Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

緋色のサラファン

2012-09-12 15:28:25 | 音楽
 涼しくなりました。
今年は湿度の高さと気温差、大荒れの天気など、気候の悪さが
ますます目立った夏でしたので、なんだかちょっと信用できない気もします^_^;
こんな簡単に涼しくなるはずがない・・・なんて疑心暗鬼です。

 レッスンはいよいよクリスマスの選曲の話題。決まり始めました。
今年もいろんなジャンル、たのしくなりそうです。

 発表会の曲に限らず、日頃のレッスンの中でみなさんから教えていただく曲は
たくさんあります。若い人からは最近の曲、子供たちからは私たちのころには
なかった、こどものうた、ご年配のみなさんには、やはりその時代の曲・・・

 仕事柄、古い曲は何度も聴いたり演奏したり、伴奏などは多くしてきましたが
この曲、そういえば、タイトルはいつも見ていましたが、弾いたことがありませんでした。
そして、よく聴いた記憶もありません。でもタイトルはとても印象的、
緋色、これが何とも色っぽい^_^;、どうも、こう、着物を連想します。
しかも、襦袢^_^;、あ、タイトルは「赤いサラファン」のほうが多いので
そうそう、いつもお女郎さんにイメージが飛ぶわけではありませんが^_^;

 サラファン、という響きがいい。ロシア、サラファンと響くとマトリョーシカとか
トロイカとかカチューシャとか・・・響きがいいです。
きっとよくご存じの方も多いとは思いますが、お恥ずかしいことに私はほんとに
今まで記憶がなくて、なかなか刺激的でした。

 というわけで、この曲、レッスンの時歌詞を見ながら弾いてましたが
すっかり入り込んでしまいました。メロも不思議な感じが残るのですが、歌詞です、歌詞。
このお母さん、なにをそんなに娘に云うのだろう・・・と、
で、作っている赤いサラファンとは一体・・・謎は深まるばかり・・・。

 私のポアロ癖はおいといて^_^;まずはお聴きください。

  赤いサラファン  ダークダッス

歌詞がね、なかなかすごいです^_^;

  赤いサラファン ぬうてみても
  たのしいあの日は 帰えりゃせぬ
  たとえ若い娘じゃとて
  何でその日がながかろう
  燃えるような そのほほも
  今にごらん いろあせる
  その時きっと 思いあたる
  笑ろたりしないで母さんの
  言っとく言葉をよくおきき
  とは言えサラファン ぬうていると
  お前といっしょに若がえる

 サラファンとは婦人用エプロン風の民族衣装、この歌、実は1番があって
それは娘の言い分だそうです。このお嬢さん、お嫁に行きたくない、まだまだひとりで
楽しんでいたいから、お母さん、私にサラファンなんて縫わないで・・・といってるみたい。
それに対してのお母さんのお言葉がここに来るわけですね、なるほど!

 こちらにその背景など、それからサラファンを着た女性のお写真もありました。

    赤いサラファン

 ロシア民謡は歌声喫茶に伴奏に行っていたころ、よく弾いていましたが
この曲には残念ながら回り逢いませんでした。この曲を教えてくださった方は
やはり、お若い時に歌声喫茶で歌っていて、懐かしい思い出の曲とおっしゃっていました。

 民謡にはその国そのものの歴史的な背景、時代、さまざまなものが見え隠れして
とても興味深いものが多いですね。ロシアは特に多くの出来事を積み重ねてきた国ですから
どことなく、ロシア民謡というだけで、哀愁を感じるのかもしれません。

 とてもすてきな曲、教えていただいてありがとうございました。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 二十歳の笑顔 | トップ | 放生会~ハコフェス2012 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふかふかたおる)
2012-09-16 23:38:53
この歌、鼻歌で母がよく口ずさんでいたので最初フレーズだけは知ってますよ!懐かしい~~でもその続きの歌詞がこんな内容だったとは??明日結婚記念日を迎える私としては何とも複雑な、、、

でも本当にロシアの若い女性は近くで見ると女の私でも吸いこまれそうな位美しいです!!
返信する
そうなのね! (のび太)
2012-09-18 21:40:55
知ってるんだ!
まぁ、かしはさておき^_^;
ちょっと印象的なフレーズ、とてもきれいなメロディ、
すごく好きになりました。
ほんとに、ロシアの女性ってきれいよねぇ・・・

結婚記念日、おめでとう。
暴風でしたが^_^;ディナーでもおでかけだったかな?
返信する

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事