今,JR大阪駅が生まれ変わろうとしている。
南側の大丸側はすでに出来上がりっている。
外観は前の建物をリニューアルしている形なので致し方ないけれど、
それにしてはまあまあ、大阪の玄関として良いと思う。
それにくらべて…、
大阪駅のホームを覆うドームだけれど
どうしてあんな中途半端なんだろう。
沢山のホームを一度に覆う大屋根は高さがあり、
すばらしい展望で自慢できるものだけれど、
ホーム前後に以前のような屋根が必要になってくる。
これではコチャゴチャしてよくない。
完成途中のいまでも大屋根のところは下から望むとすばらしい。
ところが未完成のホーム前後の部分はどうなるのやら、
とても期待は出来ない。
つくるなら、世界に自慢できるものを造ってほしかった。
建物というのは充分観光客を集客する力がある。
どうして、もっと予算を加えて世界に誇れるものを造らないないのか。
世界には巨大ドームで全ホームを覆った駅がいくつかある。
日本の道路の電線と同じで、ホームの屋根はセンスも何もないだろう。
屋根のないホームがすっきり並んでいる姿はどれぐらい美しいか。
さらに、北側である。
三越伊勢丹が入るあたらしい大阪駅の顔である。
今までは駅裏というイメージで致し方なかったけれど、
今度は梅田貨物駅の北ヤードの再開発で裏も表もなくなった。
ほぼ全容を現した大阪駅北ビル。
その外観は、何ともつまらない普通のビルである。
せっかく道路に突き出したビルは個性もなく空間も狭く何の魅力もない。
こんなに空間のとれないものなら
飛び出したビルの部分は全面ガラスで空間を感じさせ、
もっと個性的なデザイン的なものが出来るだろ。
安藤忠雄を使ってないんだろ。
もう、大阪を愛し、建築を愛する僕にこんな絶望感を与えるなよ。
これって、誰に文句言えば良いの。