伝えること、表現すること

今日はすごいお天気になってしまいましたが、４回公演、きっと
大盛況だったことでしょう。
劇団 go to 「Listen」私は土曜日の舞台を見てまいりました。

もう何度も、お芝居もタップダンスの舞台も
ふかふかまくらさんの姿は見ていますが、また今回は
今までにない、なんともかわいい、普通のお母さんの役で
うまいなぁ、さすがだなぁ、とつくづく思いました。

５人の女優さん達、みなさん本当に実力派！って感じで
舞台に仕掛けがあるわけでも、小道具や照明も最低限、
まさに役者さんがみせるというお芝居で見事でした。

お芝居に対する、みなさんの真摯な姿勢が魅力でした。

私もライブではステージに上がるし
舞台は音楽で携わっています。
たとえば、教室の発表会もそうですが
長くやっていると、気付かないうちに
いつの間にか方向が変わってしまうことがあります。

周りの意見や何かに触発されたり影響を受けたり
それは進化していくにはとてもとても大事なことだけど
そもそも何をやりたいのか、何をすべきか、を
忘れず、いつも・・・最近よく言う言葉なら
「ぶれない」ようにしていなければいけない・・・

考えすぎたり、こびちゃったり・・・
いろんなことが原因で飾りが多くなったり
必要のないものに力を注いでしまって本末転倒・・・なんて。
それを試行錯誤といえば、進化の過程でかっこもつきますが
ただの勘違いでおかしなことも多々・・・

彼女たちの舞台は削ぎ落とされたシンプルさを感じました。
芝居を見せる、物語を伝えたいことを表現する、
もちろんそれにはひとりひとりの技術が必要です。
５人が切磋琢磨して、まさに仲間であり、ライバルであり
とても充実した、良い時間を重ねているのだろうなぁと
彼女たちが羨ましくもありました。

自分がやれることを、風呂敷を広げることなく
真摯に取り組む、素晴らしい舞台でした。

藤岡さん、後藤さん、みなさん、おつかれさまでした。
きっと今頃、打ち上げ真っ最中！？
今夜はゆっくり休んでくださいね。
すてきな舞台、ありがとうございました。