いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

どこかで見たような気がする

2006-10-07 16:39:40 | 出来事
きのう友人に誘われて講演会を聞きに行った。

五日市剛とかいう人の講演なのだが、1時半から5時まで途中休憩なし。そう広くもない会場にぎゅうぎゅう詰めに入れられた客。こういうのってよくお年寄りが引っかかるSF商法にあるような感じだ。もしかして洗脳か、これは。

講演が始まって途端にまわりはどっと受けていた。私は友人には申し訳ないのだがどっと引く。何なのだ、この下品な話は。嫌いだ、この人。まわりの席の人たちは(友人はそうでもなかったが)ドカンドカンと受けている。何というのか、そう綾小路きみまろ?いや、私は綾小路きみまろなら笑えるのだが。

この人は話の途中で意味もなく「ふふん」と笑う。何度も。はじめはお客をバカにしているのかと思ったが。途中から何だか自分自身を嗤っているのかな、と思い始める。

3時間半の話のほとんどは内容がなく、たぶん1時間に圧縮可能。その1時間を自分が実際に体験したイスラエルに行った時の話にしぼれば、充分に人を感動させられると思うのだが。だってその話のあたりでは「ふふん」が少なかったし。同じことを何度も何度も繰り返すあたり、また洗脳か?と思う。とりあえずつまらない自慢話は1回言えばもういい。人生のステージがどうのこうのと言われても、この人と同じステージは嫌だな、とも思う。

でももしかすると、無理に面白い人を演じているのかもしれないな、この人は。無理しない方がいいのに。無理に大げさに話さなくてもいいのに。本当はそう嫌な人ではないのかもしれないのに。イスラエルに行った時の話をしているあたりが、本当のこの人の近いように感じた。穏やかに話しているところでは少し笑えたもの。後半の話はマーフィーの法則とほとんど同じで、目新しさはなかった。

自分はラッキーだとかついているとかみんなが握手を求めてくるとかいっぱい言っていたけど、この人は本当に幸せなのかな。何でだろう。見ていてけっこう辛かった。

エレベーターの中でスタッフらしい男の人たちが「あの人面白い人ですね」などと話し合っていた。本当に面白かったのか? 私にはわからない。

この友人はちょっと前からノニというジュース(「笑っていいとも」の罰ゲームで飲んでたやつ)の会社に出入りしていて、というかもちろん彼女自身も健康のためにこのえらく不味いに違いないジュース(罰ゲームに使うくらいだからな)を飲んでいる。

会場で友人が他の人から手渡されて見ていたパンフレットを覗いてみたのだが、どこかで同じようなものを見た記憶がある。しばらく考えてアムウェイだと気づく。マルチ?

まあ、別にしつこく勧誘されているわけでも何でもないし、本人がその商品を気に入って愛用しているだけなら問題はない。今のところは。

マルチ商法とかについてはここにくわしく載っている。
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2 コメント

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ツキを呼ぶ魔法の言葉の人ですよね? (とみ)
2006-10-08 01:25:05
講演は聞いたことがありませんが、

すごいいいから読んで!と一冊の小冊子みたいなものを友人からもらったことがあります。



よく内容は覚えていませんが、すごい売れ行きだとか・・・。

本やさんに売ってないとかあるとか。。。。



ま、私もそういう類いは苦手です。

ま、食わず嫌いでしょ!と言われればそうなのかもしれません。





長時間お疲れさまでした。(*O*)
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すごいのは (林本ひろみ)
2006-10-08 01:52:07
この五日市さんではなく、イスラエルで彼が出会ったおばあさんなんだがなあ、と思いました。



彼は講演中に何度もその小冊子がものすごく売れていると非常に嬉しそうに話しておられました。



何だかよくわかりませんが、とても恥ずかしいような気持ちになりました。ええと、例えて言うと自分が書いた恋愛詩を感情こめすぎて朗読している人を見ているときみたいな感じでした。
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