沖縄那覇沖、慶良間諸島沖で例年1から3月ホエールウオッチングができます。昔はなかったんですが10年ぐらい前から各ダイビングショップなどが精力的にホエールウオッチングを始めています。午前と午後の部があるのですが午前の部だけ行ってみました。各3時間ぐらいです。レンズは新品のDA18-270mmF3.5-6.3一本 のみで撮影しました。
ホテルまでショップが車でピックアップしてくれます。朝9時頃、那覇出航。全開で慶良間諸島方面へ走ります。約20分で微速へ。船速が落ちると船はすごく揺れます。酔い止め必須。つかまって移動しないとすぐ転倒や落水しそうです(汗)子供さんは要注意です!
みんなできょろきょろ鯨を探します。ブローっていって潮ふきを探します。
いたっつ! 遠くですがビュシューッという音がきこえます。
親子のようです。
背中は見えても顔が見えません(涙)意外と船のすぐ近くに寄ってきてくれます。3回ほど船の真下を通過しました。
潜行する前に尻尾が見られます。この後5−15分したらまた呼吸しに浮上してきます。ジャンプする瞬間を取りたかったのですがそのシーンはめったに見られないそうです。
撮影の実際ですが、船はもの凄く揺れるので両手でカメラを構えるのは非常に危険です。左手で手摺を握りしめ、右手でワンハンド撮影が基本になります。よって超望遠は難しいです。せいぜい望遠端200-250mmで充分です。船のすぐ横にも突然現れたりするので広角も欲しいです。よって広角から望遠のズームが便利です。今回、DA18-270mmはぴったりのレンズでした。レンズ交換は移動時以外はまず不可能です。ISO800-1600、高速連写モード、露出+0.3-0.7で基本撮影しました。また、DA18-270mmでは波にフォーカスが合いにくく時々フォーカスを置きピンにしました。でもどこからクジラが飛び出してくるのか分からないので苦労します。すぐ潜ってしまうし。1時間もするとなんとなく予想ができるようになり外れが少なくなりました。
前方12時方向にクジラ。あっつ6時方向にも出ましたっ! あっつ10時方向に別のクジラっつ!
もうクジラが出ると船上は戦場のようにみんなが右往左往します。船酔いしてる暇がない(笑)ほんとうに危険な状態にもなりえるので、両手を空けられるようなカメラストラップと高速連写できる撮影条件が必要になります。なんか報道カメラマンになったみたいで面白かったです。
那覇に1−3月行くことがあればぜひ参加をお勧めしたいホエールウオッチングでした。私は宮古島なので毎年1,2回は参加したいと思いました。いつかクジラが大ジャンプするところを撮影してみたいです。
K-5IIs + DA18-270mm