しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

流れに乗って

2024-12-28 06:03:33 | 日記
今日を含めて今年もあと4日。

久しぶりにゆったりとした年末を過ごしている。
ちょっとずつお風呂場やトイレ、台所などの水回りを掃除をした。
本当は自分の部屋も大掃除したいんだけど、先日体調を崩したばかりなのであまり無理せず年明けてから・・・。

体調不良が回復した後も喘息の気があるので少し咳き込んだりしていたけど、
静かに立って呼吸に集中したり(站椿)、太極拳の套路をゆっくりとしたスピードで行うと、肺の辺りにあったゼロゼロしたもの(?)がすっとお腹あたりに降りた感覚があって、肺がスッキリした。その後は咳が出なくなった。薬いらないじゃん。
太極拳、本当にすごい。健康不安がある人は絶対やるべき!
私自身が体がもともと強くないので、だからこそ強く感じることなのだけど、
自己治癒力が絶対上がると思う。(今年は寝込まなかった!)


夜、ちょっと居眠りのつもりが、ハッと目覚めて時計を見たら午前2時だった。
回復するために眠りを必要としてたのか・・・。
ぼんやりとパソコンに向かい、昼間にやっていたデザインの作業を続けようと、バックグラウンドにかけるYouTube番組を探していたら、とあるライブをやっていた。チャット欄が盛り上がっている。


・・・あ、今日だったんだ!!

それは、最近の年末恒例、Illustratorを使っている人たちの祭典(イラレ使いの狂宴と書いてあった・・・・)「朝までイラレ4」だった。
年によってそれぞれ少し違うけど、時間帯は大体21時ごろから始まって、翌朝5時ごろまで続く長いライブ。デザインの第一線で活躍しているデザイナーさん・イラストレーターさんが持ち時間10分でIllustratorの小技を紹介するというこの企画。
今年は23人のデザイナーやイラストレーターさんが登壇者として参加していた。

ここ数年、アーカイブ付きに申し込んで見ていた。自分の制作の中でも使えることが多くて、とても勉強になっていた。
そういえばXで今回の告知を見かけたけど、年末過ぎる!大掃除したい!と思って申し込んでなかったんだった。

偶然やっているのを見つけたけど、「絶対に見た方がいいんじゃない?」と誰かから言われている気がして、そのままアーカイブ付き(有料)に申し込んで最後の5時まで見てた。見た3時間の内容は全部ものすごく充実していた。
・・・アーカイブ、絶対全部見よう。

デザインの世界もAIの進化(深化)でいろいろ大きな変化がある。
AIを上手に使いながら表現を深めたり、仕事時間を短縮したりと、活躍しているプロたちの何がすごいって、時代によって自分の立ち位置を微調整していく「変化力」がとても柔軟なのだ。
アナログでずっと制作を続けている人もすごいけど、こういう人たちもすごいよね。

来年もデザインの勉強は続けていこう。
変化って不安でもあるけどうまく流れに乗っていけると、今まで自分が見たことない風景に運んでいってくれる気もして、それはなんだかワクワクする。





















今の私にちょうどいいもの

2024-12-26 09:02:20 | 日記
年末年始は体調不良になるのが毎年のルーティン(?)。

今年は例年ほど忙しくなかったので体調不調にならないかと油断してたら、通っている太極拳の表演会が終わった後、目に見えて体調が悪くなった。
鼻水が出るし、体が少しだるい。
電車に乗っていたら本気の寝落ちをしてしまうし、仕事終わりのラスト2日間、4時間連続の授業の立ちっぱなしはとてもきつかった。

毎年、年末から年始にかけてのどこかで寝込むのだけど、
今年は寝込むほどではないにしろ、やっぱり体調不良になったのは練習不足か、はたまた栄養不足なのか・・・。
あたたかいうどんやみかんを食べ、蜂蜜をスプーンで飲んだりした。

今日、やっと通常の感じに戻った。例年のように大きく体調を崩さなくてよかった。
当たり前だと思っていた普段がとてもありがたい。
1年を振り返るために体調不良になるのかなとも思ったりする。


今年は10月くらいから自分の内側と向き合う時間が増えた1年だった。
気づいたことは、周囲に言われたことを気にしすぎる傾向があるということだった。

それはなぜかを突き詰めると、他人の評価を結構気にしているからだと思った。
あと自分の心の傾向として、誰かの言動を「嫌だ」と思うことを自分に無意識に禁じているなということにも気づいた。
これも、他者を否定してはいけないという道徳心というかルールみたいな「外からの評価」からくるものだと思う。

自分が感じたことはもっと大切にした方がいい。
自分に正直でなかったことがたくさんあったかもしれないなと思った。
来年はもっと自分に正直になることが目標だなあ。
やらなきゃいけないことと共に、ワクワクすることもしたいなと思う。

① 新しい演劇を観に行く。
(とりあえずネットで購入できるものから年末にみてみようと思う)
② 1、2ヶ月に1回は友人と美術館やハンドメイド関係のお出かけをする。
(来年、友達とトンボ玉制作体験に行く予定あり、楽しみ!)
③ 4月、8月のハンドメイドマルシェに向けての制作開始。
④ 太極拳の表演にまた挑戦する。
⑤ 食べるのが疎かになるので、美味しいものを時々食べに行く。

そのためにも元気でいなきゃ。
自分の心身の声をちゃんと聴いて、ちょうどいいところを探したい。











誰も聴いたことのない音を

2024-12-22 19:08:49 | 日記
クリスマスが近いなあ🎄🎄🎄

クリスマスを楽しんでいますか?
私の方はといえば、昔はケーキを買ったり、小さなツリーを飾ったりしていたけど、最近は全然していない。せっかくの楽しい行事なのに、仕事仕事の毎日でその流れに乗れてないこと数年間。今年はその忙しさに一息つけた年だった。

この1年間、いろんなことに振り回されずに(いや、振り回されてたのかな?)よく頑張ってきたので、自分にご褒美をあげたい!と思っていて、何がほしいか考えてみたんだけども、「物」でほしいものが最新式の洗濯機くらいしかない(笑)。
まあそれでもいいけど・・。

・・・・。
ふと、「物」じゃなくて、「体験」にしたいと思った。
体験で感動できるものはいろいろある。星空を見にいくもいいし、旅行に行くもいい。
でも、最近ずっと行ってない「演劇」を観に行くのもいいなあ、と思った。
大学で演劇部、4年間は演劇に打ち込んだ日々だった。心が震えるような感動をたくさん覚えた日々だったなあと懐かしくなった。

と思ったけど、急にはチケットは取れない。

なので昔、大好きだった野田秀樹さんの野田地図の演劇で、YouTubeで観られるものをみてみることにする。
本当は「贋作・桜の森の満開の下」が一番観たいんだけど完全版がない。
でも「半神」はいくつかに動画が分けられているけど、あった!!


萩尾望都さん原作の漫画「半神」の舞台化されたもの。
漫画の方は少ないページ数ながら、私の中で「人生に出会った漫画ベスト3」の中に入っていて、漫画自体は私の宝物だ。
まだクラス担任の時、これを文化祭の舞台でやってみたいなあと思ったけど、このお話をたかだか30分程度の脚本にすることはとてもじゃないけど難しかった。

ちなみに、故・今井雅之さんの戯曲「Winds of God」は舞台を観に行って大感動し、当時の自分のクラスの生徒に紹介したところ、文化祭で劇を行うことができた。14年間の担任のうち2回上演したけど、子どもたちや保護者の方と感動を分かち合えたのが何より嬉しかった。

「Winds of God」は戦時中の話だけど、タイムスリップしたりとストーリーがわりと子どもでもわかりやすかった。

それに比べると「半神」・・。
体がくっついた状態で生まれてきた双子の話。
どちらかを生きさせるには、どちらかの命を諦めなければいけない手術、生き残った方はその後に何を見たのか・・・。

命の重さと生きることの喜びや悲しみをわずか数ページで描いたこの漫画を、どうやって舞台に?と思っていたけれども・・・・。
やはり野田秀樹さんは偉大だった。

この人の舞台って言葉遊びがあまりに複雑で話の筋もごちゃごちゃと混み合いがちなので、枝葉にこだわっていると何言ってるのか全然わからなくなるけど、全体を通して観た時、心の奥からざわざわしたり、心が熱くなって涙が込み上げてきたりする。
言葉遊びの向こう側にすごく大事なものが横たわっていると思うので、とても好き。

あと演劇の良さって、目の前で観ると役者さんの熱が直接伝わってくるのもいいところ。同じ空間にいるって大事なんだなあ。

YouTubeだとそれがないのがとても残念だけど、「半神」は主演の深津絵里さんと加藤貴子さんを始めとする役者さんの迫真の演技で引き込まれる。音楽も素敵。
原作には全く出てこないキャラクターを数多く登場させつつ、ちゃんと萩尾望都さんの言いたかったことをもっと立体的にして伝えた感じがする。
久しぶりに観て、より一層感動した。

来年は、新しい舞台を何か一つ、観に行こうかな。
いいものを観ることで、自分の中から湧き出してくる、私にしか聴こえない、未知の心の「音」を感じられたらなあと思う。
(これ、「半神」の内容にかけてます!)



















「デッサン占い」の効果

2024-12-18 10:36:02 | 日記
中学校3年生の最終課題でデッサンをやっている。
これが義務教育最後の美術になる。
自分の「手」のデッサン。
自画像だと「ずっと鏡を見続ける」という心理的なハードルが高いので、自分を表すモチーフとして「手」を選んだ。
手は意外に感情を表現しているから。

形の取り方や基本立体の陰影表現のポイントを説明して練習をした後、自分の手で自由なポーズを取ってデッサンをしていく。
その後はそのまま完成でなく、デジタルの描画アプリにデッサンを読み込み、デジタル上で加工していって自分の世界を作っていく想像画にして完成する。

受験前、美術の授業なんてやる気持ちにならないかもしれない中3に。


でも、私はこれをある程度やる気にさせることができると確信してやっている。
実際、意外に生徒は集中できている。
鉛筆で描き込む度、少しずつリアルに近づいていくその過程は成績云々なんていう小さなこだわりを軽々と超え、思春期のやる気を刺激していくのを今まで見てきたから。

私自身、デッサンが上手い方でなかったので過去いろいろ勉強した。
習いにも行ったし、本を読んで練習もした。
3歳下の私の妹が小さな頃から異常なほどデッサンがうまかったので、自分の下手さに自覚はあった。今見ると中学生から高校生くらいの時に描いたデッサンは、微妙に縦の比率が長かったりする。

でも下手だったからこそ今、「下手でもある程度できるようになるにはどうしたらいいか」という方法論が確立できている。
それを生徒に応用しているので、最初はクリームパンみたいだった手がどんどんリアルに近づいている。
それは生徒本人にとってもわかりやすく自分の成長が感じられることであり、とても嬉しそうにする。
それを見ると私もとても嬉しい。

あと、表現全てに言えることだと思うけれど、デッサンには「その人の今の心の姿」が表れる。

ある生徒のデッサンを見て、説明した理論にこだわってしまうあまり、何だか窮屈そうなデッサンだったので、
「いろんなことを気にしすぎて心が辛そうなデッサンになっているからもったいないよ。もっと自分の思うようにしていいんだよ。」

と伝えたところ、突然その子が目を真っ赤にしてポロポロと涙を流しながら、
「先生、なんでわかるの? 私、親とか周囲の人から言われたことを守らなきゃと思って、今すごく辛い。なんで、なんでわかるのーー??」
と言ったため、その後の授業は生徒が私にデッサンを持ってきて、私が何か一言メッセージを伝えるということになってしまい、私はにわか「デッサン占い師」になった。

特に女の子たちには大好評で、
「先生、占い師になってもやってける!」
とお墨付きを受けた。この方向の仕事もありか・・・・(^^:)
男子も、褒められると照れ臭そうに笑う。そしてデッサンに集中する(笑)。


まあ、悩み多き思春期は誰かに何かアドバイスをもらいたいんだよなあ、と思う。
私も正直、デッサンの表現だけじゃなくて、ここ数ヶ月間、生徒に接してきた時の全体像というか生活態度を鑑みて伝えるメッセージを考えたところもある。
できるだけプラスのメッセージを。
このメッセージが、その生徒にとって何かいい方向に進むきっかけになればと思う。

例えば普段あまり何事もやる気がない生徒には、
「メリハリがあって、やるときはやる子!」とか。
この子は「デッサン占い」でいいことを言われたいがためデッサンはかなり丁寧に取り組んでいる。効果あり。

昔、母の知り合いの方でよく当たると有名な占いをやっている方に
「あなた、将来、私と同じことをやるようになるよ。」と言われたことがある。
特に霊感があるわけでもなく普通の私は、そのときは「はい??」と思ったけど、
今、何となく当たっていると思っている。

占いって、たぶん人が発する微細な表現を読み取り、それを利用して人を励まし、幸せにしていく仕事だと思う。教育も占いみたいなものかな、もしかして。

「デッサン占い師」として、もっと読み取る精度を高めていきたい。













幻を見た日

2024-12-12 14:26:14 | 日記
昨日、15時半過ぎ頃のこと。
朝からずっと描いていた絵本のイラスト制作に疲れて、
少しベランダに出てしばらく体を動かしていた時に、西南の空にそれを見つけた。

ここのところずっと晴れてるのに、・・・・虹??何だろ。

大空に縦の大きな虹。
綺麗だなと写真を撮った。


後でネットで調べてみたところ、「幻日(げんじつ)」という大気光学現象ということだった。
雲の中にある氷晶に太陽の光が反射してできるものらしいけれど、幻日が現れるためにはある角度で氷晶に光が差し込む必要があるらしく、その他にも雲の種類など、いろんな気象条件が揃わないと現れないとWikipediaに書いてあった。

・色の並びが規則的で、太陽側が赤色、外側が白色や紫色
・太陽と同じ高さに出現し、太陽との視角度が約22度の距離に現れる
・うす雲(巻層雲)、いわし雲(巻積雲)などに現れやすい

ふむふむ・・・。
比較的珍しい自然現象らしい。
出会えたのはなんだか嬉しい。


よくよくネットニュースで見てみたら、やっぱり昨日、茨城県で幻日の完全形?の輪っか(ハロ、もしくは幻日環と呼ばれている)が観測されたという気象記事があった。
また以前の記録を調べたら、今年の10月31日に都心で幻日が観測されたという記事があった。
1、2ヶ月に1回程度見られる自然現象なのかな。

あと言い伝えで、「幻日は幸運を運んでくる」というものがあるらしい。
当たってくれるといろいろ嬉しい。

今描いている絵本がちゃんと締切に間に合って(間に合わないかもしれない!)、
さらに賞に入るとかだと嬉しい!😝 
神様が励ましてくれている、という言い伝えもあるそうだ。
だとすると「何とか締切までに間に合わせろよ。」ってことかもしれない。

日中忙しく働いていたら、こういう自然現象には気づかない。
今の働き方、やっぱりラッキーなんだな、って思うことにする。








動く日々に

2024-12-09 22:30:43 | 日記
12月に入って、毎日のように何らか体を動かしている。
運動がすごく得意というわけでもないけれど、
体を動かすのはとっても好きなんだなと思う。

金曜日と土曜日に太極拳や形意拳を習っているのに加えて、
日曜日に「武フェス」という武術のミニ講習会がたくさんあるイベントに参加したし、
月曜の今日は個人的に仲間と昼間に太極拳の練習と、夜は元々習っているバレエに。

それぞれの分野で一生懸命にそれを極めようと努力している人たちは、みんなどこか純粋で、会えてよかったと思える人が多い。
私はすごく人見知りだし、人がたくさんいるところも苦手だから、
なかなかの「出不精」だけど、そういう人に会えたから、重い腰をあげてよかった。


器用でない分、何かできるようになると人一倍嬉しい。
それは美術でも同じなんだけど・・・。
頭でわかっていても、体で自然にできるようになるまでには時間はかかる。
たとえ教えてもらったとしても、本でコツを読んだとしても、結局は何度も体を動かして体感して得ることしかできないところも、もどかしいけど面白いところなのかもしれない。

自分が好きなことがどういうことかが自分でわかっていて、
それに取り組める時間があることがとてもありがたい。
で、一人じゃなくて周りにいろんな仲間がいることもありがたい。


今日、勤務先の中学校の3年生の授業中、「人生がしんどくて仕方ない」という中3男子がいた。上に羽織ったパーカーのフードを深く被っている。
漫画みたいにドヨーンとした空気をまとっていた。


中3はしんどい。
そもそも受験生は辛いし、思春期、人間関係にも悩む時期だったりする。
聞けば、やはり恋愛での悩みだそう。

私も中3くらいから高校生卒業までの時期って、悩みしかなかった気がする。
受験期は特にストレスでご飯が食べられなくなり、人間関係でも深く悩んだし、4ヶ月で10キロ痩せて、朝、登校前に病院へ親に連れて行ってもらい、点滴を打って凌いでいた時期がある。
あの時は人生で一番暗い時期だった。

今すごく楽しいし、特に深い悩みもないし、
目が少し悪くなったし、走るのはもう辛いからしっかりと年は重ねたけども、
なんやかんや幸せな毎日が送れている。

今が辛い人に「未来はきっと明るいよ」って言ったとしても、
今辛いんだから救いにはならない。
けど、ずっと辛いわけじゃないことは伝えたい。

年を取ることでいいことがあるとしたら、今までの人生を俯瞰して見ることができる視点をもてたことかもしれない。

とりあえず、高校は中学より自由が多くて楽しい(ところが多い)とは言ってみた。
年を取るほど自由度は上がる、とも言ってみた。
恋愛の悩みに即効性のある言葉なんてないけど、生きていれば何とかなるのよ。

しかも恋愛の悩みなんて、言ってみればただの執着だよ。(とは流石に言えないけど)


とりあえず、手や体を動かそうよ。
そうしたらきっと何かいいことが動き出すから。
とだけ、言ってみた。

うん、と無気力な返事をしながらデッサンを始めたその子に、
いいことが本当にありますように。























呑気な年末のスケッチ

2024-12-01 06:51:06 | 日記
昨日は疲れて早く寝たから、日曜日なのに夜明け前に目が覚めた。

勤務している2校の3年と2年の評価評定を金曜日にほぼ終えた。
特に3年生の成績は直に高校入試に直結するから、毎回かなり慎重になる。
仕事の大波を乗り切ったことで、気持ち的に年末が今日から始まった。
12月って、特に何もなくても相変わらずワクワクする月。
12月ってだけで嬉しいもんね🎅🎄

体が冷えているなと思ったので、お風呂を沸かして「箱根の湯」を投入。
透明なブルーのお湯で香りも爽やか。なのでセットの中の「箱根の湯」ばかり使ってしまい、他のが一向に減らない。

お風呂から出るとやっと外が明るくなり始めた。
二度寝もいいかなと思っていたけど、こうなったら日の出が見たい。
ベランダで出て日の出を待つが、やっぱり12月、せっかくお風呂から出たばかりなのに冷えて寒い。
コーヒーを淹れていると、ようやく日が昇ってきた。

太陽って毎日こんなすごいことになってるんだろうかってくらい、勢いとパワーがある。日の出って穏やかな言葉だけど、もっとどーんと、ぐんぐんと「生まれてくる」感じ。
写真を撮ってもその感動はあまり残らない。
お正月じゃなくても日の出って普通にありがたいしすごいと思う。

朝、ベランダに出て気付くのは、日の出のビジュアルだけじゃない。
音。 
鳥、特にカラスが結構鳴いているということ。

調べると、カラスって相当頭がいいらしく、鳴き声の回数で仲間同士、会話しているそうだ。
1回で挨拶、4回で警戒や威嚇、5回で逃げろ!6回で敵がいる!という合図らしい。
今日は4回鳴いているカラスがいた。なんか朝から警戒中らしい。
お疲れ様ー、気をつけてー。
そう思うと、私もカラスの知り合いみたいで楽しくなった。

なんとも呑気な一日の始まり。
どこも行かなくてもこれはこれで楽しい。
自然界と自分がどこかでつながっている感じがあると、こんなにも心が落ち着くのだなと思った。
さて12月、大掃除だな、帰省はいつからにしようかな・・・。
年末って相変わらず、なんか楽しいよね。