この記事、ちょっと前に書いたんだけどずっと下書きのままだった。はちゅ達のことを優先にしたいので、アップするタイミングが難しいw。
と言う訳で、ちょっとタイムリーじゃなくなっちゃったかもしれないけど、せっかく書いたのでアップ。でも少ししたら、最新の記事はまたはちゅ達のことになってる予定w。
この前コロナワクチンのことを書いた時と同じように、今日も儂の独り言。この前よりもっとつまらない話かもしれないので、「イベルメクチンってなあに?」っていう方は、以下の写真だけ見ていただき、あとはスルーして下さいw。
「パパ、独り言はもうやめた方がいいわよ」
ぼあちゃんにもこう言われてるんだけど、一応こういうことを仕事にしてたのもあって、あまりにメチャクチャなことが言われてたりすると、どうしても気になるんだよねえ。(ヨケイナオセワ
コロナワクチンのことを書いた時にイベルメクチンのことも書いた。その後、イベルメクチンのことを少し調べてみたら、「なんだかなあ・・・」っていうことがいろいろ出て来た。そして、何気につらつら考えてたらあることを思い出した。
まずはその思い出したこと。これ、それを思い出すまでの儂の思考過程なんだけど、
- そう言えばイベルメクチンてマクロライドだよな。
↓ - マクロライドって副腎皮質刺激作用があるとか言われてなかっけ?
↓ - それでマクロライドって少量長期投与でも使われてるんだよね。
↓ - そう言えば儂もその患者になるはずだったんだっけ。
儂の頭の中で1から4が繋がるまで、1日近くかかった。もう、自分でもなんてこんなに頭が悪いんだろうって思ったwww。
で、この1~4がどういうことかと言うと、
- これについては特に説明することもないんだけど、イベルメクチンはマクロライド系と呼ばれるグループに分類される抗生物質。
- 昔、儂があるマクロライド系抗生物質の開発に携わってた時のこと。その抗生物質ではやっつけられない菌(試験管の中で確認するのね)が原因の感染症でも、なぜか治癒する症例があった。その理由として考えられてたのが、マクロライドには副腎皮質刺激等の、菌をやっつけるという抗生物質本来の作用ではない作用があり、それで治癒してるんじゃないかということ。それを検証するための臨床試験をやろうかという話も出たんだけど、その時はそのまま立ち消えになった。
で、少しググってみたら、やっぱりそんなことが言われてるみたいだったんだけどよくわからなかった。どなたか詳しくご存じの方がいたらぜひ教えて下さい。 - 2の副腎皮質刺激やその他の作用を利用して、マクロライド系の抗生物質少量を長期投与するという治療法がある。これも詳しいことはわからないので教えて下さい。
- 儂、15年ほど前に、慢性副鼻腔炎じゃね?っていうような症状に悩まされたことがあった。ずっと原因がわからず治らなかったので、その時診てもらってた耳鼻咽喉科の先生からマクロライドの少量長期投与の話があった。その後、慢性副鼻腔炎じゃなくて歯性上顎洞炎だということがわかり、口腔外科で原因になってる歯を抜いてそこから上顎洞を洗浄するっていう治療になった。だからマクロライドの少量長期投与はしなかったんだけど、自分にもこの治療の話があったことはすっかり忘れてたw。
と言う訳で、これらから儂が勝手に想像した話がこれ。
「イベルメクチンもマクロライドなので、もしかしたら抗生物質としての作用以外の作用があるのかも。そのためになにかしらの効果があったりするのかも。だから、コロナやコロナの後遺症かもしれないような症状が軽快、あるいは治癒するっていうのも、絶対にあり得ないっていう話ではないのかも。」
かもかもばかりなんだけど、それは当たり前で、こんなことは検証されてないからね。今の段階では、効いたという肌感覚であることに変わりがない。
イベルメクチンは世界中で多くの治験がやられてるっていう話は聞いてたので、あれからまたググってみたんだけど、一番まとまってたのがWikiだった。
もっとも、Wikiは書き変わっちゃうかもしれないので、その時は悪しからず。
↓↓↓
そんで、あらためてこれを読んで「なんだかなあ・・・」って思ったわけ。
このWiki、相当長いし難しい話も多いので、読んでてもつまらないかもしれないけど、できれば ここだけでも(ここだけでも長いw)読んでみてほしいなと思う。
ちなみに、このWikiに書かれてること自体が本当なのかっていう話もあるだろうけど、そんなこと言い始めたらもう何を信じたらいいの~ってなるw。
で、ここからはWikiを読んだという前提で書きます。
この前のコロナワクチンの記事にも書いた、儂が免疫系の抗ガン薬(二十数人に使用してハッキリと効果が認められたのは3人だったので、結局開発は断念した)の開発に携わっていた時のこと。あの時、同種同効薬をすでに製品として販売していた関連会社の開発担当者にいろいろ相談してたんだけど、その時にこんなことを言われたことがある。
製品にしたいんだったら、少しでも早くその物質の発見者/発明者から、その薬を遠ざけることが必要。
この時はどうしてもそれが出来ず、開発がなかなか進まなかったこともあり、発見者の先生がしびれを切らして週刊誌なんかに書き始めちゃった。それが開発を断念した理由というわけでもないけど、多少でも影響があったのかなと思う。
もしかしたらイベルメクチンも同じで、大村先生が先頭に立って「コロナにも効く」みたいなことをやるのは、やっぱりやめた方がいいんじゃないのかなと、儂は思う。
特に先生自らこんなことを言うのは、どうなのかなあ。それも、マスコミでっていうのはちょっとなあと思うんだよね。あ、独り言独り言w。
「新型コロナウイルスは人工的につくられたウイルス」「イベルメクチンは新型コロナの特効薬」「安価なイベルメクチンの効果を認めると、新薬を開発する製薬会社の利益を損なうので政府や国際機関は承認しない」
素人がTwitterなんかで言うのとは違って、ノーベル賞を受賞した程の研究者が言えば、そりゃあここから陰謀論だのなんだのが出て来るだろうし、こういうのを利用する人達だって出て来るだろうし、当然混乱するよね。そしてその混乱が、万が一にでもイベルメクチンの効果を科学的に証明することの妨げになったりしたら、それこそ大損失。
先にも書いたように、「イベルメクチン効きます」っていうのもまったく根拠がないわけでもないんだろうから、まずはそれをきちんと科学的に検証することが最優先だと思うんだよね。例えば こんなこと(次世代型イベルメクチン誘導体というところがポイントだと思うんだ)も始まってるんだからさあ。8年って書いてあるけど、こういう研究をするのにこれくらいの期間は当たり前のこと。むしろ短いくらいかも。
これ、実は儂もちょっと懐かしい。この、土にいる菌から新しい有用な物質を探すのって、儂もメーカーの研究所にいた時にやらされてたし、抗生物質開発してるメーカーだったらどこでもやってるんじゃね? どこかに行く度に「土を持って帰って来い」って言われ、その土の中の菌が産生してる物質を調べるわけ。これって研究と言うより作業w。みんなが持って来たいろんな場所の土を片っ端から決まった手順で調べる、ひたすら同じことを繰り返すの。儂の場合は他にも仕事があったので先輩を手伝ってただけなんだけど、その先輩はそればかりやってた。その人、儂と同じ時期に転職しちゃったんだけど、もしあのままあれを続けてたら大発見してたかもwww。まさに「継続は力なり」っていう仕事なんだよね。ま、研究なんて多かれ少なかれそんなもんだけどねw。
そしてその継続がノーベル賞に繋がったわけだけど、そのノーベル賞は こんな評価 もあったんだね。
ワクチンにしてもイベルメクチンにしても、混乱のキーワードは、#性急、#単純、#短絡的、#一面的、#専門家、#権威 、、、意外とこの辺りなのかも。
P.S.
福島先生が厚労省を提訴したとかいうのを動画でチラッと見たんだけど、ほとんどニュースになってないみたい?(なんで?)
データと契約書を開示しろは仰る通りだと思う。ただ、やっぱりこれに乗っかって「そうだそうだ!」とか「頑張れ~」みたいなことが非科学領域から起きてるなって感じた(頑張れって・・・www)。先生も「科学」とか「医学」とか何度も言われてたけど、その通りなので、ぜひとも一線を画していただきたいなと、儂は思う。とにかく、科学はやっぱり冷静、客観、公平じゃないのかな。
ただ、死亡症例の解剖はやっぱり進めるべき。因果関係の解明はきちんとやるべき。端から「あり得ない」は科学的態度じゃない。
「臭い物にはフタ」式の後ろ向きは、ホント、不信感を増大させるだけだと思うわ。
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