しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

かざみどり、くるくる回る

2015-01-25 19:24:51 | 日記
家に帰ると即、パソコンを開き、
説明が最も簡単そうだった『スラスラわかるHTML&CSSのきほん』の本を見ながら、
ひたすら半角英数字を打ち込み、
(残念ながら、スラスラとはわからなかった・・・・本のせいではない。)
ある日はリビングで黙々とガラスを切る日々が続いた。

日々やっていることはとても地味な作業ばかりだ。
htmlやcssのルールに慣れていないので、
何かしたいと思ったら本とにらめっこするしかない。
載せたい情報量はたいしたことないはずだけど、目の奥が痛くなる。
ホームページを作る仕事を専門にしている人は、
これよりもっともっと複雑なことを毎日やっているんだなあ・・。

写真が入れ替わったり、コメントのやり取りができたりするホームページは、
JavaScriptというプログラミング言語が扱えないとできないということを知って、
私のようなど素人にはとてもじゃないけど難し過ぎるので、
とりあえずできることをやってみた。

http://kazamidoriglass.web.fc2.com/ 
かざみどりガラス工房

に、ホームページが出来上がった。

                  ↑ ロゴです。

嬉しかった。
どちらかというと機械には弱い方なので、
自分でホームページ作成が一からできたことに大きな達成感を感じた。


ガラスの方も、型紙デザインを私が担当して、
3人でかざみどりパネルをそれぞれ作っているのがおおかた出来上がった。
あとは枠をつけるだけ。
それぞれが選ぶガラスが違うので、同じデザインなのに全く違う雰囲気を持っている。
私は淡い色彩、
Sさんはトロピカルな原色を、
Eさんは黒をポイントに大人っぽいシックな配色で。
性格の違いが作品に出てる。
私が型紙を作って、各自がガラスを選んで作るという、
この制作方法によってできたものがあまりに面白いので、
今後も続けようということになった。

しかし、技術的にもっと頑張らないと・・ということがどんどん浮き彫りになってきた。
その点は辛い・・・。
人様にお見せするということを意識したとたん、
今まで「別にいいや~」と思ってたことが全く良くなくなった(?)。←わかりにくい・・。
ハンダの仕上げ、枠の付け方・・・などなど、
こんなにいい加減ではいけないと思うようになった。
自分の長所と短所も、制作を通してはっきりわかってきた。

長所は、新しいことを考えるのが好きであること、勢いがあること、
願いを現実化しようとたゆまず努力できること、意志が強いこと。
短所は、細かいところには大雑把になってしまうときがあること、
お金の計算が苦手なこと、突っ走りすぎること。

短所は少しでも改善するようにしたい。
今回、作品展で一緒に展示する仲間が、私の短所をしっかりと補完してくれている。

制作に限らず、何事もとても丁寧なEさん。
全体のバランスをみて、地に足がついた考え方ができるSさん。
二人に学ぶことはとても多い。

これから先もまた一緒にやろうと言ってくれているのでとても心強いし、
私ももっとしっかりしなければ、と思える。


また、そんな私たちの取り組みをみて、声をかけてくださった方があり、
7月末に下北沢でグループ展に参加することが決まった。


人にみてもらうまでのプロセスで、自分自身も客観視できるのは発見だった。
次は京都・北白川で展示会をするのが目標。(憧れの場所があるから。)
やっぱり京都は冬でしょう!・・・・来年の冬が目標。

そんな風に、風の向くままくるくると、『かざみどり』は回り始めている。























メモ 

2015-01-11 00:02:26 | 日記

メモ、響いた詩。
Twitterって、こういうのが流れてくるからやめられない。



音叉から音叉にわたすささやかな震えが今のぼくらのすべて /村上きわみ



(愛されるために生まれた)(そうだった)洗濯槽にまわる泡たち /佐藤弓生




感じたことを言葉ですくいとる網目がなんと繊細なことか。

一番大吉

2015-01-10 01:11:00 | 日記
十日も経ったけれど、あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
やっぱり今年も日記と思ってポツポツ書いていきます。
過去に書いたものを自分で振り返って読んでみても、
いろいろ忘れているからなかなか面白かったりするので、
続けていきたいです。



授業が始まって三日、今日は(正確にはもう昨日)新年会で飲んで食べてしゃべった。
幹事さんのチョイスが良く、脂っぽいものじゃない料理がちゃんと出る居酒屋さんは嬉しい。
あんまりたくさん飲まないようにしよう・・・と自制して梅酒と紅茶のお酒2杯の合計3杯で止める。
もっと飲めば?と周囲は言うのだけど、明日も予定がある。
二日酔いに費やされる時間がもったいない。
お酒があまり入ってなくても楽しく話すことに専念した。

お正月は、一週間も実家で過ごした。
社会人になってからこんなに長くいたのは久しぶりだった。
12月29日はまるまる大掃除をしていたのだけど、
片付けに一区切りついたのは次の日の30日午前3時になってしまった。

ラジオは、4時を過ぎると演歌を流すチャンネルが急に増えた。
それを聞いていると、あたかも長距離トラックを運転しているかのような心持ちになった。
・・・運転したことないけど。
自由かつ根が無く風来坊な。
演歌は好きじゃないけど、醸し出す情景は、意外にも心地良いものだ。

寝てしまったら夕方まで熟睡し、30日中に帰省できないと思ったので、
朝まで起きていてそのまま新幹線に乗り込むことにした。
床を磨いたり、本の整理をしたりしながら朝6時。
ゴミを捨てにいき、そのまま出発。 新幹線で実家についたのは朝10時過ぎだった。

名古屋からはいつも自由席に座れるので、そのつもりでいたけどかなり甘かった。
徹夜明けで3時間立ちっぱなし・・・きつかった。
指定席をとればいいのに、と一瞬いつも思うんだけども。
思い立ったときに帰りたいんだな。


実家での時間の過ぎ方はとってもゆっくりだった。
大量に持って帰ったガラスにテープ巻きをしてもしてもしてもまだ午前中とか。
妹と買い出しにいって、お酒を買って家で飲んだり、
母と料理を作ったり本を読んだり、家族で話したりと幸せだった。

1月1日の夜~2日の朝にかけてみた『初夢』は、
亡くなった祖母と会話している夢だった。
その祖母の仏壇のある部屋で帰省中ずっと寝起きしてたから、
実際、祖母の魂と話をしてたのかもしれない。


朝、仏壇に焚くお線香の香りが凛として好きだ。
いつかもっと年をとったら、この地へ帰りたいといつも思う。
地上に極楽浄土はないというけど、
私にとってこの地はそういうイメージだったりする。
静かで穏やか、緩やかで。


毎年初詣する地元の神社でのおみくじは、一番大吉だった。
一番大吉をひいたのは2回目。
1回目に『一番大吉』ひいたのはもう12年前のことだ。
忘れられない。
母が癌の大手術をする年で、いろいろ心配なことがあって、
藁にもすがりたい気持ちだったそのとき、
このおみくじをみて「手術上手くいくかも・・。」と励まされた。
実際、術後の経過が良く1ヶ月半ほどで退院し、すぐに母は職場復帰した。
だから一番大吉が出たら、上手くいく自信がないものもなんとかなるということだ。
(と勝手に解釈。)
スペシャルでいいことがなくてもいいから、
関係者が誰も怪我せず病気せず、
それぞれの思いに向かって健やかに着実に過ごせたら一番いい。

今年は心ゆったり過ごしたい。
一日単位で幸せが感じられる1年にしたい。
それこそ『一番大吉』の1年だと思うから。