことがわかっているから話さない。
他人の言葉を完全シャットアウトしてしまう体制に入っているのを知ってる。
だから、自分が学校へ行くか行かないかなんて、自分で決めればいい。

お母さんとは先週、カウンセラーさんと三者で面談をして、
お母さんは強く言って欲しいようだったけど、
本人は学校に来る意味をなんら見いだせていないから、来るのが苦痛なだけ。
学校の勉強が自分には無意味、と本人が言うのだから。
人に合わせるのもきついし辛い、と言ってた。
こちらから学校へ来るように強制はしないつもりですという方針を伝えた。
そのかわり、学校の様子を毎日お母さんに連絡し、
本人が話せるようだったら毎日電話で話す、ということにした。
教室へ入るのが嫌なら、保健相談室などで自習プリントを準備する話もした。


私も休みたいなーと思う。
特に水曜日。やっと週が始まって3日、そしてあと2日。
休む気持ちもほんとはわかるよ。
わかるけど、立場上、「わかるわかる~!!」とは言いづらい。

生徒といると、自分の、隠れてる本音に気づいたりしてどんどんしんどくなる時もある。
だってこの人たち、自分の気持ちに真正直なんだもんね。
で、そこに思春期の変化球が加わって・・・。
うらやましいし、めんどくさい。

でも、みんなが自分の気持ちに真正直に生活していけたら、
もっと居心地のいい世界になるんだろうかとふと思う。
例えば、学校なんて毎日行かなくてもいい世界なら、
あの子はもっと楽に生きられるだろうに。

私は、真正直に生きたとしたら、
たとえば毎朝こたつで目覚めたい。
今以上のゆるゆる人生になりそうだな・・・・。

























バクにお願い!

2012-01-24 21:27:27 | 日記
昨日夜は薬を飲まなかったのだけど、変な夢をまたみる。
怖い、というほどでもないような感じ(既に記憶もあやふや)だけど、
暗い路地をひたすら歩いているシーンだとか、
頭のてっぺんあたりがなくて、桶か何かで中を洗っているシーンとか(!)
なんだか気持ち悪い夢・・・。全体的に暗い雰囲気だったし。
遅くに寝て、睡眠時間は4時間くらいだったから、あんまり夢なんて見る暇ないだろうに。

おかげで朝からどーんと気持ちが落ちて、
とにかく寒いし、外に出たら道路に氷が張っててツルツルするしで
また一段と気持ちが落ちる。
空は青空でちょっと救われたけども。

今日は3年の授業ばかりで、意味なくどん底の精神状態の私は助かった。
出願やら私立推薦なんかの合格発表やらでパラパラの人数。
石から立体を彫りだしながら、
「どうして先生になったの?先生って大変じゃない?」などなど、
その他、「先生いくつなの~?」的なプライベートな質問にも答えつつのんびり気分で制作。
3年はもうすぐ授業がなくなってしまう。
2月中旬から卒業前特別時間割に突入だ。
明日の神奈川県立高校入試前期試験を前に緊張してるのかと思いつつ、
休み時間には美術室前の庭に出て雪合戦を始めるクラスも!!!!
雪は・・・放射能で・・・という言葉も、子どもには届かない。
大丈夫だよ先生!!と無邪気に遊ぶ3年生男女。

君たち、本当に、いろんな意味で心配。
高校受験のことしか頭にないんだろうけど、身体だけは大切に。
この子たちは2年間教えたけど、やっぱ卒業式は感慨深いだろうな。
ましてや、自分の所属学年の時は。

子どもたちと午前中4時間、わーわーしゃべっていると元気になってくる。
でもなんか今日、頭の中に紫色の霧がかかっている感じですっきりしないんだな。

頑張って超特急で仕事して、19時過ぎには帰宅できた。
悪夢の原因を究明したい。
「究明」は無理でもなんとかしたい。今日はみないようにしたい。
最近稀に見るどん底の精神状態なんだ。
何でだ、何でなんだー!!!

ネットで調べてみると、
悪夢をみるときっていうのは、
例えば怖い体験をしたとき心臓がドキドキするような身体症状が出てるときで、
心臓ドキドキ→悪夢
ということで、心臓の働きがよくないときに見ることが多いらしい。
また、これはわかりやすいけど、ストレスを抱えているときには見るらしい。

最初の、心臓ドキドキには覚えがないけど、
自律神経系がかなり弱いので、ないとはいえない。
で、『悪夢に効くツボ』っていうのがあるらしい(笑)。
要するに、心臓の働きを改善するツボなんだって。

首の後ろの耳の下あたりの柔らかいところ。強く押すと痛いところがそれ。
とりあえず押してみた。
・・・・これで悪夢を見ないなら儲け物!

ストレスとは常におつきあいしているので、今更ねーって感じで。
でも本来ならうちの学校なんて、生徒が基本的には人が良くて心優しいから、
ここでストレスなんか感じてたら、別のとこで仕事なんかできないよねー。

普段、変な感じの夢なんてあんまり見ないので、
昨日の横溝正史原作の映画みたいなうす暗い映像はひっかかる。
夢が何かを伝えたいなら、
もっとわかりやすい形で現れて欲しいと思うよ。

今日はぜひともインド映画みたいな、
ストーリーと無関係に突然踊りだすようなハッピーな夢をお願いしたい。
無理なら、悪夢を食べるバクさんを、私のところに派遣して欲しいよ・・・。















僕はクマのままでいたい

2012-01-23 22:30:39 | 日記

・・・寒い。
神奈川は冷たい雨模様。
明日の朝には雪になっているそうだ。
もう明日は学校、休みにしようよ・・・・。
猫みたいにこたつで丸くなっときたいよ~!!

土曜夜、日曜夜と2日間、発疹を治すための飲み薬を服用していたんだけども、
普段は薬をほとんど飲まないせいか、効果てきめんだった。
症状に対して効果があるのはもちろんのこと、
「眠くなることがあります」という注意書き通り、しっかりと眠くなった。
そして、今日もフル授業、
からの職員会議だったから、余計に、会議中眠くて仕方なかった。

しかし、薬を飲んだ2日間の夜、不思議な経験をした。
2日間とも同じ夢を見た。
起き抜けにはしっかり内容を覚えていたけど、今は少しあやふやだ。

多くの人と同じ夢を見る、という夢。
夢の中で、自分は眠っていて夢をみていて、その夢を他の人もみている。
私は夢の中で、そのことに興奮して目覚める。
そのあとすぐ本当に目が覚めて、
「すごいことになった!他の人とおんなじ夢をみた!」
と5分くらい興奮していたけど、ふと我に返った。
2回、目が覚めて、夢の中でさらに夢をみていたことに気がついた。
・・・なんかややこしいな。

こんな夢は見たことがない。
絶対、薬のせいだと思う。
調べると、こういう「夢の中で夢」というのは「明晰夢」という種類のもののようだ。
普通、眠っているときは自我も眠っているのだけど、
「明晰夢」の場合は自我が目覚めているらしい。
薬のせいで、頭の一部分が起きているのに、
他の部分が眠っているような、変な現象が起こったんじゃないかと思う。

薬といえば、思い出すのはタミフル。
妹がインフルになって、タミフルを処方してもらったのだけど、
どうしたことか妹が妙に興奮して、落ち着かなくなったことがある。
治ったあと、妹にその時のことを聴くと、
自分でもわからないけど、なんか頭の中が渦を巻いてるみたいだった、
とのこと。
世界がゴッホの絵みたいに見えたんだろうか。
熱じゃなくて、薬のせいだと私は思ってる。

薬ってこわい。

学生時代、海外に遊びに行った同級生が旅行先で「クスリ」をやった、
という話をきいたことがあった。
詳しくはきかなかったけど、珍しいから、面白そうだからという理由だったようで、
変な模様とか見えた、といってた。
なんの「クスリ」かは知らない。怖くてきけなかった。

薬とクスリじゃ、ニュアンスがずいぶん違うけど、本質的には変わらないだろう。
私が2日間服用したザイザル錠も、なにかしら私の頭の中で化学変化を起こしているはずだ。

自分のことなのに自分でコントロールできないことの怖さをちょっと感じた。
本当はあと5日間分あるんだけど、なんだか怖くて、もう飲みたくないんだなあ・・・。
そもそも、この薬をなんで飲まなきゃいけないのか、原因がわからないのが一番怖い。
放射能関係だったら嫌だな、と頭をかすめて飛んでいった、ね・・・・。

どんなに寒がりで情けない私でも、私のままでいたいのです・・・・・・。

とまで書いて、昔、大好きだった絵本を思い出した。
「僕はクマのままでいたかったのに」 イエルク・シュタイナー 著 イエルク・ミュラー 絵 


薬の話とは関係ないかもだけど、私が私でいる、ということには関係ある。
母がコレクションしていた絵本の中にあった本だった。

この物語の主役のクマ、冬眠から覚めると、
穴の上に工場が建っていた。
クマは穴から出てきたとたんに
「この、薄汚い人間が!働け!!」
とひげ(?毛?)を剃らされて、労働者として他の人間と一緒に働かされる。
「僕は人間じゃない!クマなんだ!」と訴えても誰も相手にしてくれない。
クマは淡々と働きながら、季節の移り変わりを工場の中から眺めているうち、
「僕は何か大事なことを忘れちゃったんじゃないか。」と悩み始める。
そしてある冬の日・・・・。(興味ある方はぜひ絵本を読んで!!)

小学生の私は、母の部屋にあったこの絵本を読んで、号泣した。

どんな自分でも自分のままがいい。
・・・・・・。
薬なんて飲みたくないよーーーという話から、えらいところに来てしまった、です(汗)。





















ゆるゆる読書三昧

2012-01-22 20:16:57 | 日記
服用した抗アレルギー剤のせいか、眠い・・・。
確かに薬は効いてる。まだ少し赤みは残ってるけど。

そんなわけで買い物くらいしか行かず、
豆乳コーヒー片手に、家でゆるゆる読書の休日。
話に関係ないけど、豆乳コーヒーは美味しい・・・。

昨日購入した「乙女の美術史」の世界編、日本編を読み終えた。
(そういえば、最近読書メーターつけてない・・・汗)
「乙女の美術史~世界編~」
「乙女の美術史~日本編~」 堀江宏樹・滝乃みわこ著 実業乃日本社
  
この著者の人たち、私より3歳くらい若い人たちなんだよねー。
この人たちは、美術の世界を作ってきたアーティストの「人となり」に焦点を当ててる。
日本編の最後の方なんかは、もう完全にジェンダー論になっていた。
美術史もそういう視点でみると、より一層面白い。
内容はちょっとゴシップ記事みたいで、「乙女の」という感じではなかったけど。
とにかく切り口が斬新だった。
近現代の日本の美術史って苦手だったんだけど、これ読んでわりに理解できた気がする。
美術史を作ってきた登場人物一人ひとりの人間としての顔が見える。
とても面白かった。

美術史はまず中学校の社会でなんとなーく習い、
高校の日本史・世界史でも、中学よりは詳しいけどなんとなーく、
そして大学で、お堅い内容の教科書で詳細なことを習い、うわーって感じだったけど。

民間の、美術の教員が集まる勉強会に昨年夏に参加したとき、
私学の先生もたくさん参加していた。
女子中・高校なんかでは、美術の時間数が公立より多くあるところもわりとあるようで、
私が知り合いになった先生のところは美術は週2時間で、
1時間は美術史で、もう1時間は制作に当ててるとのこと。
なんとうらやましい環境・・・。

公立は美術史を授業内でやる時間がない。
仕方なくプリントで宿題にしたり、テスト範囲にしたり。
けど、素晴らしいものを観ずしていいものも作れない。
鑑賞や美術史の勉強は、本当はとても大切だと思う。

誰々が何を作った、という知識ももちろん大事かもだけど、
時代の流れの中で美術がどんな役割を果たしてきたのか、
という大枠を知って欲しいというのがある。
例えば、宗教教化のために使われたとか、そういうところ。
美術史の本質はそこにあると思う。
また、社会の背景を勉強することも大切。
それが理解できて初めて、細かな知識もいきてくる。

学校で習ったときはあんまり面白いと思わなかった美術史だけど、
ストーリーとしてとらえるようになってくると面白く感じるようになった。

昔、自分が高校の日本史や世界史でやった美術史のようなものは、断片的な知識だった。
そうじゃなくてまずストーリーとして教えたいというのがある。
そのためには、自分がもっと勉強して語れるようにならないといけない。
『美術史を物語のように楽しく』というのは、今年の自分の教材研究テーマでもある。

勉強したものをどんなふうにまとめていくか、がいつも難しい。
面白い!と思って読んだ本たちの面白い内容をどうやって編集して教材にしていくかは
いつも自分の力にかかっている、辛い・・・。
頭の善し悪しは今更どうにもならないので、努力します・・・・。

一息ついて、ご飯を炊いている間に、
金沢手作りパウンドケーキ、というのをお腹が空いててついつい買ってしまったので、
コーヒーとともにおやつで(っていう時間でもないけども)。
美味しいなあ。。。。

ご飯を食べたら、読んだ本の内容をちょっとレジュメ風にして、
記録を残してくつもり。忘れてしまうもんね。
そういえば、家でテレビが観れてたときは、
ご飯を食べたらなんとなーくテレビ、という生活だったけど、
テレビが観れない今は、本を読んだりなにか書いたり。
意識的にやることをコントロールできる人はテレビがあってもいいと思うけど、
私のように流されてしまいがちの人は、テレビのない生活もいいものです・・・。
テレビの音がうるさく感じるようになってくるから不思議。(実家でうるさく感じた。)

明日からまた仕事。
月~水は早めに切り上げ、木・金は残業バリバリモードというリズムで頑張る!!



















病院へ行こう!

2012-01-21 14:28:14 | 日記
朝から病院へ行く。
冷たい小雨の降る朝、病院へ行くのは嬉しくない。
けどほっとけない。

9年前くらいに首からあごの下あたりにかけて赤い発疹が出た。
病院へ行っても原因がわからず、とりあえず抗アレルギーの飲み薬と赤みを和らげる飲み薬をもらった。
それで治ったのだけど。
結局そのときは、幼児教室の仕事を始めて間もなかったから、疲れてたのかなと思った。
規模は小さいけどそのときと似てるものが今出てる。

今日行った病院は初診のところ。
住宅街の、ものすごくわかりにくい場所で、
探していると途中で女性に声をかけられた。
「あの~〇〇クリニックの場所をご存知ないですか??」
・・・私もそこ探してるんですよ~・・・(汗)。
しょうがないので2人で探す。
小さい路地を入って少し歩いた場所にようやく見つけた。

小児科も一緒で、小さい病院だけど大混雑だった。
マスクをした赤い顔のおちびちゃんたちが、病気なのにわーわーしている。
そういえば自分も小さいとき、母について美容院とかに行くと、
珍しくていろんなところをトコトコ歩き回っていた。
テンションMAXの子どもたちと明るい待合室で、
落ち込み気味だった気持ちもちょっと上がってきた。

かなり待ち時間も長いようだったので、持ってきたクウネルのお弁当の本を読む。
「私たちのお弁当」

これ読むと元気出るんだ~。
美味しそうなお弁当の写真とレシピをぼんやりみていると、
後ろからの視線に気づく。
振り向くと、小さい女の子がクウネルのお弁当写真を食い入るようにみてた!
お昼も近い時間帯、お腹空いたのね・・・(笑)。

ずいぶん待って、診察へ。
人にうつるものだったら困るので調べてもらったけど、感染性のものでなくて一安心。
ただ前回と同じく、原因が分からないと言われる。
処方された薬も前回と同じような感じ。

薬をもらったことでちょっとほっとして、お腹が空いていることに気づく。
病院近くの和菓子屋さんで、うぐいす餅を衝動買い。
今日はもう家にいると決めて、ステンドの先生にも事情をお伝えして休む。
暇になるだろうから、本屋へ。
クウネルの今月号と、
「乙女の美術史 日本編」
「乙女の美術史 世界編」
を購入。
「乙女の美術史 日本編」は、敬愛する萩尾望都さんが帯に推薦文を書いている!
これは読まなきゃ!とまたしても衝動買い。
ぜんぜん乙女じゃないけど読んでもいいよねっ!!!

おうちにこもる準備万端。

家でコーヒーとうぐいす餅をいただく。
今日は、本読んで、新しいステンドの作品の図案を考えよう。
やっぱり疲れているのかな、自分でよくわかんないところがまた困ったところ。
身体は正直だから、ちょっとおとなしくしとこう・・・。





荒海の泳ぎ方

2012-01-20 22:47:08 | 日記

まだお正月ののんびりペースが残っているのか、
今週はやたら長く感じた一週間だった。
そして今日の雪!
雪の日はたいてい電車が遅れるか事故が起こるから早く出なきゃ!
と思って、いつもより少し早い6:40分くらいに出発したのは良かったけど、
駅に着いた時にお弁当を家に置き忘れてきたことに気づく・・・。
取りに帰ってる暇はないので、今日はお昼抜き。
ミネラルウォーターのみでしのぐ。仕方ない。
フル授業+部活+欠席者対応+月曜4時間分の準備をするも、
意外にお腹が空かず。どちらかというと、とにかく眠たい。
あったかいこたつで猫みたいに丸まって寝たい・・・。

今日は職場でボーリング大会ということで、参加の先生方は早めに帰る。
たくさんの人が参加したみたいで、18時過ぎに美術室から職員室に戻ったらもう誰もいなかった。
2階端の電気がついていたから、私と個別支援級の先生だけか・・・。

まだ18時過ぎだから、電話はバンバンかかってくる。
帰るタイミングを逸して、職員室で一人、電話対応。
保護者からの電話、生徒本人から部活顧問に電話、
生徒が進学予定の高校からの問い合わせの電話・・・。
普段なら大勢残っているんだけど、今日に限って~!!!!
高校からの問い合わせの電話で、
「3年職員がもう全員退勤してしまっているのですが・・・。」というと、
相手の方は半笑い。
そうだよな。
18時過ぎにほぼ誰もいないって、どんな職場だよ・・・今日は特別なんだけどね。

家でまずお風呂に入って放射能の心配を拭ったあと(今日は要注意の日らしいから)、
忘れてきたお弁当を夕ご飯にする。あったかいお汁もつけて。
そのあとはコーヒーに、ほんとは牛乳入れたいところだけど、
豆乳で代用。けど、この方がいいかもしれない。優しい味。
温かい飲み物でやっと人心地。
一週間が長かったー・・・。

最近は、しんどいなと思っても、意識的に表情をコントロールできるようになってきた。
これは自分でも進歩だと思う。
まあ、生徒の前でだけ、だけど・・・。
できるだけ平易な言い方で、
どんなにてんてこ舞いなときでも丁寧に生徒の質問に答えられるように一回ふっと力を抜く。
これは習うより慣れろ。
昔はこれができなくて困った。

体力ないからともかくしんどい毎日の中で、ちょっとでも前進してることがあるのは嬉しい。
もう三十うん歳だけど、毎日はいまだに新鮮なことで満ちあふれている。

土日は好きなことをする。
ステンドをやる。行きたい美術展もある。
本も読みたいな。

荒海みたいな毎日の泳ぎ方、ちょっとうまくなってきたかな。
抗わずに、プカプカと、ちからを抜いて浮くんだよ。














レジスタンスな感じでいこう

2012-01-19 21:16:42 | 日記
豆腐をくずして野菜といためるのが最近好き。
熱で水分が抜けて、豆腐が少し固くなったくらいが美味しい。

最近は、お昼ご飯のときに学校に売りにくるお弁当も買わなくなった。
450円から500円に値上げされたし、魚もキノコも肉も、産地がわからないものがどっさりだから。
子どもたちが食べるものなのになあ・・・・。

小さなお弁当箱に、前の日の夕ご飯を作りながら詰めて、次の日のお昼ご飯。
とりあえず、産地のわかっているもので、安心な物だ。
放射能対策、とは言えないくらい些細なことかもしれないけど。
毎日マスクも欠かさない。
目には見えないけど、最後まで抵抗していたい。

美術部の生徒たちは、作品制作の傍ら、ホワイトボードやら紙の切れ端やらに毎日よく落書きもする。
今日、何気なく生徒が描いた落書きがものすごく怖かった。
写真を撮れば良かったんだけど、ふいの来客などがあり撮れなかった。
人物、なんだけど・・・。

頭の上が「禿げて」いるんだけど、頭の中心に小さい原爆ドームらしきものが建っている。
だから頭の禿げた部分は「爆心地」を表しているらしい。
その人物の目は虚ろで、鼻からは鼻血を出している。
顔は痩せこけている。薄灰色だ。
で、一番目を引いたのは、顔から直接腕が生えていたこと。
幼稚園児はこういうの、たまに描く。
頭から腕とか足が生えてるやつ。

とにかく、相当気味の悪い絵になってた。

「これ、なんでこーなの?」と聴くと、

「放射能でおかしくなっちゃったから。」
と答えた。

 ・・・・。

「なんか悪夢に出てきそうだよ。」というと、

「でもね、一番ひどいことになってるのはこの人の心の中なの。今、地獄なの。」
と描いた子が言った。


子どもの言うことって、ときたまほんとにさくっと心に刺さる。
何にも虚飾がないから。
ふっと思うことは神様が思うこと、という言葉を聞いたことがあるけど、
この生徒、天の言葉を伝えたかのようで、ぶるっとする。

この部に集まってくるのは感受性の強い子どもたちばかりだから、心配になる。
登下校時マスクをした方がいいよ、と言ったとき、
一人の生徒が、
「どうせ私たちみんな死ぬんだよ、大きくならないうちに。」
と言う。
もうこれ以上悲しい言葉は
教師にとって、
いやちょっと先の人生を生きて行く人間にとって、ないんだけども。


今、久しぶりの雨が降っている。
雨や雪の中に危険な核種が潜んでいて、それが降り注いでいるという。
ツイッターのTLは、昨日からこの話で埋まっている。
今日・明日は危険な日だ。
なんで報道しないんだよ。

子どもたちに対して、何かできるんだろうか?
私ができるのは、身を守る具体的な方法を提示して、
少しでも子どもたちを危険から遠ざけることくらいだろう。
あと、絶望にとらわれないように、理知的かつ負けない心を育てていくことだろう。













麗しの国に生まれて

2012-01-18 21:15:16 | 日記
朝からちょっと嬉しい知らせが。
美術科の教員仲間からのメール。
なぜかいつも仲間内では早朝にメールがくる。
夜はみんな疲れきっているんだろうか・・・。

なので彼女からのメールはいつも通勤電車の中で見ることになる。
去年、仲間3人で
「どこか旅に行きたいね~。」といいつつ、
それぞれの予定が合わずに結局イメージトレーニングだけ。
いつも3人での飲み会をセッティングしてくれる友達が、
法隆寺仏像の特別拝観の抽選に申し込んでみたよ、と去年末に言ってた。

それが当たった。
「日時指定されちゃってるけど拝観できるよー!!」
という連絡のメールだった。
「新幹線で前日から行くか、夜行バスか、どっちがいい?」
とのことで、私は夜行バスは×。
到着した東京駅で、気分が悪くなったイヤーな思い出がある。
夜行バスでは寝られない。しかも酔う。かなり酔う。

ともあれ、朝からなんてワクワクするメールだ!

新幹線で前日から行くなら、京都も行きたいな。

実は今日の学活の時間に、修学旅行の事前学習の一環で、
1993年~今までずっと放送されている、
JR東海のCM「そうだ、京都へ行こう」のシリーズを40本まとめたDVDを観た。
このDVDは、旅行会社が特別にJRにお願いして作らせてもらったものだという。
修学旅行で京都に行く子どもたちに、京都の美しさを直観的に伝えるにはちょうど良いから、とのこと。
大人の男性の理想像、長塚京三さんの包み込むような温かい声と、美しい映像、心をとらえるキャッチコピー。
サウンドオブミュージックの曲が使われているけど、
紹介する寺社仏閣の雰囲気に合わせて微妙にバージョンが違うことを今日初めて知った。
映像・音楽・キャッチコピー・役者、どれをとってもものすごくクオリティーの高いCMだったんだなあ。
そして日本って、本当に美しい国だと実感する。
こういう映像を観ていると、日本人であることに誇りが持てるのだけど・・・・。
素晴らしい自然環境や伝統文化の中で生かしてもらってたのに、
いつの間にか傲慢になっちゃってたんだ、私たちは。

どのCMも素敵だったけど、伏見稲荷神社のが特に印象にのこった。
(You tubeからの映像で、天竜寺のCMも入ってます。)


あと、哲学の道のも。


いやあ、いいのがたくさんある・・・。
祇園のもいいんだけど、残念ながらYou tubeに映像がない。

あんまり美しかったので、DVDをお借りした。
コピーOKということなので、お宝にするつもり。

DVDのUPの仕方がわからない。
みなさんにご紹介したいけど・・・。
20分間、ずっとCM観れるんだけど・・・・。
私は今日、授業で2回、放課後にもう1回観た。
ああ本当に美しい・・・・。

麗しい国に生まれた。
今や自分たちで汚してしまった麗しの国、日本。
切ない気持ちになる。
きっと日本人ならみなそうなのかもしれない。