しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

親子で京都修学旅行 その3

2014-04-27 18:50:04 | 日記
昨日、美味しい梅酒とゆず酒をたくさんいただいたこともあり、
不覚にも予定時刻に起きられなかった。
…6時50分起床。
しかし、そこからの追い上げ?があり、朝食7時半で、出発が8時20分。
ほぼ予定通りとなった。


昨日、朝ごはんが美味しすぎて調子に乗って食べ過ぎ、胃もたれがひどかったので、
今朝は惜しみつつもあっさりとパンとおかずを少しだけ。

毎日、三食を規則正しく食べている母にとっては、朝ごはんをきちんと食べることは普通なのだけど、
朝、食べたり食べなかったりマチマチ、昼ごはんすらバタバタしてたら抜いてしまう私だと、
三食、特に朝をきっちり食べると胃もたれしてしまうのだ…。

今日は市バスの一日乗車券を購入。500円也。市バス1回で230円。できればもとをとりたいなー。


市バス9系統に乗って、堀川通を上っていく。朝が早いので混んでいない。
二条城横を通過。まだまだ上って、
堀川今出川で下車、そこから徒歩1、2分。
西陣織会館へ到着。ここで母と9時から西陣織体験なのだ。

ほぼ9時ちょうどに着いたので、会館に入ろうとしたが自動扉が開かない。
急いで、警備員さんがロックを開錠しにやってきてくださる。

そういえばそうだった。
2年前、3年担任の時の修学旅行。
クラス別工芸体験をここでさせてもらったのだけど、早く到着しすぎて20分ぐらい駐車場のバスの中で待ってたんだった。
9時からだけど、9時過ぎないと開かないのだった…。やっぱり今もおんなじやん。

まずは体験料一人1800円を受付で支払い、機織り機がたくさん並ぶ別室に案内され、説明を受けて体験開始。
右足を踏む時は右から糸を入れて、みたいな感じで、最初だけ少し戸惑ったけど、すぐ慣れる。

母、奮闘中をパチリ。
私もこんこんこん!と機を織る。
だんだん楽しくなってきた。
二巻き分の糸を織ったらランチョンマット的なものができあがる。
私は、30分もかからないで終わってしまった。母も40分ほどで仕上がる。
まだ10時にもなってないよー。

朝早すぎて誰もいない…。

がらーん(笑)。

お昼過ぎから団体さんがはいってるらしかったけど、この時間帯は私たちのみ。
スタッフさんが、たくさん写真を撮影してくださった。
出来上がりも、初心者でも綺麗に仕上がるようになっているし、満足度高い。母大喜び。もっと作りたい!とのたまう。

いかにも修学旅行っぽいな~。

当初の予定ではもう少しかかるはずだったので時間が余る。
近くの晴明神社へ。陰陽師の。



星型かっこいいなあ。


それでも時間が余るので、9系統の市バスで行けるところを探したら、上賀茂神社付近にバス停あり。

調べたら、上賀茂神社は京都で最も古い神社とのこと、行こう!

ところが朝あれほどスイスイ動いていたバスが、上賀茂神社に近づくにつれ、全く動かなくなってしまった。

というのも、毎月第四日曜日には上賀茂神社で『手作り市』というのが行われているらしく、
これ目当てで県外(市外、だった・・)から車で来る人がものすごくたくさんいるので道路が混み合うのだとか。

銀閣寺道付近の『お菜どころ』というお店に11時半と早めのお昼ご飯予約を入れていたのだけど、この渋滞だと間に合わないかも、
と、電話したら12時半に変更可能とのことで変えていただいたことで、比較的ゆっくりと上賀茂神社をみて回ることができた。
もちろん、手づくり市も!


葵祭りでも走る馬。
人を乗せて、ものすごいスピードで疾走してて、あれは乗ってる人は怖いだろうなあ。

そして神馬。
話しかけてはいけません、って。






手作り市をそぞろ歩く。母は小物をいくつか購入してた。
私は手作り市に出ているお店『ふくろう珈琲』でコーヒーソーダを買って飲む。続いて母も同じお店でホットコーヒー。ここのコーヒー、とっても美味しかった!

京都は快晴。空の下でコーヒー、気持ちいい。
そういえば昨日の夕方、京都駅前のビルの最上階では、ビアガーデンが始まっていて、多くの人で賑わっていた。
なんとも幸せな光景だった。

上賀茂神社でゆるゆるしてたら時間がやばくなってきたので、タクシーへ。
タクシーの運転手さんが、大文字焼きのことや京都三大祭りのことなど、
京都のお祭りについて詳しく語ってくださった。

行く道で左側に鴨川。菜の花の黄色と新緑が美しい!
そしてとても気持ち良さそうだった。


銀閣寺道へ。
お菜どころへ到着。

お豆腐をたくさん使った定食を食べる。豆腐ってこんなに美味しかったっけー?!

手作りのお豆腐はなんともコシがあってモチモチしてる。
母が、
「私、若い時に友達とこのお店にきた記憶があるわ!」と。そのときも、なんてお豆腐美味しいんだろうと思ったらしい。

市バス100系統(洛バス)に乗って京都駅へ。
ちょうど銀閣寺へ観光にきた方々がたくさん降りたので、席に座ることができた。
京都駅まで約40分、居眠り。

14時前に京都駅到着、新幹線は15時半過ぎなので時間あり。
母の希望で、駅前の小川珈琲へ。

母が若い時に、京都の西の方にある小川珈琲本店で飲んだコーヒーが美味しかった!と。今回も美味しいと満足気。
食べ物の記憶ってかなり長く残るらしい。

お土産を買い、15時20分には各自、ホームへ。
今や、一種のギャグの様相を呈している『家に帰るまでが修学旅行です!』を合言葉にして。

母は、とあるコンクールで賞をいただき、新聞にエッセイが掲載されたことがある。
なのでそれで勢いを増して毎年、エッセイコンクールになにがしかの文章を書いて出している。

今年はこの旅行のことを書こうかな、
と意気込んでいる。
とりあえず前向きなのはいいことだと思う。

私は母が明るく元気でいてくれればそれでいい。
親離れしてないのかもしれないけど、いつか強制的に離れなければならないその日まで、親離れしなくてもいいとひそかに思っている。

何はともあれいい旅でした。
次は、どこにしようかな。


京都駅やっぱりなんか変…。




























親子で京都修学旅行 その2

2014-04-27 16:31:06 | 日記
朝6時起床。
ここら辺はお互い教員、きちんとする。
部屋からは電車の運行状況が丸わかり。
電車好きな人には、このホテルはたまらないだろう。

朝ごはんをしっかり食べて、8時40分発の、今度は京都ひるバスに乗り込む。
京都の寺社仏閣は、交通の便が良くない。バスも時間通りに来なかったり混んだりする。
その不便さを解消すべく登場したバスで、
北野天満宮や金閣寺、銀閣寺など名所を巡る。
乗降は一日中自由で、一日10本運行している。
予約制で、車内が混み合うこともないし、時間にも大変正確だった。

乗車するときには、このチケットの裏側に印字された日付を見せる。

ひるバスが停まる場所には、このマークが。

まずは始発バスで金閣寺に。
金閣寺、
日本人よりも外国人の方の方が多かった!!

キンキラキンに青空が美しい。
韓国の方らしき若者の団体さんに写真撮影を英語で頼まれたり、
フランス人の男性たちのファッションがすごく素敵だったり、
ここはほんとに日本?ってぐらい、日本語以外の言語がそこらじゅうに飛び交っていた。

ひるバス再び、次は銀閣寺へ。
王道過ぎるけど、母、行きたいみたいだったし、いい。

金閣寺と比べるとかなり地味だけど、こっちのが好き。


最近、花を育てるのに凝っている母は、庭園に咲いている花が気になって仕方ない。花の写真ばかり撮っていた。
花を大事に育てるのも、生徒を大事に育てるのも似てるとこがあるのよーとのこと。

次はまたひるバスで、平安神宮へ。
途中の町家で、鐘馗さま?に出会う。
魔除けだったかな。


昨日もきたよ平安神宮。昼間のお姿。

このあたりでお昼ごはんの予定。
平安神宮から歩いて3分の『だる満』に予約をいれていた。
地のもの、無農薬・有機栽培で育てられた野菜で作られたおばんざいが美味しいお店。
おばんざいは京都の家庭料理的なお惣菜。

おばんざいバイキング(ご飯とお味噌汁付き)が美味しかった!食べ過ぎた!



コーヒーまでゆっくり飲んで14時。
次は知恩院。昼間の姿、爽やか。


長い石段を上り切って、山門をくぐったら、そのあたりに腰掛けてくつろいでいる人をたくさん見かけた。
みな穏やかで楽しそう。
私も母と石段に腰掛け、新緑をしばし鑑賞した。初夏、緑の美しい季節。

畳敷きの堂内では、法事をやっているようだった。
お香のかおりと読経、気持ちが正される。気持ちがいい。
知恩院の七不思議の解説パネルなどを読みながら、ぼんやりと時を過ごした。
お寺の中、何時間もいたくなる。

まだ時間があるので、ちょっと足を伸ばして南禅寺へ。こちらはタクシーで。


瓦に一枚一枚、『南禅』って書いてある!


ここにきた目的は、ここ。
境内にある水道橋。明治期に作られたそうで、和の建物の横にこのレンガ作りの橋。そしてこの橋、なんだか絵になる。



最後にまた平安神宮付近に戻ってひるバス乗車。清水道へ。
ここはひどく混んでた!中国、韓国などアジアの方々が大勢、観光に来られていた。


この写真の道沿いには、若い方々が店を出していて、若い感性と伝統的な技術がクロスして、見たことのないユニークなデザインの商品がたくさん販売されていた。

ポチ袋や便箋などの紙もののお店や、
刺繍のお店、新しいデザインの浴衣のお店など、思わず欲しくなってしまうオシャレなものがたくさん。
そぞろ歩きながら、見入ってしまう。

清水寺に向かう道は大混雑。
私も母も、清水寺には数度行ったことがあるし、あまり人が多すぎて疲れて来たので、帰路につく。
ひるバスに何度乗ったかわからないけど、最終便で京都駅へ。

荷物を置きにホテルへいったん戻り、1時間ほどのんびりする。
京都駅に宿泊場所があるって便利。

烏丸線で烏丸御池へ、京都市立博物館付近にあるごはん屋さん『五けんしも』に19時半に予約していた。
ここは身体に優しい素材や、薬になるものをたくさん使っているとのこと。

腸に第一期のガンを持っている母なので、食べ物にはかなり気を使ったけど、
結果として、母は私よりよく食べていた。
元気だ。


京町家をそのままお店として使用しているので、まるで家のよう。
梅酒やゆず酒を飲みながら、おばんざいやお魚を食べながら、
仕事のこと、これからのことをのんびりと母と話した。
仕事でも人生でも大先輩である母の言葉は、私の今後の指標でもあるし、
何より、母とのんびり過ごせる時間が幸せだ。
母は現役時代は常に忙しく、常に不在だった。
やっと今、ちゃんと親子ができてる気がする。それが何より嬉しい。


いろいろ食べたけど、アボカドのお豆腐和え、特に美味しかった。

カウンターに案内されたので、最初はそういうのに慣れてないし、他のカウンター席の方々が常連さんの様子だったからかなり緊張してたけど、
調理の様子が見えたり、お店の方といろいろお話もできて楽しいひとときだった。

長くなってしまった。
そこからはホテルに帰ったあと、24時まで記憶なし。
熟睡してた。
母に起こされ、お風呂。
子どものときと変わらないなあと思いながら、就寝。












親子で京都修学旅行 その1

2014-04-27 15:35:26 | 日記
25日の金曜日は、こんな日に限って5時間全て授業で、
6時間目の学活は体育大会の選手決めで長引く。
学活と帰り学活と掃除が終わったらだいたい15:50だから、
1時間の年休もらって脱出!と思ってたのに、選手決めで時間が押してしまい、やっとこさ16:10過ぎに退勤。
副校長先生に、超早口で
「すいません、1時間年休取りますっ!
掃除終わりました、部活はお任せしてます!」
と言って届けを出す。
副校長先生は、
「はいはい、いってらっしゃいー、お疲れ!」
と。旅行のことは学校の人には誰にも何にも言ってないけど、なんとなくわかるんだろう。

予定の新幹線に乗り、駅弁を買い、一路、京都へ。
母との京都修学旅行?一日目。
岡山からやってくる母とメールで連絡を取りつつ、
お弁当食べるわ、買うだけ買って読む暇が取れなかったブルータスの合本、日本美術、西洋美術特集をまとめて読んだり。

京都到着は19時過ぎ。
京都駅で母と待ち合わせて、まずはホテルにチェックイン。
京都駅構内にある「ホテル近鉄京都駅」。
ここほんとに近い!
新幹線の中央改札から約1分!

受付で、厚紙のカードキーを受け取り、部屋へ。
エレベーターを降りた向かいの窓は京都駅!


で、指定された部屋に入ると。

あれ、なんか狭い…ワイドツインだったのに、と思って横をみたら、
な、なんと誰かの荷物がー!!


焦ってフロントに電話、すぐに従業員の方が来てくださるとのこと。
部屋の中で待つわけにはいかないので、部屋の外で待ってると、
その部屋に宿泊しているらしい、品のよい老夫婦がちょうど帰ってこられた。

部屋の前に佇んでる私たちはかなり不審者なので事情を説明する。
「あら、ダブルブッキングかしら?」と奥様が心配してくだっていたが、
私はフロントの人が間違った部屋の案内をしてしまったことはわかっていた。
だってここ、どうみてもワイドツインじゃない…。
普通のツインがもう満室とのことでワイドツインにしたのだった。

しかし、それを口にするのはなんかすんごく失礼なので言わない。


ほどなくして、従業員の方がやってきて、
「お部屋を間違えてました。大変申し訳ありません!!」と、新しいカードキーを持ってこられた。
こんなこともあるんだなあ。
その後、謝罪?のお手紙をいただいたり、お菓子をいただいたりと丁重に詫びられた。相手の方にもそうしたという。
母は、さすが大手は違うねーと、変なところで感心していた。

このホテル、位置的にも便利で良いし、部屋も大変美しく、
そして朝ごはんもとても美味しいので、
そんなに丁重に謝らなくとも今後の観光に使うことはもう決定。
(しかももうチェックアウトのときにはそのことも忘れてて、「大変ご迷惑をおかけしました。」と従業員の方に言われたときも、母も私も一瞬、???って思ったぐらいだ。)

そんなアクシデントもあったけど、夜の京都観光に繰り出す。
京都駅前の新・都ホテル付近に迎えにくる京都よるバスに乗って、京都市内一周。
提灯をもったガイドさんが迎えてくれるなんて、なんだか風情あるなあ。

ライトアップされた東寺を皮切りに、
西本願寺や二条城、京都大学、平安神宮、知恩院、青蓮院、八坂神社などなどを巡りながら解説してくれる。

バスの運行に合わせたライトアップ、平安神宮


知恩院


平安神宮も知恩院も2日目の昼間に行く予定ではあったけど、
夜の雰囲気はまた違って面白い。
母は、京都の街並みが、やっぱり独特だよね~と窓から熱心に外を見てた。


バスの中は、走行中はランプは消えていて、外の風景がよく見えるようになっている。
解説も面白い。一人1600円、ネットのチラシを持っていくと100円引き。
記念の乗車証をもらった。


22時前に京都駅に戻ってきた。約1時間半の観光。なんだか夜の夢の中のようで、不思議な感覚に。オススメ。

母が軽く何か食べたいというけど、22時過ぎには、京都駅構内の飲食店は全部閉まっている。
うどんがいい、というので、近くのなか卯へ。
ごめんー、1日目夜は食べてくると思ってた…。ミスー、私のミス!

でも母はなか卯のシステムがとても珍しかったらしく、
しかも旅行者らしい外国人の方がいっぱいいて相席だったりしたので楽しかったようだった。
3日間、どこに行っても外国人の方が大勢だった。京都は国際観光都市だなあ。

ホテルに帰ると、私も母も疲れ切ってるから、お風呂後すぐにバタン。
私も母も授業やってからきてるし。

積もる話はまた明日ってことで。
小さく電車の音を聞きながら(でもものすごく近いわりにはほとんど聞こえないのだけど)、就寝。
























ここでは難しい

2014-04-20 23:41:30 | 日記
一週間が長い。
いろいろ感じることや思うことが多いのが4月だからなのか。

同僚の先生が長期療養に入ることになるというショックな知らせもあった。
以前から療養に入っている先生の、療休延長の知らせも管理職からあったばかりだ。

そうかと思えば4月から、
昔いた大変優秀な先生が臨時任用で戻ってこられて、いろいろフォローしてくださったりもしてる。
それはとてもありがたいことで、金曜日の学年飲み会で話をいろいろ聞いてもらったりもした。
久しぶりにカルーアミルクを3杯も飲んだ。昔、一番好きだったやつだ。
職員の中に、学生時代にバーテンダーのバイトをしてた人がいて、
カルーアミルクは実は強いお酒だ、ということを教えてくれたけど全然酔わなかった。
・・・・もしかして、意外とお酒に強いのかなあ疑惑が生まれた。


4月から職員打ち合わせの時間が10分早くなり、
しかも何故かバスの本数が4月から減り、
いつも乗っていた学校付近までいく8:00発のバスがなくなってしまった。
なので、いつもよりだいぶ早い時刻に家を出なければ、同じ路線のバスに乗れなくなった。
打ち合わせ時間が早くなったので、名目上は退勤時間が10分早くなったのだけど、
16:50に学校から帰ることのできる中学校教員なんてそうそういないでしょ。

生徒は部活で18:00までいる。
結局、出勤時間が伸びただけの話となった。


職員の病気の多さは、間違っているよ、軌道修正しないとまずいよ、という合図な気がする。
職員の声は、管理職まで届いているはずなんだけど、職員会議でも議論しているのだけど、
何にも反映しない。
このままでいくと、とってもまずいことが起こりそうな気がする。
そういう予感って、人間誰しもあるよね。動物的カンってやつか。



伊藤まさこさんの「京都さんぽ」シリーズ2冊を買って読む。
行きたいところがまた増えて困る。
この人いろいろネットで叩かれてるらしいけど、私は好き。
この人の視点で見る京都は、もっともっと味わい深い。


京都旅行の2泊目の昼ご飯に平安神宮付近のお店を、
夜は烏丸御池の、
3日目の昼は銀閣寺付近のお店を予約した。
この時期は、予約しておかないと入れないかもしれない。

西陣織の体験もとれた。もうあとは行くだけ。
暇じゃないのに、全8ページの旅のしおりも作った。
要するに、とっても嬉しいんだと思う。私は。


先日の学年飲み会で、
いろんな人から「自由だねえー。」と言われた。
旅行に行く、習い事、ほんと自由だよねえ、と。

でも全部自己負担・自己責任でやってるからねえ。
で、いろんなリスクも自分で背負ってるからねえ。
そこんとこ全然わかってないなあと思う。
精神的にかなり強靭でなければいけないんだよ。

自分の価値観や幸せの基準を押し付けてくる人は何故か男性がほとんど。
ほっといて欲しいんだけどなー、と思いながらニコニコ聞いている。

基本的に私の気持ちや価値観は無視してるよなあ。これが一番嫌なんだ。
なんか言っても無駄だから、いつも何も言わない。


あなたは私じゃない。私はあなたじゃない。いつも思う。
中学時代から、イギリスの文学をよく読んでいたけど、いつもそれは基本だった。
だからこそ人と人の間にはコミュニケーションが必要なのに、
お互いの違いを認める素地が日本にはあまりない気がいつもする。


ゴールデンウイークまであと少し。
お休みの日は、家の整理をもっとしないと。
仕事にかまけて中途半端になっちゃっている。
旅に行きたいけどゴールデンウィークはみんな出歩くのだから、きっと混んでいることだろう。
日本って、そういう国なんだと思うこと多し。




































「おもてなし」企画

2014-04-13 20:13:12 | 日記
早くも体調を崩している職員が数人いる。
やっぱり年度始め、4月ってハードだ。

今年度は20時を限度にして退勤するように私はしているけど、
中には帰宅が午前様の先生達も今は大勢いるようで・・・大丈夫なんだろか。


学級懇談会を終え、新年度っぽいイベントはひとまず終わり。
木曜から授業が始まった。1年生がまだなんだよなあ・・・。
最初が肝心。昨年と同じにするか、全く変えるか。
今年は、昨年足りないなあと思った「表現する」ってところにもう少し力を入れたいから、変える必要がある。


忙しい中でもやっぱり楽しみは必要で、3月中に行けなかった母との京都旅行がそれ。
少しずつ時間を割いて、ガイドブックを読んだり、ネットで調べたり。


京都は観光シーズンでなくても市バスが混む。
しかもわかりにくいときてる。

思えば修学旅行のときにも、班別自主行動のときにバスに乗り間違えた班があって、
時間を大きくロスしてしまった。
交通手段は地下鉄もあるけど、どうせなら風景を見ながら移動したい。

いろいろ調べていたら、
定期観光バスのところに「京都ひるバス」「京都よるバス」っていうのを見つけた。


「ひるバス」の方は、土日祝日のみの運行。

西本願寺、二条城、金閣寺、下鴨神社、銀閣寺、清水寺 (世界遺産6か所)
・晴明神社、北野天満宮、大徳寺、平安神宮、知恩院、八坂神社、高台寺、三十三間堂

を1時間に1本ほど走る。乗降は自由。
例えば金閣寺で降りて観光したら、1時間後の後続のバスに乗って移動し次へ・・という具合。
これはいい!と早速予約。一人2100円は、市バスがいつもギュウギュウな京都では、
いろいろ考えると快適で安いのかなと。

「よるバス」は、ひるの方の予約が済んだ後に見つけた。
金曜日の夜に新幹線で移動し、夜間拝観できるところへ行こうと思ってたのだけど、
桜の時期を微妙に過ぎ、夜間拝観・ライトアップが見られるのが高台寺・青蓮院あたりだけになってしまっていた。
もっといろんなところへ行きたかったけど、真っ暗な時間帯に行ってもなあ・・と思っていたところだった。

このバスがすごい。
平安神宮の応天門と知恩院の三門は、このバスの通過時間に合わせてライトアップしてくれるそう。
以下がルート。




これは贅沢。しかも京都駅出発が20時過ぎ。うん、行ける。
こちらもさっそく予約。一人1600円。


母は西陣織の体験がぜひしたいというので、
修学旅行のときにうちのクラスがお世話になった施設に予約をとる予定。
生徒がすごく喜んだし、素敵なお土産にもなった西陣織のランチョンマット制作体験。

美味しいご飯も食べたい。
母は消化器系に病気があるから、食べるものには細心の注意がいる。
夕ご飯の場所、混むだろうから前もって調べて予約しておく必要があるだろう。
薬膳料理や湯葉の料理など、身体に良さそうなところをたくさん調べている。



なんだか、修学旅行(大人版だけど)を企画しているような気持ちになってきた。
そういえば南禅寺にも行きたいなあ。これは私個人の気持ち。
でも今回は、母を楽しませる旅行だから。



今朝、素敵な夢を見た。
車で、美しい花(チューリップは覚えている)が咲いている町を走っている。
到着したところも、花がたくさん咲く住宅街だった。
とても幸せな気持ちで目が覚めた。


幸せにしたい人がいるっていうのはなんだかいいことだ。
母は今、病気だけど、楽しい旅行気分を味わって欲しい。
もちろん、私も母と楽しい思い出をたくさん作りたい。

だから修学旅行大人編、頑張って企画する。



























背中で語れ

2014-04-07 23:51:57 | 日記
ついに始まった新学期。

寝不足だった。
昨晩遅くまで、明日の旧クラス学活で生徒に渡すDVDをひたすら37枚も焼いていた。
部活の生徒に貸してもらったSEKAI NO OWARIの曲がなんだかしっくりきて、
かつ、生徒たちの表情がとても豊かな写真がたくさんあって、
自分で言うのもなんだけど、とってもいいものになった。
写真はたくさん撮っておくものだ。行事の際にはとにかくカメラを持って歩いていた。
そして最近は私みたいな人でもムービーを簡単に作れてしまうからありがたい。


今日は新クラス発表。
喜んでくれた生徒もいて、もうそれはストレートに嬉しかった。

ほっ。

新クラスはわりとおとなしいのかなあと思っていたけど、
いざ始まってみれば、前のクラスにちょっと似ている感じ。
とはいえ思春期ど真ん中、これからどう変わっていくのか。



1日目から家庭訪問をしなくちゃというのもありかなり気が重かったけど、
自分から手を挙げて引き受けたから1年間やり通すしかない。

いつか彼女が本心から笑う日を見たいと思ったから。
今年1年間かけてやる担任としての最大の仕事は、これなのだ。

養護教諭とともに家庭訪問。
本人とも会うことができ、そして少し笑顔を見ることもできた。
彼女はぬいぐるみを片時も離さない。
それだけ対人における不安が大きいのだろう。

あとは明後日の自己紹介などが行われる怒濤の学活続きに、学校に来られるか否か。
今なら全員がお互いをほとんどわかっていない状態で、
そしてみなが一様に緊張している。
入るなら、今だ。
ここを逃せば1年間、教室復帰はできないかもしれない。
閉じこもるだけの日々が続くかもしれない。
部活だけでも来てくれるといい。うちの部活の生徒なのだ。


もし来ることができたら、あとは実は楽なのだけど。
「教室に来ること」が彼女にとっては大きな壁になっている。

学級通信などを持っていったのだけど、
何と驚いたことに、LINEでいち早く学級通信を美術部のうちのクラスの子から画像でもらっていた。
もう読んでいた・・・。
興味を持って読んでくれたのは嬉しい。




今日はちょっと間に合わないかなと思ったけど、なんとかギリギリ習い事に間に合った。
身体は疲れているけど、学校の生活とは無縁の時間は、気持ちをリフレッシュさせてくれる。

9月にチャリティーコンサートがあり、群舞だけど舞台に出ることになった。
嬉しいような、怖いような・・・。
難しいことはできないけど、練習には欠かさず出て、それなりのことはできるようにしたい。
緊張して振り付け真っ白になるのでは・・・・という不安がないわけでもない。でも。
普段とは全然違う自分に出会えるように思えるから、楽しみでもある。



自分はこうなんだと決めつけてしまわない方がいい。
動けば、自分を信じれば、まだまだいろんなことができる。
子どもたちの可能性を発掘しつつ、自分の可能性も発掘しようとしている。
ダメでもいいし。
いろんなこと試してみる方が面白いだろう。
楽しく生きたいし、そういう背中を子どもに見せられる大人でありたい。
言葉で言って聴かせるよりも、何十倍も効果がありそうだ。


最近、そういうことも考えるようになった。





始まる前に

2014-04-04 23:17:52 | 日記
職員出勤日。月曜から新クラスがスタートする。

行ってから驚いた。
私って、今日、日直だったのね・・・。知らなかった私もすごいな。

とはいえ、今日は全員出勤日なので、特に日直の仕事はなし。
メール便の受け渡しと少しの電話の応対と、水やりくらい。
普通に書類の整理なんかしてたとき、前の席の先生が黒板を見て、
「あれ、名前あるよ。今日、日直なの?」と言ったことで、10時頃に始めて気がついた・・・。
この発言がなかったら、何にも気づかず過ごしていた。新年度から何やら全開中・・・。




今年は一段と面白い学年メンバーになっている。
産休の先生に代わって他学年から来た女性の先生がもうチャキチャキ、しっかり者だし、
その先生と同じ学年からやってきた先生も、天然なのか鋭いのかわからない発言が面白い。
今日も、厳しめの先生のプライベートに思いっきりつっこんであたふたさせていて、
遠くから聞こえていて思わず吹き出した。

もう一人の女性で、今年やってきた先生は、もともと今の学校に数年前までいた人だし、
何より平均年齢がまた若くなってる。
そして今年は女性のパワーが強い学年になりそうだなあ・・。
そんな中で、ポツポツと新年度準備。私の場合は、眩暈が出ないように。



副担任の先生は、私とほとんど年も同じ、強面だけど心優しい。
昨年は専任で、でも次の年は専任を辞めてうちの学年で担任をやるという話だったけど、
いろいろな人事の都合か今年も引き続き専任で、出張が更に増えるという。
担任持ったら、いい雰囲気のクラスにしそうな良い人なんだけど。もったいない。


私が学級通信を書いているのを覗き込んで、
「あー、俺も担任持ちたかったなあ・・・・。」と今日も隣の席でぼやいていた。
職員室の席替えして4日目、毎日ぼやかれる私の身にもなってくれー。


でもなんだかあんまり気の毒なので、学級通信に度々登場してもらうことにした。
第一号を今日、書き終えたのだけど、そこにとりあえず自己紹介を書いてもらった。
この先生スペースを毎回作ることになった。ちょっと喜んでいた。
「私が倒れたら、うちのクラス宜しくね~!」と言っておいた。これはほんとに冗談じゃなくて。


学年の先生たちが子どものことがほんとに好きで、
温かくて元気で、それはとってもいいことだと思う。



真面目な勉強熱心な生徒ばかり、というのがうちの地区の子どもの特徴だった。
けどここ数年、明らかに子どもの「質」は変化している。
今日の生徒理解研修のときの話でも、みんなが似たようなことを薄々感じているのがわかった。

真面目さ、勤勉さをバカにするような傾向。怠惰さ。


定評のあるうちの区でさえも、それが感じられるようになってきたことは驚きだ。
この前の友達(2人とも同じ市の教員)との旅行でもその話は出た。

保護者の要求も年々強くなってきている。
同じ区の先生で、それで気を病んで療休をとった人もいる。
他の学校だけど、LINEやTwitterで先生の悪口を、その先生にわかるように保護者が書く、なんてこともあったらしい。
親の後ろ姿を、子どもは見て育つわけだから。いわずもがな。



報われないことも多い仕事・・・。
辛いことも多いし、誰の声も聞きたくない、一人にしてくれってほど疲れる日もまたきっとある。
それがわかっているのに、みんな明るくて温かくて、偉いよね。
私は、眩暈で自分自身が思うようにならない時もあるから、少しビクビクしてるけど、
みんな全力でぶつかってるからすごい。


先生って、みんな頑張ってるんだよ。

もうすぐ始まる今、いろんな人に、わかって欲しいって思ってしまう。