突発的な雷雨に数回見舞われたこの日、西荻窪アケタの店でのライブ。30年以上前から、オリジナル曲やアバンギャルドジャズのライブハウスとしては日本で屈指の老舗である。今回叩かせて頂いたハウスのドラムセットや譜面代、アンプなどは、確かに年期が入っているがただ古いというのではなく、燻し銀という言葉がぴったりの渋さと味わいが感じられ、ほんの少しだけだがこの店の歴史の一部を垣間見たような気がした。
バンドリーダーであるテナーサックスの臼庭潤さんが集めたこの日のメンバーは、ピアノに藤沢由二さん、ベースに畠山芳幸さん、パーカッションに小澤敏也さん。1セット目初めにテナーサックスを首から吊ったその瞬間に臼庭さんが吹き始めた「ブルー・ボッサ」から2セット目の最後の曲の一音まで、勢いに満ちたライブになった。
2セット目のステージ最初にマイクを持った臼庭さんが、ご自身と20年以上の付き合いになるドラマー本田珠也さんと、元マイルス・デイビスバンドのキーボード奏者であるピアニストKei Akagiさんをゲストとしてお招きした。15年程前、臼庭さんはAkagiさんのバンドのサックス奏者でした。
まさに15年振りの共演だったそうで、微笑ましいながらもスリリングなステージになった。ジャズミュージシャンとして長く輝かしいキャリアを持つAkagiさんからすれば、どこの馬の骨とも・・・と言う感じの僕にもとても親切に話しかけて下さった。そして彼のピアノプレイ。原曲のコードに対して代理的な音使いを巧みに組み合わせつつ、どんなアドリブをしても曲の特徴が失われないという素晴らしい演奏だった。
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バンドリーダーであるテナーサックスの臼庭潤さんが集めたこの日のメンバーは、ピアノに藤沢由二さん、ベースに畠山芳幸さん、パーカッションに小澤敏也さん。1セット目初めにテナーサックスを首から吊ったその瞬間に臼庭さんが吹き始めた「ブルー・ボッサ」から2セット目の最後の曲の一音まで、勢いに満ちたライブになった。
2セット目のステージ最初にマイクを持った臼庭さんが、ご自身と20年以上の付き合いになるドラマー本田珠也さんと、元マイルス・デイビスバンドのキーボード奏者であるピアニストKei Akagiさんをゲストとしてお招きした。15年程前、臼庭さんはAkagiさんのバンドのサックス奏者でした。
まさに15年振りの共演だったそうで、微笑ましいながらもスリリングなステージになった。ジャズミュージシャンとして長く輝かしいキャリアを持つAkagiさんからすれば、どこの馬の骨とも・・・と言う感じの僕にもとても親切に話しかけて下さった。そして彼のピアノプレイ。原曲のコードに対して代理的な音使いを巧みに組み合わせつつ、どんなアドリブをしても曲の特徴が失われないという素晴らしい演奏だった。
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