When I Dream

~気侭な戯言日記~

levie家の長い夜 part 1

2016-09-26 21:00:00 | 医療/介護/病院ネタ

9/24のまさかな現実、それは突然にやってきた。仕事は休みだったけど健康診断を受ける為、午前11時頃までには職場に行かなきゃいけなくて10時過ぎに家を出た。今年の健康診断は胃のバリウムを拒否できたから30分足らずで済み、その後に所用で府中に来ていたlevieだった。←正午過ぎ頃→で、用事を済ませた後にひと休みする為、ネットカフェに入って小1時間ほどたった頃だったかな??levie父のスマフォから着信があったけど、きっと・・・今から出かけるから・・・という連絡だろうと思って出なかった(爆)←数日前から土曜は母方の親戚の家に行くと聞いていたから(微笑)→が、数分後に再び着信・・・、ちょうどその時、バーブラのチャートアクションを調べたり、24日付けでアップしようと思っていた房総半島南東沖の地震ネタを拾い集めていた所だったからまたスルーして出なかったんだけど、留守電メッセージが2件入っているというショートメールが届いて、出かける連絡なんて不要なのになぁ~と思いつつ、一応留守電メッセージを聞いてみると、・・・levie母が具合が悪くなったから早く帰ってこ~い・・・という、少しうろたえた声が入っていてちょっと焦った(苦笑)

実はlevie母、たま~に、忘れた頃に、肩甲骨かなぁ??激しい痛みと荒い呼吸で身動きができなくなるような事が、過去に数回あるんだけど、2~3時間苦しみに喘いだ後に、ゆっくりと落ち着きを取り戻して普通に会話できるくらいに回復する事があって、今回もきっとそれだろうとその時は思った。
急いで外に出て自宅に電話してみると、いつもとは様子が少し違って嘔吐が酷い事を聞き、慌てて帰宅したのだった。その道すがら、levie妹にlineで簡素に情報を送り、帰宅する事を推奨しておいた。
自宅に戻ってlevie母の様子を見てみると、ダイニングの椅子に浅く腰掛けて、テーブルに置いた腕に頭を押し付け、背中を丸めてうずくまって荒い呼吸を繰り返し、時折う~んう~んと唸るlevie母、明らかにいつもとは少し様子が違うのが見て解った。しゃべる事は苦しくて無理だったけど、話しかけると小さく頭を動かしたり、手を動かして意思表示は出来ていた。levie父の話では軽めの昼食を摂り終えた13時前頃、・・・そろそろ出かける支度をしよう・・・と声をかけると、なんだかクラクラして目が回る~っと椅子に座り込んでしまい、その少し後に嘔吐してぐったりしてきて、荒い呼吸が始まったよう・・・。←若干落ち着いた14時半頃

狼狽えていたlevie父は、levieが帰宅した事で安堵したのか、ちょっと他人任せっぽい態度に変わった(苦笑)けど、いつもと少し違う事には動揺はしていて、顔の表情は不安で少し強ばっているようだった。levie母はlevieの話しかけに小さく頷いたり、時折目を開けたり手を横に動かしたりして意思表示は出来ていて、頭痛の有無を聞いてみると小さく顔を横に振って否定もしてたし、呼吸も荒さが少なくなって落ち着いてきているように見えた。それで、少し横にした方がいいかもしれないと思い、椅子をくっ付けるように並べて配置して、levie父に身体を横にしてもらった。
15時半頃に帰宅したlevie妹は、その光景には苦笑いをしたけど、思っていたよりは安定してそうな事にホッとした様子で、やはり…いつものあれ…という感覚でlevie母に声をかけたのだった。

この時点では、最悪な状態にある事は想像すらしていなかった。
症状的には、嘔吐は少量を数回繰り返したけど呼吸はさらに落ち着きをみせていたし、もう少ししたら回復するに違いないと思い込んでいたlevie、父、妹であった。levieが1つ気になったのが、時折片手の掌を頭頂部に当てる事だったんだけど、頭は痛くないという意思をみせてたし、昼食後に嘔吐した事を第一に考えてしまい、脳神経系の疾患は疑いを省いて、急性の胃炎とか、消化器疾患を疑ってしまっていた。←素人発想の恐い所(バカ)→levie父が救急病院に行ってみようと言うと、病院嫌いのlevie母は、案の定、手を横に振って嫌だという素振りを見せた。←救急車もいつも拒否する

そうして時刻が16時を回った頃、横になっていたlevie母がズボンを下げようとする仕草を見たlevie妹が、…トイレに行きたいみたい…といい、levie父が身体を起こして立ち上がるのを支えようとすると、足がちゃんと地に着かないlevie母だった。今考えると、この時点で、身体に起きている異変に気が付くべきだった。
levie父がそのまま上半身、levieが腰と膝を支えるようにしてトイレに運んでなんとか座らせる事が出来た。levie母は小さく目を開けて不安げに柱に手を伸ばす感じだったけど、支えがないと身体を座った状態で維持するのが難しくなっていた。そしてlevie妹と交代し、なんとか用を足せると、再び男二人で抱えあげるようにトイレから運び出し、levie妹に布団を敷いてもらって寝かせたのだった。←かなり無謀な事をしているんだと思う

布団に横たわったlevie母は、顔をしかめながら半分寝ているような感じで寝息を立てるような呼吸に変わったけど、ほぼ目はキュッと閉じたままになってきてて、意識も半分薄らいでいるような~感じもあった。それでも呼び掛けには手を振って反応はしていた…と思う。17時近くまでにトイレに行きたい仕草は2度あって、なんとか2度とも事なきを得たんだけど、これがかなりの労力になって、この時初めて…救急車を呼ぼうか…という話になった(苦笑)levie母は救急車を頑なに拒否するけど、呼ぶなら今しかないね、っと。←発想の動機が不純な親子であった(苦笑)→そうして、保険証とお薬手帳を探しだし、levieが救急車を要請するにようやく至った夕方だった(爆)

levie父に聞いた経緯を簡単に説明し、救急隊員から折り返し電話をもらって再度症状を説明し、待つ事10分くらいだったかなぁ??遠くから近づいくるサイレンの音が、levie母の耳に届いたかどうかは解らないけど、隊員が上がり込んでくると慌ただしさを感じ取ったのか、それとも何かに安堵したのか、或いはついに観念したのか、薄目を開いて少し見ると目を閉じ、その後の隊員の…聞こえますか?お名前言えますか?…という呼び掛けには反応しなくなった。隊員の容態チェックでは、ついさっきまでは弱々しくも動かせていた両腕は、少し持上げて離すとダランと布団の上に落下し、目に光を当ててもあまり反応しなくなっていたよう。
別の隊員は、levieと父妹に質疑応答を始めたけど、症状の発端が午後1時過ぎ頃と聞いて、その場にいた隊員4人はきっと仰天していたに違いない。…なんですぐに救急車を呼ばなかったのか…、隊員の目はそう言っていた。そして、症状から、脳梗塞の疑いがあるとされ、別の隊員が収容可能な病院の選別を始めると、手足の機能を確かめていた隊員が…レベル3…と言い、しかしその後に、レベル3にしては~??っと、…1??…と言い直した。

そうしてlevie母は、寝ていた部屋の布団から、救急車のストレッチヤーに運ばれ、levieとlevie妹が同乗して病院へ向かう事となったのだった。

以下 Part 2 に続く


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