10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

EOS kissX4修理完了

2014-02-13 17:44:22 | 機材

IR改造した際に出た不具合の修理に出していたEOS kissX4が帰ってきました。

カメラが到着してすぐ暗所にてキャップ装備で ISO6400 X 2分程度の露出テストをしましたが、今度は画像は真っ暗で、前回のような”光”は発生しませんでした。

教訓としては、改造依頼をしたらなるべく早い段階でテストを行う、という事ですね。
改造から2ヶ月近くかかってから不具合に気づき、修理を依頼した訳ですが、Starshopは迅速に対応してくれました。

ただ、このところの大雪と天候不順でしばらくは天城には行けそうもありませんが・・・


一眼レフ IRカットフィルター除去改造

2013-12-06 12:00:44 | 機材

ついに私もIRカットフィルターの除去に踏み切りました。
といっても、自分では到底できないので、業者におまかせですが・・・

IRカットフィルター除去について簡単にまとめます。(ネットからの受け売りですが)

通常、デジカメには「IRカットフィルター」と呼ばれるフィルタが付いています。つまり、低周波の光をカットするためのフィルタで、赤外線などをカットしているようです。この状態で通常の撮影はうまくいくように作られていますが、天体撮影、特に散光星雲の場合、ちょっと都合が悪いのです。散光星雲は赤外域の光を出すものが多いので、これがカットされるとダイナミックな写真が撮れません。特に、北アメリカ星雲やバラ星雲は多分写らないのではないでしょうか。
それで、その赤外カットフィルターを除去してやることで、淡く可視領域外の光も捉えよう、というのがIRカットフィルターを除去する理由なのだと思います。

 

ただ、精密機器の心臓部をいじることになるので、自分でやる自信はありません。(もちろん自分でされている方も沢山居ますが)
失敗したら泣くに泣けないので、経験豊かな業者に任せることにしました。

しかし、この改造サービス、結構お高い・・・何件か調べましたが、だいたい4~5万円ぐらいします。今現在、EOS Kiss X4のボディ価格は45000円ほどですので、改造代で新しいカメラが買えてしまいます。

それで、調べた中で比較的安かったスターショップにお願いしました。
ちょっと分かりにくいのですが、改造ページはこちらです。 

改造には大きく分けて2種類あって、「フィルターレス改造」は18000円、クリアフィルター改造は29800円となっています。違いですが、フィルターレスの方は、IRカットフィルターを完全に除去するだけのサービスで、フィルター分の厚みが無くなるのでオートフォーカスが効かなくなります。クリアフィルター改造は、除去したフィルターの代わりにクリアフィルターを付けてもらえるので、オートフォーカスが効きます。

それで、上の写真ですが、左が通常の見え方、右がIRカットフィルターを除去したEOS Kiss X4で撮影した植物です。なぜこのような色味になるのかはよく分かりませんが、植物もほとんど赤っぽく写ります。ただ、不思議なのは背景に飾っている「絵」の緑はそのまま残っているんですね。生きた植物は赤外線を出しているので赤く写り、絵に描いた植物は赤外線を出さないので、そのまま緑に写るという事でしょうか。

以下、改造したEOS Kiss X4と取り除かれたIRカットフィルターです。
今現在、メインのカメラはSONY αNEX-6ですので、このX4は天体撮影専用という事になります。 

今、首痛のため、なかなか観測に出られませんが、できれば年内に一度出かけたいところです。


αNEX用アプリ「レンズ補正」

2013-10-17 09:38:21 | 機材

先日、αNEX-6を使った星の撮影で「周囲に出る口径食が気になる」と書きましたが、それを補正するアプリが発売されていたようです。

その名もズバリ「レンズ補正」。(1000円)

下の写真はそのレンズ補正アプリを使わなかった状態と、使った状態の比較です。
(光が均一に当たっている画用紙を使いました) 


<アプリ不使用>(デフォルトの状態)


<アプリ使用>

レンズは標準の16-50mm F3.5を使いましたが、レンズごとに補正レベルを登録出来ます。

補正前の写真では四隅が暗くなっていますが、補正後の写真はある程度、口径食が補正されています。ただ、全体をフラットにするのは難しいようですね。中心が逆に暗く見えるのは、周囲が「ドーナツ状」に明るく補正されるため、逆に中が暗く見える、という感じです。これ以上補正値を落とすと、中心は明るくなりますが、結局周囲が暗くなってしまい、補正の意味がなくなります。もしかしたら、Photoshopなどで、補正用マスク(アルファチャンネル)を自分で作って、それを毎回使って画像修正した方が綺麗かもしれません。でもそれもめんどくさいし・・・

このアプリでは口径食補正以外に、色収差補正、歪み補正ができるようです。歪み補正がフィッシュアイコンバーターの「周囲の潰れ」にどの程度有効か今度試してみます。


αNEX-6 ファームウェア更新

2013-10-03 13:06:42 | 機材

先日、インターバル撮影(微速度撮影)をするためのアプリ「タイムプラス」がフリーズを起こし、電源すら切れなくなる、と書きましたが、ファームウェアをアップデートする事で直りました。

今現在(2013.10.03)、最新のファームウェアは1.02です。8月にアップデータが公開されたようですね。

 


フィッシュアイレンズVCL-ECF1

2013-07-09 15:50:31 | 機材

SONY αNEX-6に装着するための「フィッシュアイレンズ」VCL-ECF1がついに来ました。

これで、広範囲の銀河や、夏の大三角などが撮れそうです。

通常フィッシュアイレンズは10万円以上して、かなり高価なので手が出ませんが、これは、αNEX用の16mm広角レンズ専用の「コンバーター」なので、かなり安いです。(現在1万円前後) 本物のフィッシュアイからすればおもちゃのようなものかも知れませんが、おもちゃとも言い切れない「ある程度のもの」が撮れるだけのクオリティはあるようです。

レンズには疎く、よくわかりませんが、F2.8レンズに装着してもF値が変わりません。

ただ、問題は、αNEXの16mm F2.8レンズに「装着」する構造になっているので、レンズ用のフィルターを外さなければならず、フィッシュアイ側のレンズもフードが固定されているので、フィルターは付けられないようです。つまり、フィッシュアイにするとフィルターは使えないんですね。これはちょっと困ります。何とか方法はないでしょうか・・・

コンパクトなハンバーガーのようなケース付き。

家の窓から外を撮影してみました。

でも、ペットの「デカ鼻写真」は撮れないようです。
焦点が合いません。 

 


SONY SEL16F28 パンケーキレンズ

2013-06-15 15:05:43 | 機材


ミラーレスカメラ、αNEX-6用のレンズを買い足しました。左の平べったいのがそうですが、真ん中と同じ16mmですが、単焦点レンズのため、F2.8というそこそこの明るさになります。標準のマクロイレンズ(F3.5)に比べて20%シャッタースピードを早く、露光時間を短く、ISO感度を低感度にできる・・・はずだと思います。(カメラには疎いのですが)でも、真の目的は、これに広角コンバーターを付けて、魚眼レンズ化すること。超広角レンズは天の川撮影には必要ですからね。ちなにみ、これはヤフオクでうん千円でした。


αNEXは液晶保護が必要

2013-05-07 09:30:26 | 機材

カメラを使う方の多くは「液晶保護シート」を貼って使用されていると思います。しかし、私は液晶保護をせずに使用してしまいました。その結果、ご覧のとおり、買ったばかりなのにキズだらけ・・・ショックです。どうやら首に下げて使っている時にシャツのボタンに当たって傷ができたようです。

実は、iPhone, iPadの液晶があまりにも丈夫なので、最近の液晶はそういうものだ、と思い込んでしまいました。(iPhone, iPadは少々の事では傷が付かないので、保護シートは貼っていません。特殊なガラスが使われているようです)

しかし、SONY αNEXシリーズの液晶面は非常にヤワです。
同機種をお持ちの方、気をつけましょう(T.T;)


標準レンズにプロソフトンフィルター

2013-04-30 14:36:11 | 機材

α NEX-6 ダブルズームレンズキットの18-210mmズームレンズのフィルター径は49mmなのですが、何故か標準レンズのフィルター径は40.5mmなのです。これは、フィルターを付ける事を考えたら、同じフィルターでも2個づつ用意しなければならず、とても非経済的です。

私は、あまり多くの種類のフィルターは使用しませんが、星空を綺麗に撮すための必需品?「プロソフトン」は無いと困ります。それで探してみたんですが、40.5mm径のプロソフトンはどうやら無いようなのです。(40.5mmのフィルター自体が少ない)

それで、今まで使っていたCanonのフィルターを使えないかと、40.5mm→62mmへの変換アダプターを探してみたら、これも無い・・・(20mmの差を変換するのも、不恰好で厳しいですけど)。結局、40.5mm→49mmの変換アダプターと49mmのプロソフトンを購入して対応することにしました。

これなら、49mm径の210望遠にも対応できますし・・・

装着した状態。あまり違和感はありませんね。
注意点としては、口径が49mmになるので、それまでの純正キャップは使えなくなります。
変換アダプターを買う際は同時にその口径に合ったキャップも必要という事ですね。


α NEX-6をLX90-GPS20に取り付け

2013-04-16 14:28:00 | 機材

<α NEX-6のリモコン>

α NEX-6はミニジャックのコネクタがないので、レリーズは使えません。(他の機種では当たり前の機能が何故無いのか、と思いますが)

しかし、高感度の露出撮影の場合、指でシャッターを押すわけにも行かず・・・結局別売りの「赤外線リモコン」を買うしかないのですが、他にも方法があります。それは、iPhone側に「PlayMemories Mobile」を、α NEX-6側に「スマートリモコンApp」をインストールして、iPhoneをWi-Fiリモコンとして使用するという方法です。

先日の観測テストの際は、まだ注文したリモコンが来ていなかったので、このやり方でやってみましたが、これは、カメラ側をWi-Fiルーターとして使うので、外出先でも使うことができて、案外便利です。また、iPhoneの画面にカメラ画像を表示させて確認できるので、赤外線リモコンにはない利便性もあります。

ただ、問題点としては、WI-Fiの接続ポイントとしてiPhone側にカメラを認識させると、通常のアクセスポイントは使えないので、インターネット接続が切られてしまう、電波が必ずしも安定していないので、時々失敗する、iPhone側には「撮影ボタン」(オンボタン)しかないので、オフボタンを押さなければならない「バルブ撮影」はできない・・・などがあります。

それで、上の写真の左にあるのが、別売りのリモコンですが、私としてはオン・オフさえできればいいので、中国製の450円のものを買いました。(純正のリモコンは機能が沢山あるようですが、私には必要ありません)α NEX-6は背後からもリモコン操作できるので助かります。※追記:屋外で確認したところ、やはりセンサーは前面にしかないので、背後からの操作はできませんでした。屋内では赤外線が壁に反射して反応していたようです。iPhoneリモコンと赤外線リモコン、どちらがいいかと言えば、やはり赤外線リモコンでしょうね。

<LX90-GPS20に取り付け>

それと、望遠鏡にカメラを取り付ける場合、Meade純正のカメラアダプタが必要ですが、そのカメラアダプタをカメラに繋げるには、それぞれのカメラマウントに合ったTリングが必要です。今まではEos Kiss X4を使っていたので、Canon用のTリングを使っていましたが、今回α NEX-6にした事で、ソニー用のTリングに・・・と思いましたが、Canonのカメラもまだ使う可能性がある訳で、いちいちTリングを差し替えるのも面倒です。

それで、CanonのEFマウントをSONYのEマウントに変換するアダプタを付ける事にしました。これなら、Tリングの差し替えより簡単そうなので。ただ、このマウント変換アダプタはオートフォーカス対応にしたら、かなりお高い・・・それで、天体観測にしか使わないという事で、マニュアルフォーカス専用のアダプタにしました。これなら、2000円ちょっとであります。

という事で、α NEX-6をLX90-GPS20に繋げた状態です↓


α NEX-6とEOS KissX4 高感度撮影比較

2013-04-14 21:08:54 | 機材

高感度の写り方が気になるので、もう少し厳密?に比較してみました。

どちらもISO6400、25秒露光、絞りF5.6でノイズリダクション有効です。

EOS Kiss X4 夜景撮影
 

α NEX-6 夜景撮影
 

EOS Kiss X4 拡大
 

α NEX-6 拡大
 

α NEX-6 の方が中間調がしっかり出ていて、デティールもシャープな印象です。
ノイズの量は同じくらいのような感じですが、よく見るとα NEX-6 の方が細かいでしょうか。
ただ、EOS Kiss X4の方が落ち着いて見える気もしますので、その辺は好みですかね。