http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130822-00010000-qbiz-bus_all
ILCの誘致先が決まったようです。ただ、これは出発点に過ぎません。さらに学会や政府は誘致に否定的ですね。 確かに、8300億円の費用は巨額で、日本負担が半分としても、巨大事業になることは確かなので、二の足を踏むのは分かります。それと、今積極的な姿勢を見せたら、足元を見られ、日本側の負担を増やされる可能性もあるとか・・・
また、これのせいで他の科学分野の開発予算が削られたのでは本末転倒・・・でも、天下りの温床になっている不必要な公的機関もまだまだあるんじゃないでしょうかね~。そういうのを無くしたら、4000億円ぐらい出そうなものですが。
個人的には、新しい加速器の誘致には賛成です。東北の活性化に繋がればいいし、もし決定したら、是非見学コースを作ってください。スイスの加速器「セルン」の映像をよく見ますが、それはもう巨大なシステムで、人類の英知の結晶と言ってもいいと思います。そういうものが日本にあって、みんなが見ることができれば、科学で未来を切り開こうという若者も沢山出てくるのではないでしょうか。
昨年は、セルンを使って「ヒッグス粒子」が発見されましたし、先日は東大のチームが「量子テレポーテーション」の実験に成功したそうです。これからは量子の研究がますます盛んになりそうです。巨大加速器はいわば人類の希望でもあります。その希望が日本にあればすごいな・・・って思うのですが。