10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

M31でピントとコンポジット

2011-11-22 17:40:40 | 星雲・系外銀河・星団

気温も急激に下がり、やっと空が澄んできました。ただ、天城高原の気温は3℃。そろそろ限界です。

今回はピント合わせと、コンポジと用に複数枚撮影することを目的に行って来ました。


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<M31>アンドロメダ銀河
11_11_21 11:00 天城高原
MEADE LX90-GPS20 直焦点+F6.3レデューサ
Canon EOS Kiss X4 ISO6400 20秒7枚
画像処理 Photoshop CS4

念入りにピント合わせしたつもりでしたが、やはり甘いですね。カメラのライブビューで目一杯拡大して微調整したんですが・・・なんか、これ以上無理な気がします。でも、うまく撮る人はすごくシャープな星像を撮ります。どうやってるんでしょうか。オートフォーカサーがあれば違うのかな・・・その日のシンチレーションにもよるかも知れませんね。星が瞬いていたらそれだけで星像は歪むので。

ただ、コンポジットはそれなりに効果があったようです。今までは星雲を捉えても、ボケボケだったり、暗すぎたりで、枚数を重ねても、効果がほとんど期待できなかったのですが、ある程度明るくシャープに捉えた状態ならかなり効果があるんですね。でも、僕のやり方が正しいかどうかわかりません。
撮影した画像をPhotoshopのレイヤーで重ねて、レイヤーモード「追い焼き(リニア)」で明度を上げる、その後トーンカーブなどで明度調整。それぞれのレイヤーの星の位置を正確に合わせる・・・合ってるのかな?
下の写真は、一枚を明度調整したものと、七枚を重ねて調整したものの比較です。

明るい部分の階調とノイズの量がかなり違います。

惑星の場合はwebカメラで何千枚もの画像を専用の処理ソフトで加工できますが、1枚30秒の星雲写真はそうは行きません。特に僕のようにアライメントがうまく行かない場合は長時間かけると、星像が回転しだすので、ぴったり合成するのが不可能になります。やはり10枚ぐらいが限界です。(今のところ)

↓おまけ:オリオンを撮影中飛行機が通過しました。