10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

はくちょう座でポラリエのテスト

2012-08-26 15:17:03 | 銀河(天の川)

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2012.08.25 天城高原
EOS Kiss X4 18mm

昼間良く晴れたので、天城で撮影をしてきました。

ただ、昨晩は月が丁度さそり座にあり、一番おいしいところが写せません。
月が沈んだのが11時過ぎ。さそり座方面の銀河は撮れないので、はくちょう座近辺を撮影しました。シーイングはいまいちで眼見では天の川もうっすらとしか見えません。

でも、今回はポラリエのテストもかねていますので、ISO800で3分ほどの露出をしてみました。極軸合わせは5mmほどの穴から北極星を覗いて、ポラリエの回転面を北極星に向けるだけなので、「だいたい」の位置しかあいません。それでも、結構撮れたのではないでしょうか。拡大すると、多少の流れがありますが、追尾なしで3分は考えられないので、これだけ追尾してくれればまずまずの結果かもしれません。

今回、さらに新たなアイテム、「Kenko 72S PRO1D プロソフトン」というフィルタを使いました。これは、光のにじみを強調してグローを美しく表現してくれるフィルタです。星景を撮る方は結構使っているのではないでしょうか。

確かに、雰囲気がでましたが、色収差が強調されてしまい、光のにじみのズレがちょっと気になります。レンズの問題かも知れませんが。


ポラリエが来た

2012-08-24 17:02:44 | ニュース

簡易赤道義のポラリエが来ました。

私のEosKissX4はそこそこ高感度ですが、先日銀河を撮影して、その限界を感じました。やはりISO6400ではノイズが多く作品と呼べるレベルになりません。かといって、F値の明るいレンズは目が飛び出るほど高価です。フィッシュアイともなると、なおさらです。

Mead LX90-GPS20の背中にカメラを乗せればISO1600ぐらいでも撮影はできますが、銀河を撮るためだけに、LX90を持ち歩いてセットするというのも非常に骨が折れます。

それで、以前から気になっていた簡易赤道義のVixenポラリエをついに買うことにしたのです。ポラリエを選んだ理由ですが・・・

・非常にコンパクトで持ち運びやセッティングが簡単にできる。
・別売りの自由雲台を使うことで、自由な角度での撮影ができる。
・微速度撮影で、視点移動撮影の機材としても使える。

という感じです。
単3電池2本で2時間ほど駆動するようです。
今度天気の良い日にテスト撮影をしてきます。


ペルセウス座流星群・・・は撮れてないけど

2012-08-13 00:46:24 | 微速度撮影

 2012.08.12 銀河の微速度撮影練習01

Canon Eoskiss X4 ISO6400 15秒露出 約1時間。

ペルセウス座流星群を見に、天城高原に行ってきました。と言ってもうちから20分ほどの所ですが。結構流星は見れたのだけれど、シャッターが開いている間に流れてくれなかったみたいで、全く記録されていませんでした。ちなみに横に流れている光は全部飛行機です。

今回の撮影で一つの限界に気づきました。
使っているCanon Eoskiss X4の感度は拡張感度で12800ですが、拡張感度はノイズが多すぎて使えません。なんとか実用に耐えられるのは6400までです。暗いレンズを使っているので1コマ15秒の露出+15秒の現像(ノイズ除去機能)で1コマ撮るのに30秒は必要です。

そうすると1時間撮っても120コマにしかなりません。動画にする場合、1秒30コマ(フレーム)ですから、1時間の微速度撮影でも最大4秒にしかならないのです。

明るいレンズは超高価で手が出ません。
なので、コマ数を増やす(露出時間を短縮する)ためには、さらに高感度のカメラが必要になります。今気になっているのが、ソニー NEX5ND。ISO感度は25600もあり、あるサイトでは暗がりの撮影の綺麗さは、キヤノン5D Mark II、キヤノン60Dを凌ぐとも書いてあります。なにより軽量なので望遠鏡への負荷もかなり軽減されるでしょう。今後さらに高感度で軽量安価なカメラが出るのに期待します。

まあ、当分はCanon Eoskiss X4ですが・・・


キュリオシティ着陸成功

2012-08-06 16:29:44 | ニュース

やりましたね、キュリオシティ着陸に成功です。

これで、有人火星探査にも弾みがつくし、火星の生命の痕跡発見が期待されます。
もし、生命の決定的な痕跡が発見されたら、きっと人類の宇宙観は大きく変わるでしょう。太陽系内の異なる2つの惑星で生命が生まれたとしたら、地球が特別なのではなく、宇宙は生命で溢れているという事になるはずですから・・・

ここで、ちょっと気になったこと・・・
今回電源用に「原子力電池」というのを積んでいます。
これは、アポロ計画の頃から使われてきた電池で、相当長い期間電源を確保できるようです。しかし、やはりプルトニウムなどを使うので、壊れると放射能漏れを起こす危険性があるそうです。

実際、これまでも、衛星の失敗などによって放射性物質が大気中にばらまかれたり、深海に沈んだりしていますが、あまりニュースにはなっていませんね(気がつかないだけかな)。

有名なヴォイジャー1,2号も原子力電池を積んでおり、今も太陽系外はるか彼方を飛行しています。あと、木星探査機ガリレオや、土星探査機カッシーニも・・・カッシーニは、確か、加速するために地球の重力でスイングバイを行ったのですが、失敗したら大気中に放射性物質をばらまくことになると、かなり反対運動が起こった記憶があります。

でも、打ち上げの時点で失敗したらそうなる訳で・・・他の衛星や探査機打ち上げの時はあまり話題にならないのも不思議です。


火星探査車キュリオシティ

2012-08-06 00:51:28 | ニュース

オリンピックに押されて、ほとんど話題になっていませんが、日本時間の本日(月曜)午後にNASAの火星探査車「キュリオシティ」が、火星に着陸します。

記事↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120805-00000310-yom-sci

NASAは今までも火星探査車を何度か送っており、パラシュートでの降下だけでなく、エアーバックを膨らませて、地表に落とすなどユニークなアイデアで成功を収めてきましたが、今回の探査車は車だけで1トン近くもあるので、これまでの方法はできなかったようです。

今回の着陸の流れは・・・・
1)大気の抵抗で減速。
2)パラシュートで降下。
3)パラシュートの切断+降下用ロケット逆噴射。
4)降下用ロケットから探査車をワイヤーで吊るし・・
5)降下用ロケットはホバリング(空中停止)。
6)そのまま探査車を地面に下ろし、ワイヤーを切断。
7)降下用ロケットは脇に逸れて落下。

という複雑な着陸を試みます。

ロケット噴射でホバリング、なんてあまり聞いたことがありませんね。
日本のロケット研究者も「そんなことできるのか?」と唖然としたとか・・・

そう言えば、何年か前、次期スペースシャトルの開発映像を見たことがありましたが、三角形のロケットがUFOのように空中でゆっくりとホバリングしていました。その後、予算の削減で次期シャトルの開発自体が無くなってしまったようで、すごくガッカリしたのを覚えています。

でも、その時のノウハウがここに生かされているんですね。(たぶん)

オバマ大統領は、有人火星探査を目標に掲げています。
今日の探査機がもし失敗したら、大きく計画を見直される可能性もありますね。
絶対成功させてほしいです。(オリンピックより、こっちを応援してたりして^^;)

キュリオシティ着陸までのカウントダウン


gooブログのテンプレート

2012-08-05 00:04:58 | その他の天体

gooブログは2ヶ月更新がなかったら、テンプレートを解除される上、広告がバンバン入るようですね。以前はそんな決まりはなかったのに、厳しくなったのかな~

でも、なかなか観測できる天候にならないんだからしかたがない・・・
やっと夏らしい真っ青な空になったと思ったら満月だし・・・