今日、私の歌の先生がバスのソロを歌ったヴェルディのレクイエムの
演奏会に行ってきた。
指揮:宮松重紀
ソプラノ:小濱妙美
アルト:菅 有実子
テノール:中鉢 聡
バス:山口俊彦(私の先生)
合唱:大田区民オペラ合唱団
オーケストラ:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
まぁ、良くも悪くも想像通りだったかなというのが率直な印象。
オケも合唱もヴェルレクにしては人数が少なめ、これは仕方がないか・・・
大田区民オペラ合唱団というのは山口先生が指導して、これまで数多くの
オペラを上演してきている実力のあるアマチュアの団体。
平均年齢はちょっと高め(失礼!)なんだけど、
そのわりにはかなりしっかりした声が出る。
今日の演奏会でもコーラスは良くがんばったと思う。
ただ、オケの音量に負けちゃったのはちょっと残念。
ソロも全体的には良かったと思う。
特にアルトは声に深みもあって響きもきれいだった。
テノールもテノールらしい響きで印象深かったな(高音もうちょい?)。
オケはまぁ、それなり?(パートソロになるといまいち実力が出る・・・)
問題は指揮者かなぁ...
人数が少ないから仕方がないとは思うけど、テンポが全体的に速め。
それはそれでいいとけど、ちょっとインテンポ過ぎかなぁ~
もうちょっと緩急の差があってもいいのでは?という印象。
(デュナーミクもそうだけど、ま、これはないものねだりかも)
この曲は、レクイエムと言っても「僧衣をまとったオペラ作品」とまで
言われている曲だから、もう少し”歌い手のテンポ”があっても良かったのかと。
TUBA MIRUMのバスのソロはもっとたっぷりした響きが聞きたかったよー。
でも、全体としてはまあ満足した2時間でした。
(ヤバ、好き勝手なことを書いてしまった・・・)
なお、演奏が始まる前に主催者から「今日の演奏を新潟県中越地震の
犠牲者の方々に捧げます」というアナウンスがあって、
演奏者、聴衆全員で黙祷しました。