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別の意味で恐い女性

2012-11-10 12:15:11 | 日記
女性は恐い、なんて男性は嬶殿下のイメージで使うけれど
今回の尼崎連続暴行死事件の角田美代子を初めて見た時に、大の男がこんな女にと思った人は多いと思う。

それで、ふと昔のあることを思い出した。

地下鉄御堂筋線、心斎橋駅から僕は乗り込んで、ドアに近い手摺りのある席に座り込んだ。
とまもなく、真正面の同じ席に派手なサングラスをかけた女性が座った。
電車は席は埋まり、吊り革をもって立っているひとが7割りほどの混み具合。
後から乗り込んで来た人で、その女性は見えなくなっていたが、程なく前が開けて女性がみえるようになった。
大きなサングラスで目は見えないが、小さな真っ赤な唇で女性ながら精悍な雰囲気だ。組んだ足先が伸びて前に人は立てないはずだ。
えぐれた胸元から、派手な入れ墨が見えた。組んだ足から垣間見える太腿にも微かに花のような入れ墨が見える。
そうか、これを見て人は避けていったんだ。
男性がよくする座席の背に手を延ばして、足を組み斜めに座っている。
隣の女性が反対によって窮屈さに、たまらず立ち上がり、他に移って行った。すぐに女性は当たり前のように2つの座席の真ん中に座り直す。
ヤクザのアネサン?おかみさん?
まわりに取り巻きのガラの悪い男がいなくとも、十分そんな想像の威圧感を抱かせる。
そこそこ、混み合った車内も彼女のまわりはすいている。
距離を置いたまわりの乗客は、目を合わさないようにしつつ、垣間見ているようだ。

真正面の僕はと言えば、いつもの如く、こんなものに負けるかと意地になって、平静を装って見つめたりしていたんだが。サングラスでどこを見てるかわからん。

人はちょっとした小道具で、勝手に想像してくれて、こんなにも恐がるものなんだ。

角田美代子容疑者のように、恐持ての男性4人を従えていればどんなに威圧感があるか、事件のきっかけを知る気がする。