私が使っている望遠鏡はMeade LX90 GPS-20というシュミットカセグレン式の望遠鏡です。これを買う時は、口径20cmで焦点距離2000mmという大きさに魅かれましたが、今思えば、高倍率での観測ってほとんどないのです。
持っているアイピースを元に倍率を計算すると・・・
●40mmアイピース=50倍
●26mmアイピース=77倍
●12.4mmアイピース=161倍
●9.7mmアイピース=206倍
●4.7mmアイピース=426倍
(倍率計算方法:対物鏡の焦点距離÷アイピースの焦点距離)
この中で唯一使っているレンズが、26mmアイピースです。
これは、観測前の準備(アライメント)の際に基準星を導入する時に使います。実際の観測(撮影)では、ほとんど直焦点撮影になるので、接眼レンズは使いません。
直焦点撮影の倍率計算の方法がわからないので、倍率は出していませんが、最低倍率のアイピースを使った時よりはるかに低倍率になります。それでも、木星の場合は、2倍バローレンズを介して丁度撮影に適した大きさになります。
また前にも書きましたが、直焦点撮影ですら、アンドロメダ大星雲や、オリオン座大星雲はカメラの撮影範囲からはみ出してしまいます。
望遠鏡は倍率ではなく、歪みのないレンズや明るさ(F値)で選ばなければならないと言われますが、その事が最近よくわかりました。
元々、ベランダ観測が前提の趣味ですので、もっと小さな望遠鏡でも良かったかも知れません。同じ経緯台導入装置が付いている、廉価版で小型のETXシリーズというのがあったのですが、それでも良かったかも・・・ただ、こちらには赤道儀モードが付いていない・・・たまに赤道儀で長時間露光をしてみようか・・・と思う事もあるんですよね。(未だにアライメントが成功した事はありませんが)