何回も繰り返して読みそうな本は、ブックコートフィルムで装備している。図書館の本をカバーしてある透明なあれだ。図書館でパートタイムをやっていたことがある。司書の資格を持っていないので時給は安かったが、本が好きなので幸せだった。 私は仕事を覚えるのも作業の手も遅いので、初めのうちはよく叱られていたけれど、慣れるとそれなりに出来るようになった。本の装備はその時に覚えた。長男と二男が誕生日プレゼントに買っ . . . 本文を読む
いこいの杜 峠のさかなや食堂で、鍋焼きうどん定食(ご飯無し)を食べながら、テーブルの上に置いてある鉢植えのシクラメンを見ていた。ん? なんか葉っぱの縁のギザギザが……。なんでこんな複雑な形してるの? . . . 本文を読む
先日、両親の古くからの知人と電話で話した。私も知っている人なのだが、そんなに話したことはない。お父さんもお母さんもあなたに期待して頼りにしていた、と言われた。期待して頼りにしていた娘が、今はこんななのだがな。何かになりたかったが何にもなれなかった。いや、何かになりたいと思っているだけで、何かになろうとしなかったから、何にもなれなかったのだろう。親は何かになるための助力は、目一杯してくれていたのだが . . . 本文を読む
庭に生えている木が、ネズミモチなのかトウネズミモチなのかわからない。図鑑やネットで調べてみると、葉っぱを裏面から光に透かして見た場合、ネズミモチなら主脈は見えても側脈は見えず、トウネズミモチなら主脈も側脈も見えると書いてある。で、葉っぱを2枚ちぎってきたのだが、同じ木についていた葉っぱなのに、葉脈の見え方が違っている。1枚はネズミモチっぽくて、もう1枚はトウネズミモチっぽい。明らかにネズミモチかト . . . 本文を読む
寒い朝。葉っぱがきれいだ。亡くなった父がこの木をツバキだと言っていた。父は聡明で植物にも詳しかった。若い頃ならツバキとは言わなかっただろう。花を見せても納得してくれなかった。たぶんネズミモチだと思う。 . . . 本文を読む