Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

「ロコちゃんとみっちゃん」

2013-05-29 16:49:39 | つれづれ
天神はこの数年で本当に変わりました。
新しいビルが出来ればすぐに行ってた頃とは違い
いつまでたっても
「あれ、なんていうビルかな、ちょっと前に立った・・・」
なんて具合です。だって私たちが若者だったころは、
コアとビブレとマツヤレディス、だったもんなぁ・・・。

10代のころ、そんなコアの珈琲屋さんでバイトしていました。
店長が全国の窯に行って買ってきたカップを
常連さんたちはその一年、キープカップにして珈琲を楽しみます。
お客さまが入ってみえたら、ずらりと並ぶカップの棚の中から
その方のカップにさっと手が伸びる・・・のはチーフの手で
いつまでたっても私じゃありませんでしたが^_^;

この珈琲カップ、今も使ってますが、バイトを辞めた後
「お客さん」になって店長にわがまま言って買ってきてもらった、
北海道の窯の物です。

 

ソーサーだとよくわかるかな、
雪の結晶みたいになってるの。

 

お気に入りです。


そのお店はもうありません。
小さなお店は店長以下、みんなが家族のようでした。
そしてそこで知り合って、今まで30年くらい、お付き合いいただいてる
お姉さまがおふたり、ひとりは山口、ひとりはメルボルン、
先週、そんなおふたりが福岡にみえて久々におしゃべり。

私よりも5年以上先輩の二人ですが、若くて美しくて
いつまでも憧れの女性です。

30年くらい前、バイト先で出会いました。
「以前ここでバイトしてたんだよ、ロコちゃんとみっちゃん」
と店長が紹介して下さって・・・すでに就職してお客さまとしてお店にみえた
ふたり、「ロコちゃんとみっちゃん」に会いました。
「フェミニンなワンピースのロコちゃん」
「さわやかなテニスレディのみっちゃん」
そんな印象、でもなんといっても、大人でかっこよかった(*^_^*)

そんな出会いから30年、ずっといつもどこかで思ってたこと。
今度あらためて実感しました。
学生だった私、それからもまともに就職せず、
あやふやな社会人として世に出てしまって、
縦社会の大人の中で生活することもなく、
ろくにマナーやエチケットも知らず、
本当に不義理も多かったはずなのです。
今思い出すと、本当に稚拙なこと、顔が赤くなるようなこと
たくさんありました。

でもね、30年、おふたりは何も変わらず、福岡にみえるときは
時折、こうしてお声をかけてくださるのです。

その日、うちに帰ってきて、ずっと考えていました。
こんなふうにずっと長い間どんなときも「普通」に存在してくれる人、
いつも同じ笑顔で「元気だった?」って聞いてくれる人。
こういう大人にならないとって・・・
もうそうなってないといけなはずなんだけど。


最近、よくそういうことを思います。
私はお酒を飲まないし、なんというか、付き合いは悪いほうです。
だけどこうして忘れず誘ってくれるひとがいるということ。
学生時代の友人たちしかり、幼なじみしかり・・・

間もなく半世紀、人生50年なんて行ってた昔の人から見たら
本当に幼稚なものです。
今になってようやくこんなこと考えるなんてなぁ・・・。

ずいぶん長い文章になってしまいましたが、
せっかく実感できた大事なことなので、忘れないように書きました。
本当に個人的なことで失礼しましたが・・・
お付き合いくださってるすべてのみなさんへ、
遅まきながら感謝をこめて。
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