Down by the Sally Gardens-Maura O'Connell with Karen Matheson
レッスンで生徒さんに教えていただいた曲。
サリーガーデン、はアイルランド民謡だそうです。
「サリー」は柳の木のことらしく、アイルランドでは杖を作ったり
屋根の材料として用いるので、サリーガーデンは多く存在したようです。
ある村で人々が口ずさんでいたものを、アイルランドの詩人が編集したとか。
♪柳の木の茂る辺りで 僕と彼女は出会った
彼女はその白雪のような足で
茂みを通り過ぎ 僕に言った
「恋はあせらず 柳の木が茂るように」
だけど若く愚かだった僕は
それが分からなかった
川のほとりでたたずむ僕と彼女
僕の肩に差し伸べた白雪のような手
「自然に生きればいいわ 川の堰(せき)に草が生えるように」
だけど僕は若く愚かだった
今はただ涙に暮れるばかりだ♪
アイルランド民謡は日本でも親しまれていますね。
そう!「ロンドンデリーの歌」
もしもリンゴの花だったら、リンゴの実だったら、野菊だったら
と恋心をうたうその歌は、メロディの美しさから
たくさんの歌詞が付けられて世界中で歌われました。
一番有名なのは、もちろん、「ダニーボーイ」です。
乙女の恋心は子を思う親の心に代わって歌われました。
日本語で多くの方が歌っているものはほぼ、ダニーボーイ、
タイトルはロンドンデリーになっていても、遠く離れてしまった子を思う歌です。
映画タイタニックで使われた「ジョン・ライアンズ・ポルカ」、
それから「ポメロイの人々」は沖縄民謡と思う方も多いかも。
アイルランド、その総面積は世界120位、
日本よりもずっとずっと小さな国の音楽はこうして親しまれている。
音楽の力ってすごいですね。
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