Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

大濠公園のチューリップ

2008-04-15 23:47:33 | つれづれ
 悲しいニュースが流れていますが、こんなにきれいだったので
みなさんにも見ていただきたくて、やっぱりアップします。
 
 土曜日の夕方。
舞鶴公園で雪のように舞い降りる桜に、ちょっと寂しさを感じて・・・
名島門のところでは、自信たっぷりに春を背負った八重桜で
立ち直って・・・そのまま大濠公園に抜けると・・・わぁ・・・・


まずは、やっぱりチューリップはこの赤い色。
なかなかお行儀いいでしょ。上品におちょぼ口で、
「今日はあまり存じあげない方も多ございますねぇ」
「土曜日でございますものねぇ」
「お天気もよろしゅうございますものねぇ」
お喋りもそんな感じ。


「うへーぇ、こりゃいい天気だなぁっ!」
「だろ?おい、ちょいと、そこら、なぁ、ぶらっとなぁ・・・」
「だなぁ、してみてえなぁ、ぶらっとよぉ」
「だめだぞぉ、おめぇら、お天道様がいるあいだぁ、我慢しろぃ」
「いっつも、人間が寝静まったあとなんて、つまんねぇや」
「あーあー、おいらも昼間、ぶらぶらしてぇや」
ぜったい、このチームは夜中遊びまわってるに決まってる。
ぜったい、ボートだって乗ってるに決まってる!


「ねねね、今年はフリルよ、フリル!」
「そうそう、私、ちょっとほらみて、この花びらの先ね」
「あーなんだか、ふわっとしてる~」
「ええええ、どうやったのぉ~、軽くてすてきぃ~」
「いいわぁ、もえちゃんみたぁ~い」


「日比谷線、三ノ輪駅を降りて間もないところに浄閑寺という寺が
ございます。永井荷風縁の寺として荷風忌などもとり行われておりますが
そこはその昔、吉原で生きた女たちの投げ込み寺でございました。
門をくぐって左側、その入り口右手、若紫が眠っております。吉原一の
花魁はその器量はもとより、みなに心配りの細やかで、ほんに気品も
備えておりました。お客人はそうそうたる顔ぶれでございましたが
真の心は誰も知るよしもなく、果たして心を許すお方がいたかどうか。
紫に咲き誇る花を見ると、今もその若紫を思い出すのでございます。
あたくしですか?いえもう昔のこと、どうぞお見逃しください」


「・・・・・・・?」
「・・・・・。」「・・・・・っ!」
「誰ですか?こそこそお喋りは!イエスさまがお嘆きですよ。
 それでは今日も一日、神の御心に・・・アーメン」


 というわけで、それぞれのイメージでした。
こんなに楽しんで見てきました。ひとりでぼぉーッといつまでも眺めていました。
それから間もなくのニュース。本当に悲しかったです。
どうかこんな悲しいことがもうおこりませんように。祈るばかりです。
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