「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録された大野教会堂(おおのきょうかいどう)に行ってみました。
長崎県長崎市下大野町にあるキリスト教(カトリック)の教会堂です。
明治26年(1893)ド・ロ神父が私財を投じて、26戸の信徒達と一緒に建立した教会です。
加工された石ではなく、町内で産出される自然石を割って積んで建てた珍しい教会です。
民家のような教会で、内部も質素で、天井は普通の平たい天井になっていました。
今は近くの出津教会でミサがあり、大野教会堂には年に何回か、出津教会から神父様がみえるそうです。
建物も老朽化していますが、近くの信徒さん達が毎日窓を開けたりしながら、守り続けているそうです。
大野教会堂のすぐ近くに古民家カフェがあり、そちらでランチをいただきました。
cafe OZIMOC
築120年の建物をオーナーさんご夫婦が10年かけてこつこつとリノベーションさせたものだそうで、中もとても素敵です。
また、大村湾が見渡せて景色も抜群。
お天気のいい日は五島列島も望めるそうです。
私はキッシュセットをいただきました。
色合いも綺麗で美味しかったです。
他に、スパイシーなキーマカレーもお勧めです。
五島列島が見えるようなお天気の良い日に、
またお出かけしたいと思います。
ちなみにこの外海地区には、
遠藤周作文学館や沈黙の碑があります。
潜伏キリシタンの歴史が色濃く残っている地域です。
「沈黙の碑」
人間が
こんなに
哀しいのに
主よ
海があまりに
碧いのです
遠藤周作