しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

これでいいのだ

2014-09-27 21:11:22 | 日記
いつもと同じ時刻に目が覚めた。
5時半。でも特に緊張してたわけじゃない、と思う。

夢を見たのを覚えている。
私はバレエの衣装を着てた。なんだかすごく楽しい夢だった。
でも起きたとき、
どんどん明るくなっていくきれいな空を見ながら、
ぼろぼろと涙が止まらなかった。自分でとても不思議だった。
悲しくて流している涙じゃなくて、
おとなしくて自分の言いたいこともろくに言えず、
ストレスをためては頻繁に病気になっていた幼い頃の自分のことを突然思い出したからだ。

自分のやってみたかったことをやって、いい歳はしているけど発表会にも出られて、
生きてて良かった!って思ったら、涙が止まらなくなった。
特別な日だから、こんなこともあるのだろう。


今日はバレエの発表会。


京王線の東府中駅から徒歩6分くらいのところにある、
府中の森芸術劇場のどりーむホールにて「命のつどい」という、
骨髄バンク登録推進のチャリティーダンスコンサートに出演した。

バレエだけじゃなくて、フラダンスやフラメンコ、ヒップポップ、ジャズ、創作ダンスなど、
様々なスタイルのダンスユニットが登場した。


数ヶ月前から、ずっとこの日のために練習してきていた。
朝、衣装の確認をし、化粧道具やらタオルやらその他必要なものをボストンバッグに詰め、
洗濯したりゴミ出ししたり、軽く掃除したりと家のことを適当にやっていたら、
すぐに出発の時間になった。



13時、劇場のロビーに集合。
移動してすぐにメイクをスタート。

まずはドーラン。肌色のドーラン、そして、舞台用のアイメイクを施す。
リキッドアイライナーやラメ入りの青のアイシャドーなんて私の普段の生活には登場しない。
「普段使わないなら、わざわざ買うこともないよね。」と、
一緒に踊る人たちが、他のメイク道具を貸してくださった。
・・・・私って、女子力ないわ・・・・。


まぶたの少し上と、目の下に、目を大きく見せるために「ダブルライン」っていうのを入れる。
ハイライトを目の下に入れたり、目の際をアイライナーで濃く入れたり、つけまつげをつけたり。
舞台用のメイクって、本当に濃い。自分の顔が別人のようになっていくのが面白い。
メイク、クセになりそうだね、と言ってた人がいたけどちょっと分かる気がする。


顔だけでなく、体の露出している部分(腕やデコルテ)にも体用のドーランを塗る。
そして、ボディーファンデーションというのを衣装の下に着る。
体をきれいに見せるための下着。これ、高かったんだ・・・・。
バレエって、お金かかる!!と実感・・・。


という感じで、大人クラスの方の私たち6名と、同じ先生に習っている別の教室の5名は、
11人が同じ楽屋で、着々と自分たちで協力して準備を進めた。

その間、先生が関わっていた子どもクラスの方では、
お母さんたちが子どもたちのメイクをし、衣装を着せ、と、ものすごく忙しそう。
子どもたちは無邪気に衣装を着て跳ね回っていたけど、
朝早くから先生も保護者の方も大変だったろうなあ・・・・とぼんやり思った。


舞台の近くでスタンバイしながら、フリを何度も確認した。
6名の中では、私が一番経験が浅い。
けど、一番身長が小さい私は、一番先頭なのだ・・・!
立ち位置、移動したときの位置など木曜日夜の場当たりのときに確認したけど、
やっぱり不安だった。


私たち6人が踊ったのは、
『白鳥の湖』の中の、チャルダッシュという曲に合わせて踊るハンガリーの踊り。

子どもクラスならお客さんは多いだろうけど、大人のには人来ないだろうな、
私も、恥ずかしいから誰も誘わなかったし・・・と思っていたら全然そんなことはなくて、
舞台袖からみたら、結構人が・・・いる・・・。




音楽がかかったら、私が先頭なのでもう出るしかない。
出たらもう夢中で踊るだけだった。
しかし体感的に、すごく長い時間だった。
たった3分程度のはずなのに。



間違いがちだった最後のポーズの重心の掛け方も、今日はちゃんとできた。

出来上がってくるDVDを見なければほんとのところはわからないけど、
なんとなく今日のはまあまあ合格点だと思う。

踊っているときの写真撮影が禁止されていて、
雇われているプロのカメラマンさんが撮ってくれた写真が後で販売されるらしい。
ものすごくいい思い出だから、買おうと思う。


6名で記念にと楽屋前で撮った写真を母にメールで送ったら、
「こんなことしてるなんて、ビックリびっくり!!嬉しいわ~!!!
 私も明日頑張る!!」

と返信が。
母が嬉しいって言ってくれたことがすごく嬉しかったけど、
ところで「明日頑張る」って???



と思って、後で電話したら、
明日、卓球の試合に出るらしい。
母は現役のとき、卓球部の顧問だった。
今度はまた自分が選手に戻ってやっているという。
なんと今、一週間に3教室も卓球教室に通っているそうだ。



・・・・この母にして、私あり、だ。。。。

血は争えない。

私がダンスやって楽しいと聞いて、
「私もフラメンコとかやってみようかな。」と。
やってみたらいいと思う。応援するし!
今日も、年配のダンサーさんがほんとに楽しそうに踊っているのが何とも良かったし。



自己表現が苦手だった自分が、ここまでできたことが嬉しい。
母もそのことを言ってたんだと思う。
随分と年齢は高いけど、小さいときからの憧れの舞台に立てたのだから。

こんな言い方は変かもしれないけど、
私はこういう自分に生まれたことが、ずっと嫌で嫌で仕方なかった時期が長かった。

でもやっとこの年齢になってから、
たとえ賢くなくても要領が良くなくとも、
私は私に生まれて良かった、って思えるようになった。
自分自身を臆せず自由に表現できるようになるのに、随分と時間がかかった。
思えば美術という教科は、
そういうことを可能にする教科だったではないか。


なんにせよ、
今日は、いい日でした。でも疲れたな~!!!






顔は隠してます!!




























耕す日々

2014-09-22 23:27:11 | 日記
明日が休みってなんて嬉しいんだろう!
どうせなら、今日も休みにしたらみんなハッピーだったのに。


土曜日は年に一度の地域交流会があり、普通に出勤だった。
地域交流会は、学区の年配の方を中心に『講師』になって生徒たちにいろいろなことを教え、
地域の方々と子ども達が触れ合うという企画で、今年で18年目になるという。

多言語講座やマナー講座、マジック講座、地域の河川の水質を調べる講座、
日本舞踊、お琴、笑いヨガ、うどん作りなどなど20以上の講座が設定され、
そこに教員が1~2人ついて、地域の方とのコーディネーター的な役割をする。

私は3年間連続で『はがき絵』講座の担当だった。
地域のはがき絵愛好家の方々が先生となって生徒と2時間半、絵を描いた。
中学ではアクリルガッシュを主に使うので、
淡い色を重ねて行く水彩の技法が初めてという生徒もいて、色の美しさに感嘆していた。
年配の女性5名が、まるで自分の孫に接するかのように優しくあたたかく技法を教えてくださった。

そんな優しさをちゃんと感じたのか、子ども達は偉いもので、
担当してたはがき絵講座には3年生で行動面で問題のある生徒達もいて少し心配だったのだけども、
蓋を開けてみれば、言葉遣いも態度も、きちんと礼儀正しくできていた。
午後にお礼の手紙を書くときも、感謝の言葉を彼らなりに連ねていた。

人と人との関係をおろそかにしないなら、
きっとこれから先も、この子達、いろいろ大丈夫そうだなあと嬉しかった。


前期の成績提出がもうすぐなので、とにかくフラフラだった。
地域交流会が終わったあとは、もうぐったりで、電車の中で立ったまま意識が飛んでいた。

そのまま、ステンドグラスの展示会へ。
土曜夜に打ち上げがあったから、その前に展示してるところに行ってみたかったのだ。
搬入と搬出しか行けないなんて、なんだか寂し過ぎるので・・・。
世田谷美術館の分館である清川泰次記念ギャラリーで展示が日曜日まで行われていた。



成城学園前駅から歩いてすぐなので、たくさんの人が見に来てくださったよう。感謝。





ガラスって、いろんなものが作れるから面白い。
同じところで制作をしてる人たちの作品だけど、自分が作ったことのないものを見ると、
次はああしようかな、こうしようかな、とワクワクする。

私はいつもパネルやアクセサリーなので、ランプ、一度作ってみたいなあ。

今回は20名くらいの人たちのグループ展だったけど、
忙しい中でも皆さん、ちゃんと手伝いにきてくれていた。
私も成績処理でバタバタな状態でも、時間をなんとかやりくりして行かなきゃと自然に思った。
これも、先生のお人柄の成せる技だろう。

一週間毎日、先生はずっと番のためにきてくれていた生徒さん達にお昼をおごっていたそうだ。
私も搬入のとき、ごちそうしていただいた。
お昼、自分で買ってくるから大丈夫ですよ、と先生に言ったけど、
「いえいえ、忙しい中、みなさんにお手伝いしていただいているから。」とみんなの分を買い出しに行かれた。
先生の持ち出しが今回すごく大きかったんじゃないかと心配になった。

こんな時代でも、うちの教室だけはどんどん生徒さんが増えているのは、
先生がこんな人だからだろう。
何事も最後は『人となり』が勝負の分かれ目になるのだろうか。
学ぶことはステンド以外にも本当に多い。


この土曜日の打ち上げも盛り上がった。
女性ばかり、20代~70代まで、様々な年齢の人でお酒を飲んだ。
ちょうどソムリエさんがいらっしゃるところだったので、
安いワインとちょっといいワインの飲み比べというのをやった(笑)。
味も香りも高い方は濃い。ほんとに違うんだなあ~・・・・。

話題も、結婚生活からお子さんのこと、嫁姑問題、介護のことなど、
女性の人生決定版みたいな凝縮された話題がものすごく面白かった。

ざっくばらんな人が多いので、本音がポンポン出て来る。
20代のときに聞いたら、夢が持てなくなるかもしれない(笑)ような内容もあるけど、
ある程度、年齢を経た私にとっては、共感できるところも多かった。

帰りの電車では、それこそもう気を失いかけていて、なんとか家に帰り着いて、
死んだように眠っていた。そして次の日の日曜日の午後に搬出。


搬出後、かざみどりの仲間たち展を一緒に行う2名と初打ち合わせ。
といっても、ドトールでお茶しながら、細かいことを話し合った。
出品する作品の数と種類、ギャラリーレンタル料のこと、
誰がどの日に在廊するか、など。

来年のことだから、まだわからないことも多いけど、
1ヶ月に2回くらいは打ち合わせしようと決め、解散。
人とこういうことを行うのは初めてだけど、なんだかワクワク。作戦会議みたいで。

で、今日は退勤時間ギリギリまで成績処理。
もう完成し、あとは細かいチェックに入る。
そして今日は、発表会前バレエの練習最終日。衣装を着けて踊った。

民族調の衣装。これに髪飾りと赤いブーツを履く。


衣装を着て踊ると、とても暑かった。
でも、裾の膨らみがあるので、回ったとき、とてもきれいに見える。
やっぱり馬子にも衣装、それっぽく見えたから嬉しかった。



いろんな人に関わり、学校以外の世界を持つことが楽しいし、
学ぶことがとても多い。


この年齢になって、世界がやっと豊かに、広がりをもって感じられるようになってきた。
いろんな人との出会いが、自分の世界を耕してくれている。





















心にいつもパラレルワールド

2014-09-14 10:48:13 | 日記
9月は連休があるけど、
勤務校は二期制なので、今が学期末で忙しい。
連休も評価評定や所見の仕事が・・・。

ああ!今日は松江に行きたかった・・。
今日の夕刻、佐野史郎さんと山本恭司さんの「望郷」の朗読ライブが今年も松江で行われる。
小泉八雲の「怪談」と、昨年は佐野さんのオリジナルの物語もあった。
昨年のお寺での朗読ライブは鳥肌ものだった。
徐々に暮れていく空の色や、どんどん秋らしくなっていく風、
そして朗読中の、
この世のものでないもの(?)がその会場にいるような空気感。
あの感じは忘れられないなあ。
野外っていうのがよりいっそう良かったんだよなあ。


昨年、会場で一緒になった神奈川の方は、
7月のギリシャ朗読ツアーに引き続き、
今日もやっぱり松江に行ってらっしゃるらしい!!
本格的ファンって凄い!


今年は公共施設の中で行うみたいだから、
昨年のような一種異様な雰囲気にはならないだろうけど、
とにかく、朗読そのものがすごい。
佐野さんの鬼気迫る朗読は何度聴いてもいい。
そして山本さんのギターも欠かせない。
来年はもう一度絶対行こう。



明日搬入でステンドの展示会があるので、
昨日はギリギリ駆け込み制作の人たちで小さなガラス工房は大変なことになっていた。
いつもなら、何となくおしゃべりしながら制作するけど、
誰にも話しかけられる雰囲気ではなかった。

私は出品するものは決めていたので、今回は出さないものを制作していた。

ポピ族の神話をモチーフにして制作したパネルが過去にあるけど、
今度はエジプトの神話や壁画をモチーフにした横に広いパネルにした。
ガラスも、壁画をイメージさせる退色したような淡いものを購入。
制作している他の生徒さんから、
「選ぶモチーフにロマンがあるねえ。」と言われて、
そうなのか、これってロマンティックなのかと思った。
他の人は、花とか、動物とかがほとんどだから確かに違うといえば違う。


小泉八雲の「怪談」にしても各民族の神話にしても、
地に足がついてない。そういうものは面白い。
怖いもの(でも、ただ怖いだけは嫌!)や神話は、昔から好きだった。
あるのかないのかわからない、パラレルワールドのような世界観。
まあ、子どもはたいてい不思議なものが大好きだ。
そして、好きなものはどうやら一生変わらない。


小さい頃に接したもので、こうやって自分の人生が彩られるのだろう。
早く仕事終わらせて、心をパラレルワールドに飛翔させてやりたい・・・。














一日48時間!

2014-09-08 22:25:01 | 日記
ホームページを一から立ち上げるために、時間があればHTMLとCSSの勉強をしている。
今、手元にある「スラスラわかるHTML&CSSのきほん」っていう本が
ほんとによくわかる。
初心者でもわかるように丁寧に解説してあって、図録も豊富。
こうやったらこうなるのよ!が明確でありがたい。
妹がロゴを考えてくれているので、それが出来上がればそれものせたい。



9月は忙しい。
普通でも忙しいけど、いろいろと取り組んでいることも、だ。

バレエの発表会がもうすぐ。
緊張というより、もうむしろ差し迫ってきてて楽しみだ。。。。

最初は7名で踊る予定だったけど8月末にある方がどうしても都合が悪くなってしまい、
6名に変更。ちょっとした動きや立ち位置に変更があった。


今日の練習では、最後の方はもうフラフラだった。
もともと体力があまりないけど、仕事の後だし、
動きがわりあい激しいから、帰るときはもうクタクタ。
帰って仕事する日もあるし、あまりに疲れてお風呂後にすぐ眠ってしまうこともある。


それでも出ることにして良かったと思うのは、
何かを一緒にやることで普段では関われない人たちとの仲が深まっていくことが体感できるからだ。

6人でLINEグループを作って、発表会の踊りを動画で撮って、
反省会的なことをしたりしている。

さっきも、いつも動画をアップしてくれている方が今日の最後の踊りの動画をアップしてくれた。

5名の方々、職業も年齢もバラバラだ。
年齢は大学生の方が20歳で一番若くて、年長者は50代前半。
職業もデパートの販売員さん、保育士さん、OLさん2人、そして大学生さん。

そこに教員の私を加え、そんな6人が仲良くなっているのだから、とても面白い。


祝日である来週の月曜に衣装合わせとメイクレッスン。
バレエの衣装だから、ひらひらなやつ!?っていうことではなくて、
民族音楽的な曲なので、ちょっとそういう感じの衣装。
6名の平均年齢が高いから、そこらへんは先生も考えてくださっている。



いい歳して、舞台に出るなんて思わなかった・・・と最年長の方がおっしゃっていたけど、
それは私も一緒!



ああもう、人生の時間が足りない。
一日48時間であって欲しい。。。。。







かざみどりのパートナー

2014-09-07 15:16:53 | 日記
昨日は妹の誕生日。


久しぶりにLINE電話で話をしていて、
(LINE電話って便利だ・・・と実感。)
私が作ったフュージングガラスで、
妹が全体のデザインを考えてアクセサリーを作る
というのをやってみようかという話になった。

私は公務員なので利益が出ることは何もできないけど、
そして、どれくらいの人に手にとってもらえるかわからないけども、
何らかの反応がわかるので面白そう。

妹は15年を越える雑貨・服飾関係の勤務経験と、
今の職場ではバイヤーとして販売の大切な部分を担っているので、
人の気持ちを掴むデザインを考えるのは妹の方が得意、というか、彼女はもはやプロ。


というわけで、
来年3月末、4日間だけど妹と二人で作品展をすることが決まった。
「かざみどりガラス工房」が姉妹の二人体制になった!!

私個人が作ったものは展示で、妹がスタイリングしたアクセサリーは販売で、
という感じでいく予定。
もちろん、収入はあった場合は全額、妹が受け取ることにする。
なんせ、岡山から東京まで来てもらうから・・・。


昨日、お世話になるギャラリーに行って説明を受けてきた。
ギャラリーの使用方法、注意点や、
1月までにDMとポスターの準備などなど。

というか、ギャラリーにお邪魔してみたところ、
とても可愛らしいところ!!
作品がもうちょっとあった方が良さそうなので、あと数ヶ月でもっと作らねば!
でもパネルはどうしても最高10枚くらいしか出せなさそう・・・。
1枚作るのにとても時間がかかってしまうから。

人にみせることをあまり考えず、好きなように作ってきたので、
意識が変わった。

あと、ホームページの作成。
告知が出る1月までになんとかしたい。
いろいろ調べてみたけど、結局、自分で作ってみようと思い、勉強中。
ありがたいもので、ネットで調べるといろいろ動画なんかで教えてくれるところもある。
とりあえず、HTMLとCSSの勉強を始めた。
理屈はわかったが、実際書くのは煩雑だ・・。
道のりは長い・・・。


妹は、雑貨屋さんが夢、
私はいつか作品を展示してみたかった。
二人の気持ちが、曲がりなりにもこういう形で少しだけ実現するのは本当に嬉しいことだ。


ギャラリーの主さんが、こんな話をしてくれた。

『ここのギャラリーは様々な方が展示をされます。
今まで描いてきた絵全てを展示して、それを最後の思い出にして制作をやめて田舎に帰られた人、
逆に、ここで展示したことで勢いに乗って制作が本格化してきた人、
いろんな方との出会いがあるんですよ。』

いろんな人の込めた思いが交錯する場所なんだなあ。

正直、バタバタが激化すること必死だけど、
かざみどり二人でバタバタしてみようと思う。

ギャラリー名など詳細は1月に・・。

というわけで、
新生??「かざみどりガラス工房」です。





ガラスの向こうに

2014-09-06 05:19:19 | 日記
週末は本当にすぐに眠ってしまうほどぐったり。
暑さのせいか、それとも年齢のせいか。。。
放課後、テスト前で生徒がいない美術室で仕事をしていたら、
なんと15分間ほどうたた寝していた。びっくりした。
養護の先生に、もー今日は帰った方がいいって!と言われた。
とはいえ、作品をみる仕事や家庭訪問まであるので帰れない。


洗濯しっぱなしで眠ってしまったので、
室内乾燥機を使いこんな時間に洗濯物を干した。
4:30、夜明け前の一番静かな時間。
もう一眠りしようかと思ったけど、こういう静けさは好きだから起きている。



もうすぐ、ステンドグラスの作品展が始まる。
自分の作品も数点出品する。
不定期に開催されるこの団体での作品展にはもう3回目の出品になる。

来年、小さいけれど自分一人の作品展を実は予定している。
明日、初顔合わせの打ち合わせで不安も多い。
ワクワクするけど、量的にまだまだ作らなければいけない。
締め切りというものをはじめて自分に科してみた。



もし今回うまくいけば、
京都でもやってみたい憧れの小さなカフェ兼ギャラリーがある。
一週間ほど京都に滞在して・・・それこそほんとにワクワクする。
夢は広がる!


メールで少しずつ展示の打ち合わせをしながら、
やっぱり本当にやりたいと思ったら、自分で一歩踏み出してみないとダメなんだなと思った。
行動すれば、夢は実現に近づいていく。


ステンドグラスは、のんびりとお茶でも飲みながら、
光の透ける様子をぼんやりと眺めるくらいが合っている。
カフェ兼小ギャラリーがあるところで、ちょくちょくやってみたい。
調べてみたら、そういうところってたくさんある。



ガラスや鉱石がとても好きなので、今日も帰りに天然石の本を買ってしまった。
みているだけで幸せな気持ちになれる。
ガラスだけでなくて、天然石も使ってアクセサリーを作ってみたい。
ついでに、アクセサリーパーツのことも調べている。
ちまちまと作業することで、気持ちが平かになる。

自分が作ったものを時々、学校につけていくと、
生徒は、授業はあんまり聞いていない生徒でもこういうときはめざとくみていて(笑)、

「これかわいい! どこで買ったの??」と言ってくれる女子もいるし、
「この前していたやつが、知ってるマンガに出てくるやつに似てる。(?)」
という男子もいて話題ができるので重宝している。


これガラスで作ったんだよ、というと驚く。
そうしたら、
夏に箱根ガラスの森美術館でガラスの体験したよ!
と言って来る生徒もいたりして、美術の授業的にも話題が広がる。


箱根の森美術館のガラス体験は、
過去、夏休みの部活(というかもう遠足)で実は行ったことがある。
そのときは保護者の了解を得て(値段が高いので)、
ご飯を美術館で食べるというテーブルマナーを学ぼう的な企画もあって、
ロマンスカーに乗るわで、生徒達がもう大喜びだった。
あれは引率がかなり大変だったけどめちゃくちゃ楽しかった。


先日していったガラスのペンダントを見た瞬間に、
「これ目薬みたい!なんか可愛い!!」と言った生徒がいて、
ん??? 目薬? と一瞬思ったけど、
言われてみたら確かにそんな感じがする。

透明なガラスの中央に、淡く水色が入っているペンダントで、
白っぽい洋服に映える。

確かに中央の淡い水色の様子が、
瞳の中に目薬を落とした一瞬のイメージと被る。
せっかくなのでこのペンダントを「めぐすり」と名付けた。
子どもの見方って、面白いものだと思った。


私がガラス制作に目覚めたのは8年前のことだけど、
ある意味、運命的な出会いだったかもしれない。

数学教師だった私の父は若い頃、
ビーズでかなり精巧なアクセサリーを作るのが趣味で、
母にもよくプレゼントして喜ばれていたらしい。
うっすら覚えているその作品たちは、
本当にこれがビーズ?宝石じゃないの?というほど美しかった。
私はそんな父の血を、確実に自分の中に感じる。


ガラスや鉱石の美しさに自分自身が感動し、作るもので人に喜ばれたい。
ガラスの向こうに、もう1つの自分の人生を夢みている。