10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

自作太陽観測フィルター

2012-05-30 18:45:43 | 機材

6/6の太陽面、金星通過に備えて、自作の太陽観測フィルターを作りました。
望遠鏡はMeade LX90 GPS20(口径200mmシュミカセ)です。
この望遠鏡は太陽観測用には出来ていないので、純正のフィルターはありません。しかし、造る業者はいるんですね。これなんかすごく良さそうです。でも、20cm用は29800円もします。今回の観測のためだけに買うには高価過ぎます。

それで、観測用のフィルムだけを買って、あとは自作しました。

材料は、ダンボールとボール紙。何か小学生の図工のようになってしましましたが、多少シワが寄っても大丈夫との事なので、これでいいでしょう・・・・

ちなみに、ファインダー用のフィルターです。

天気予報では、6/6は曇り時々晴れとなっています。

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金星の太陽面通過

2012-05-29 14:45:52 | 惑星

先日、金環日食で日本中がわいたばかりですが、6/6は金星が太陽面を通過します。

日食ほどのインパクトはありませんが、この天体ショーも、今回を逃すと次は105年後・・・できれば観測したいものですが、6/6と言えば梅雨の走りの時期。天気予報を見ても厳しそうですね。


金環日食の微速度撮影(福島にて)

2012-05-21 21:56:10 | 微速度撮影

Canon EOS KissX4 + 18mmズーム + Kenko フィルターMC-ND400 PRO
ISO100 シャッター1/100秒

今日は沖縄の日食から25年ぶり、大規模日食としては932年ぶりの金環日食でした。(なんと、前回は平安時代)一生一度の事なので、何としても見たかったのですが、伊豆の予報は曇時々雨、東京も曇り・・・という事で、昨日、福島まで乗り込んで撮影してきました。

撮影場所はいわき市塩屋崎灯台近くの美しい海岸沿い。
何とか晴れて、約2:30ほど微速度撮影を行い、今日夕方帰って来ました。動画はそれを編集したものです。微速度撮影初心者なもので、色々ミスもあって綺麗な画像にはなりませんでしたが、雰囲気だけでも・・・・

youtubeのコメントにも書きましたが、この撮影場所の後ろ側は被災地です。ほとんどの家は流されて、土台だけが残っています。町外れの学校も津波の痕跡をそのまま残し、校庭やプールは瓦礫置き場となっています。非常に沈痛な気持で日食の撮影に挑むことになりました。貴重な体験です。

  


金環日食の日の天気

2012-05-15 17:38:19 | 観測日記

金環日食の日が近づいて来ましたが、当日5/21(月)の天気が気になる所です。

僕のiPhone天気予報によると、曇り時々晴れ・・・・
微妙ですね。すっごく微妙です。

全国の天気も確認しましたが、今日現在の予報では、九州は曇、大阪~東京は曇時々晴れ、千葉~北海道は晴れ時々曇り。西の方が天気が悪く、北に行くほど良い、という感じです。その中間の伊豆あたりは、ホント微妙で悩みます。

富士5合目なら晴れる、という予報なら5合目まで行きますが、そこも伊豆と同じ予報・・・・北海道でも行きますか? って、金環日食になる北限は宇都宮あたり。東北、北海道は金環になりません。

でも、iPhone予報って結構外れることが多いので、前日か、せめて2日前になってみないと正確な予報はわかりません。


king Fotopro カラーアルミ三脚 C-5i(T)

2012-05-09 10:13:21 | 機材

今まで1980円で買った三脚を長年使ってきましたが、やはり安定感がないのと、センターポールの上下ツマミが壊れてしまったので、新たに買うことにしました。

それで選んだのがこの、king Fotopro カラーアルミ三脚 チタン C-5i(T)です。

カーボン三脚の方が軽いと思うのですが、カーボンは高くて手が出ません。でもさすがに、値段も10000を超えるので、かなりしっかりしています。(その分重く感じますが)

すべてのパーツを伸ばせば、身長180cmの人でも背筋を伸ばして撮影できそうです。撮影時にかがまなくて良いというのは楽です。ただ、1980円の三脚は折りたたみが素早くできましたが、これは設置に1分、収納に2分ぐらいかかります。(慣れだと思いますが)

作りはしっかりしていて美しいです。足を外せば1脚になります。自由雲台なのでレバーがありませんが、邪魔なモノがなく逆に良い感じです。水準器が付いていますが、どの程度役に立つかはわかりません。


土星

2012-05-07 01:33:18 | 惑星


<Saturn>
2012_05_06 22:16 自宅ベランダ
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Webカメラ ToUcamPro 有効フレーム9433
画像処理 Registax5 Photoshop CS4

今土星は比較的地球に近く、リングも角度があり、観測しやすい条件みたいです。
前回観測した時はほとんどリングが一直線であまり、面白みがありませんでしたが、さすがしっかり輪が見えるとワクワクしますね。

以下は前回観測時の土星です。

2010_06_03 22:30

どちらもまだまだボケていますが、今回は角度がある分縞模様もはっきり分かります。
土星の輪には無数の筋(隙間)がありますが、その中でも最大の隙間は「カッシーニの間隙」と呼ばれています。今回の観測では、僅かにそれらしき物が見えます。でも、もっとはっきり見えるようピント合わせを厳密にしなければなりませんね。


金環食観測の練習2

2012-05-05 17:05:40 | その他の天体

Canon EOS KissX4 18mmズーム
ISO100 F3.5 1/125秒X 570F
1F=4秒

微速度撮影の練習2です。
今回はシャッタースピードを1/125に上げて、シャター間隔を4秒にしました。かなり暗くなりましたが、これでも太陽本体が見えるかどうか・・・でも明るさ的には風景と雲を映せる限界ですね。

これで約1時間を19秒に縮めました。しかし、実際の日食は、部分食の始まりから終わりまで2:40ほどあります。 (以下静岡県伊東市近辺の経過時刻です)

 

それと2点ほど問題が・・・
1)太陽の高度が高いと広角18mmレンズでも地面や海が入らない。
今回は8:00~9:00ごろの太陽ですが、かなり高くカメラを縦位置にしないと入りませんでした。しかし、動画は通常横位置(アスペクト比16:9)なので、縦画像を入れると今回のように狭い領域になってしまいます。当日はもっと太陽は低いと思いますが、横位置で入るかどうかは実時間でシミュレーションしなければわかりません。 
2)2:40もバッテリーが持つか?
途中でバッテリーが切れても、カメラには触れないので交換できません。

 バッテリーはフル充電で後は運任せでしょうか・・・


金環食観測の練習1

2012-05-04 18:00:09 | 微速度撮影

 

Canon EOS KissX4  18mmズーム
ISO100  F3.5  1/100秒X6200F
1F=15秒
編集:Adobe Premiere Pro CS5


いよいよ金環食の日が迫って来ました。
しかし、観測方法を誤ると後悔だけが残ります。
色々考えて、僕は「微速度撮影」に徹する事にしました。

※僕の天体望遠鏡(シュミカセ)は太陽観測用にはできていない。
デジ一も200mm望遠しかないので、たいしたものは撮れない。
満ち欠けの連続撮影も皆既日食ではないので、あまりダイナミックな画像は期待できない。
以上のような理由からです。

しかし、微速度撮影は経験がなく、今試行錯誤しています。
必要な機材は以下の通り。
1)レリーズ操作できるデジタル一眼レフ。
2)タイマーリモートコントローラー。
3)しっかりとした三脚。
4)太陽観測に適したフィルタ。

タイマーリモートコントローラーに関しては前回書いた通りです。
フィルタですが、本当はND-100000という物が必要なようですが、これは太陽本体の観測に特化したもので、それこそ太陽しか写りません。(雲や風景は真っ黒)

微速度撮影の場合は太陽の欠けだけでなく、風景や雲もある程度写したいので、ケンコーのND-400 Proというものにしました。これは見た目真っ黒ですが、ある程度風景も透けて見えます。ただ、そのため、太陽本体が光のスパークで隠れてしまう可能性があります。

それで、どの程度見えるものか、というテストが今回の映像です。
ISO100で1/100秒でもやはり太陽はスパークしてしまいますね。でも、これ以上シャッタースピードを上げると、雲や風景が見えなくなってしまいます。難しいところです。
それと、15秒に1コマではまだ映像スピードが早すぎます。