10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

新たな問題

2008-10-27 23:41:26 | 観測日記
今日は昼から青空が広がり、夕方の空も澄み渡っていました。

久々に観測ができるかと天城高原へ出かけましたが、山の上は強風!
さらに空が明るく、下と変わらないシーイングです。

シュミット・カセグレン望遠鏡は、風があたる面積が広いので、風に弱いことはわかっていました。さらに赤道儀モードにしたことで、安定感がなくなります。ちょっとした風で星像は揺らぎます。今日のような強風にあっては、観測どころではありません。
(大室高原はほとんど無風だったのに・・・)

天気はるていど予測ができますが、山の上の風は行ってみなければわかりません。

さらに、秋も本番となり、かなり寒いです。
真冬の出で立ちでで出かけたのですが、強風も手伝って寒いの何の・・・こんな状態では機材の設置やアライメントもうまくいかず・・・

冬は厳しいぞ!とは思っていましたが、この時期これほどとは・・・

ある人のブログに冬の観測日記がありましたが、それを読むと、ほとんど冬山登山の装備が必要なようです。頭から足先まで完ぺきに防寒を施し、暖房完備のテントを用意し、真冬の山の中で一晩過ごせるだけの設備が必要なようです。

しかし、手だけはどうにもなりません。今日やってみましたが、厚手の手袋をした状態では、望遠鏡の設置と設定はほとんど不可能・・・どんなに手がかじかんでも、ある程度、手袋なしで設置をしなければなりません。

そもそも僕が観測を始めた時のコンセプトは、お気楽ベランダ観測だったはず・・・
こんな装備まで準備して本格的にやったのでは、初期の姿勢に反します。(根性なしなだけですが)

楽しく感じる範囲でやらないと、趣味とは言えないでしょう・・

なので、今後はいかにお気楽に観測できるかを考えて行きたいと思います。

まず、極寒の中での赤道儀設定は、時間もかかり大変です。

特にLX90は望遠鏡本体が極軸望遠鏡を兼ねているので、まず、極軸合わせの前にフォークアームと望遠鏡が一直線になるよう、設定が必要です。しかし、機材にこれと言って目印もなく(何故だ!)ウナギの蒲焼きを焼く要領で?望遠鏡を裏返しては北極星を導入し、裏返してはまた導入・・・というのを延々繰り返し、最後に表を上にしても、裏を上にしてもレンズ内に北極星がおさまるようにしなければなりません。これは、ニュートン式望遠鏡の赤道儀にはない、シュミカセならではの余分な手間となります。

その後やっとアライメントに入れるのです。

今後の寒さの中で、そこまで時間をかけて設定をする余裕があるかどうか・・・

お気軽を優先するなら、やはり経緯台での観測を前提にする必要があるかも知れません。
そうなると、問題は短時間露光しかできない点です。

短時間露光でも惑星は撮影できますが、メシア天体(星雲など)は難しいです。
何か良い手はないものか・・・やはり超高感度カメラかな・・・



新MacBook

2008-10-19 12:39:07 | 機材
先日、新MacBookが発売になりました。早速当日に電話注文したところ、翌日午前中に届きました。電光石火の即配ですね。

今まで使っていたPowerBookが壊れてしまったので、ずっと発売を待っていました。アップルにはありがちですが、商品の詳細と発売日時はずっと秘密になっていました。(箝口令でもひかれていたのでしょうか)そのため、数ヶ月前から、偽物の合成写真が出回ったり、工場の従業員が撮影したとされる部品の写真が出回ったり・・・噂ばかりが先行していました。

最大の噂は、今はやりの格安PCに対抗して、800ドルのMacBookが出る・・・というものでしたが、完全にガセでしたね。その他ではタッチパネルが採用される、というのもありましたが、これもガセ。

結局今回発売されたマシンの内で、最も安いタイプのMacBook 2.0Ghzでも$129でした。しかし、納得いかないのが、$129の商品が日本価格になると何故「148000円」になるのでしょうか?! このところの円高で1ドル100円を切るかどうか・・・という情勢なのに、この値段はないでしょう!

スペックですが、Core2Duoのプロセッサーに、今回は256MのnVidiaビデオチップセットを採用しているので、表示速度は旧MacBookの5倍と言われています。実際使った感触では、表示に関してほとんどストレスはありませんし、BootCamp上で走るWindowsXPも問題ありません。3Dゲームもさくさく動きますし、GyaoやYahoo動画の映画もスムーズに再生されます。

早速ステラナビゲーターもインストールしましたが、こちらも問題ありません。
なかなか観測可能な天候条件が揃いませんが、今後このマシンを持って出かけることも多くなるでしょう。

ちょっと気になるのが、バッテリーの稼働時間・・・5時間となっていますが、ダウンロードなど常にCPUを働かせている状況では1時間ほどでバッテリー切れになります。ファンの音がちょっとうるさいのも気になります。