クレオパトラの夢 パウエル

　レッスンでいろんな曲に出会います。
学生のころ聴いたり弾いたりした曲はやっぱり思い入れも多くなります。
また、みなさんから教えていただく曲もたくさんあります。

　さてこの「クレオパトラの夢」ジャズのスタンダードです。名前が素敵です。
１８８７年の秋から１９９０年の秋まで、ほぼ３年間、放送された、
『Ryu's Bar 気ままにいい夜』（リュウズ・バー ）という、作家村上龍のトーク番組。
（確か・・・岡部まりさんがアシスタントだったような・・・記憶。）
この番組のテーマソングとして人気の曲になりました。

　ちょうど、音楽の仕事をはじめてジャズなんてのも^_^;弾いたりなんかしてて
そんな頃でしたので、まんまとはまって飛びついた曲の一つです^_^;

　でもとにかく難しい。だって早いんだもん(；一_一)
なかなか外で弾ける（仕事で弾ける）レパートリーにはなりませんでした。
当時バブルのころで、おしゃれな大人の番組って雰囲気が印象的で、この曲が
本当にぴったりでした。憧れの曲でした（*^_^*）

　この曲はジャズ・ピアニスト、バド・パウエル（1924年-1966年）の作品。
パウエルは、チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらによって確立された
ビバップと呼ばれるスタイルのジャズの祖、なかなか精神的に不安定なところが
あって、それがまた天才と呼ばれる要素にもなっています^_^;
　ジャズの典型的なスタイル、ピアノ、ベース、ドラムスの「ピアノ・トリオ」
という形式を創始したともいわれています。

　一度は耳にされたことがおありではないでしょうか。
来月のパーティーのプログラムにも入っています。どうぞお楽しみに。
今日はオリジナルパウエルトリオをどうぞ。

　クレオパトラの夢　パウエルトリオ