Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

五姓田義松(ごせだよしまつ)

2016-03-01 23:49:43 | つれづれ
暦をめくっても、この寒さはやわらぎません。
あの日曜日の暖かさは一体何だったのだろう・・・。

その日曜日の朝、日曜美術館はこの人だった。
始めて聴いた名前。でもこれ、去年の秋の再放送だったんだ。


西洋画といえば、教科書で見たのはいつも
黒田清輝のあの淡い青の着物姿の女性の・・・
きれいな・・・というか。

義松はそれより早く海外でも認められていた洋画家。
なんといっても力強いし。
しかもそれ、10代ですでに十分すぎる実力・・・



どうして?どうして知らなかったのだろう・・・

当時はルノアール、モネ、印象派へと移る中で
写実の義松はだんだん表舞台から消えていく・・・。
そんな・・・そういうことで、知られざる天才ってわけ!?

あー確かに黒田の絵のほうがそうなら、時代にのっている。

初めてパリで認められて入選したほどの画家を
時代がおいていってしまったなんて。

去年は没後100年の記念展覧会が開催されていたのですね。
あーあー見たかったけど、こっちではやってないね。

自画像はもちろん、この若さの時の作品、
母親の死の前日に母を描いた絵がすごいのですが
あまりにも内面的で辛くなるのでご興味のある方は
こちらからどうぞ。

日曜美術館「忘れられた天才 明治の洋画家 五姓田義松」

猛烈なデッサン力で・・・
っていうのは猛烈なコピーの演奏なわけで、
とても力強いっていうのは音楽も同じ、グルーブしてるってとこですね。
時代においてかれるってのは・・・そうか、やっぱり、音楽にもある。

印象派が中心の時代で、どうしても写実でいきたかったんだろうなぁ。
でも・・・あのお母さんの絵は心象はを通り越して
なんだか抽象に近くなってるみたいで、気持ちが強すぎて胸が痛くなる。


あ、今度の日曜日の夜、もいっかい、再放送だ!

みよ(*^_^*)

もともと写実が一番好きです。
モネもルノアールもドガも好きだけど
やっぱり・・・ミレーが一番好きです。
というわけで、こんなすごい写実の洋画家が日本にいたなんて
なんか、感動的でした。

でもって、もう一人いたらしい。
原田直次郎。この人は今年、巡回で島根あたりまでは来るようです。
こちらも、当時の写実。時代がおいてきた、もうひとり、
あーなんてもったいないこと。
でもなんか、すごくうれしい。日本人の・・・こんなすごい写実。



後日談

この日の番組は頭の15分くらいを見落としてたので
再放送、本日、みました。
やっぱりすごい、本物みたいなぁ・・・・
10代、20代の作品ばかり・・・
英才教育で子供のころから習ったって・・・
そんな、習えばみんなできるわけじゃない・・・
それから、変顔のデッサン・・・「これ自主トレですね」って。
そうだ・・・絶え間ない積み重ね・・やっぱり、すごい・・。



この写実・・・すごすぎる。あああああああみたい。


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