
行ってきた。JR名古屋高島屋10階特設会場に。本日が最終日ということでたいへんな人出で、展示パネルの前に、やや薄めではあるが人の壁が。
金子みすゞさんに関する本は何冊か持っているので、写真や説明文の展示パネルはほとんど見ずに(というか人がいっぱいで何も見えなかったし)、見たかったものだけを重点的に見る。
自筆のものとか、いとこ(だと正祐氏は思っていたわけなのだが実はみすゞさんとは姉弟)とやり取りされた書簡。細かな字でぎっちりと書き込まれた正祐氏からの葉書。「みすゞ女史ー!」と冒頭に書かれている葉書があった。正祐氏は実の姉とは知らず、みすゞさんを慕っておられたという。
みすゞさんの詩が書き込まれた3冊の手帳。私はこの手帳が見たかったのだ。3冊のぼろぼろになった手帳はガラスケースの中に収められていた。ガラスの上からそっと手帳を撫でる。触れられるわけもないのだけれど。
夫に詩を書くことを禁じられたみすゞさん。放蕩三昧の夫に淋病をうつされ、大事な娘を夫に奪われることに抵抗し、26歳という若さでカルチモンを飲んで自殺してしまったみすゞさん。
一通り展示を見てから、またこっそり手帳のところに戻る。他の展示パネルのところには人がいっぱいなのに、なぜか手帳のところには誰もいなくて、しばらくガラスに触れたままそこに立っていた。息が苦しいような気がして出口の方に向かう。
出口の手前の小さな部屋で、矢崎節夫さんとみすゞさんのお嬢さんであるふさえさんの対談の様子が流されていた。ふさえさんはとてもきれいな方だった。
なんだか辛いような気持ちのまま会場から出る。図録とか詩集とか絵本とか、いろいろなものが販売されていたし、たくさんの人が買っておられたけれど、私は何も買う気になれずあおなみ線の駅にむかった。
金子みすゞさんに関する本は何冊か持っているので、写真や説明文の展示パネルはほとんど見ずに(というか人がいっぱいで何も見えなかったし)、見たかったものだけを重点的に見る。
自筆のものとか、いとこ(だと正祐氏は思っていたわけなのだが実はみすゞさんとは姉弟)とやり取りされた書簡。細かな字でぎっちりと書き込まれた正祐氏からの葉書。「みすゞ女史ー!」と冒頭に書かれている葉書があった。正祐氏は実の姉とは知らず、みすゞさんを慕っておられたという。
みすゞさんの詩が書き込まれた3冊の手帳。私はこの手帳が見たかったのだ。3冊のぼろぼろになった手帳はガラスケースの中に収められていた。ガラスの上からそっと手帳を撫でる。触れられるわけもないのだけれど。
夫に詩を書くことを禁じられたみすゞさん。放蕩三昧の夫に淋病をうつされ、大事な娘を夫に奪われることに抵抗し、26歳という若さでカルチモンを飲んで自殺してしまったみすゞさん。
一通り展示を見てから、またこっそり手帳のところに戻る。他の展示パネルのところには人がいっぱいなのに、なぜか手帳のところには誰もいなくて、しばらくガラスに触れたままそこに立っていた。息が苦しいような気がして出口の方に向かう。
出口の手前の小さな部屋で、矢崎節夫さんとみすゞさんのお嬢さんであるふさえさんの対談の様子が流されていた。ふさえさんはとてもきれいな方だった。
なんだか辛いような気持ちのまま会場から出る。図録とか詩集とか絵本とか、いろいろなものが販売されていたし、たくさんの人が買っておられたけれど、私は何も買う気になれずあおなみ線の駅にむかった。
みすゞさんの詩に触れていると、とても素直な気持ちになれると同時に、わたしなどは、同じ女性として、切なくなります。。
中に書かれたものを大きく引き伸ばして一つ一つきちんと展示されてはいたんですけれど、それはもう実物とは違うものですしね。
みんなその大きく引き伸ばされたパネルは見ておられるんですけれど、手帳の前でずーっと見てる人はあまりおられませんでした。おかげでゆっくり見る(というか自分では傍らにいるという感じだったのですが)ことができてよかったです。
26歳で、自ら死を選らんだ悲しい訳が分かったような気がするのです。
ひろみさんの処にトラバかけようとしても、どうしても届きません(どっか違う処へ?
8月20日の記事を見に来てくださいな、ヨロシク
8月の詩は「海とかもめ」。
「けれどもそれもうそかしら?」
この言葉にわたしの知らないみすゞさんを見つけたような気がしていました。
ここでその答え(みたいなもの)に近づけたように思います。
この頃またgooのblogは調子悪くて、コメント書いてもすぐに反映されないし、本当に困ったものです。
先ほどおじゃまさせていただきました。みすゞさんの記事のところもよかったのですが、その上にあった温泉の記事もよかったです。たくさん写真が載っていてとても楽しく拝見させていただきました。
☆marcellinoさんへ
私が持っている童謡集にも「海とかもめ」が載っていました。みすゞさんの作品に関しては著作保存会の了承なしに掲載出来ないらしいので、ここに全文は載せられませんが、灰色の海の情景とともに辛いような切ないような、そんな気持ちになってしまいます。
たまたま見つけたサイトなのですが、こちらの「何でも研究室」という中にみすゞさんに関して、かなり詳しく書かれています。
http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/