10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

森から昇るオリオン

2012-10-22 13:04:04 | 微速度撮影

森から昇るオリオン

↑これはプレビューですので、細かな星は映っていません。
画像内のタイトルをクリックしていただくと、大きな画像で再生できます。
(できれば全画面表示でご覧ください)

木星と同時に、昇りゆくオリオン座を微速度撮影しました。
今回はポラリエで追尾をしながらの撮影でしたが、ちょっと失敗。

星を追尾したため、星野が昇る醍醐味が失われてしまいました。
本当は、追尾ではなく、カメラを横に微速度スイングさせて、パンさせるべきでした。

しかし、おかげでポラリエの精度を確認できました。
星が微妙に揺れています。これがポラリエの限界かも知れません。

それと、今回はしし座流星群のピークと重なり、ちょっと期待したのですが、微速度撮影ではやはり厳しいですね。15秒露出で撮影したので、動画の1フレームは実際の15秒になります。しかし流星は一瞬なので、その1枚にしか映りません。つまり、動画にしたら1/30秒でしか入り込まないので、映ったとしてもほとんど気が付かない程度です。 

でも、動画の先頭あたりで、右上に流星のような光が映っています。でもこのスピードだと、実際はすごくスローな動きのはずなので、流星のはずがありません。見た目のスピードは飛行機程度というのを考えると、人工衛星ではないかと思います。しかし、一瞬で消えているので、以前記事にした「イリジウム衛星」ではないかと・・・ただ、イリジウム衛星にしては光が弱いので、通常の衛星に太陽の光が反射したのかも知れません。


秋の木星

2012-10-22 11:00:33 | 惑星

久々に快晴に恵まれ、風もなかったので、木星を撮影してきました。

ただ、毎度の事ですが、ピント合わせを感に頼る部分が大きく、今回は結構甘かったですね。木星本体でピントを合わせるのはかなり厳しいので、衛星イオで合わせています。右横に小さく見えるのはイオですが、やはりちょっとボケています。

 

<Jupiter>
2012_10_22_0:08 天城高原
MEADE LX90-GPS20  直焦点撮影
Webカメラ ToUcamPro 有効フレーム約1800
画像処理 Registax5 Photoshop CS6


長期観測できず

2012-10-09 20:14:44 | 観測日記

ここ1か月ほどほとんど観測ができません。
天候不順というか、そんなに雨が降った訳ではないのに、ガスが多い・・・・

「今日こそは!」と思って天城に出かけても、上の方は雲の中という事もよくあります。

天体観測を始めて4年ほどになると思いますが、最近、観測できる日って、年間僅かしかないのではないだろうか、と気づき始めました。

観測条件としては・・・
・快晴であること。
・夕方の空が青いこと(ガスが少ない)。
・風が弱いこと。
・新月、または時間的に月が出ていないこと。
・気温が10度以上であること。
(僕が単に寒さに耐えられないというだけですが)
・仕事にある程度余裕があること。

という感じでしょうか。
この条件を満たす日って、ほんと数えるほどしかありません。

天体観測は、お金がかかる割に、チャンスが少ないというジレンマのある趣味なんですね。