小学校の6年生の時、ベイ・シティ・ローラーズが流行って
それがきっかけで、従兄の兄貴がビートルズのカセットをくれたような記憶。
「ベイ・シティ・ローラーズって第2のビートルズっていわれようとよ!」
と、はじめて洋楽にふれた私は得意げに言ったら
「あーそげんいわれたバンドは今までいくつもおったけど、ありえん!」と。
レット・イット・ビーは知ってるだろうと、カセットを貸してくれたけど
「これはもうビートルズじゃないけどね」と言ってた。
ずいぶん後になってその意味を知った・・・というか、
音楽始めたら、バンドの先輩たちはみんなビートルズ世代で
あーだこーだってもうそれはそれはビートルズの話はきりがなく、
でもすぐその気持ちも・・・もちろんわかるなんて言えないけど
うらやましいと思うようになった。
ビートルズをリアルタイムで聴いたんだなぁって。
「このアルバムは見ただけで悲しくなる・・・
もう、このときは仲良しやないっちゃん」
まるで友達のようにそういう先輩もいた。
解散前の最後のアルバムはバラバラに作ってるから
もうビートルズじゃない・・・って。
ビートルズがいたから楽器をはじめてそのまま仕事になってしまって
人生狂わされた!と自慢げに(笑)先輩たちはみんな語った。
バンドやって謹慎になったとか武勇伝もついてきた。
左利きでもないのにポールとおんなじ持ち方して弾いてるとか、
わざわざ反対で練習したとか(^^;
もう訳が分からない話も(笑)それがまた一人じゃないのがおかしい。
ジョンはいろんな人の歌の歌詞にも出てくるし、
コピーバンドも全国に、あ、いや世界中に星の数ほどいるしね。
そんな話を聞くたびに、うらやましいなぁって本当にそれは今でもそう思う。
ビートルズの新譜が出るたびお小遣い握りしめて
レコード屋に行ったなんて、それって最高の時代!
だから、きっと“let it be”のアルバムは、
聴きたくない・・・目にしたくない・・・なんてことになる・・・。
世界中にそう言ってるビートルズ世代の先輩方は山のようにいるわけで
そんなにすごいアーティストなんてもうきっと出てこないだろうし。
Let it beを演奏したり聴いたりするたび、今もそんないろんな話を思い出す。
ポールのコンサートに行ったことは前も書きましたが
ビートルズでなくても、ポールを見れてるだけでも幸せだと思う。
ビートルズにちょっと触れられてる時代に
ほんの少しかかっただけでもよかったって思います。
さてそのレット・イット・ビー、動画にしてみました。
どうぞ、それぞれの思いを込めて♡弾いてください♬