いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

入院ライフ

2023-05-18 08:26:00 | 出来事
冒頭の写真はパノラマでぐるっと入院中の私のベッドを撮ったやつなのだが、これってブログでちゃんと表示されるのかしら。

思えば、想像していたよりは痛みもなく(退院してからの方が痛い。動くからなのかな。痛み止め、そこまで効かんし)、けっこう楽しい入院ライフだった。

なにしろ、三食昼寝つきなのだ。人様にこしらえていただいたご飯をテーブルまで運んでいただいて、さらにどうかするとわざわざ食器を下げに来てくださる。ありがたいことです。




こちらは入院した日の晩ご飯。ご飯の量はいつも食べているのと同じ150gだった。

入院の翌日は手術だったので、食べたのは持参していたパン(パスコスティック。日持ちするし美味しい)のみ。







入院3日目。







入院4日目。







入院5日目。







入院6日目。







入院7日目。



退院する日の朝。

すべて美味しくいただいた。もちろん完食。朝にバナナが出た日もあって、バナナ大好きなので嬉しかった。桃缶とか久しぶりに食べた。

病院食は薄味というけれど、私の作るご飯も薄味な方なので変わらない。それより何より、お魚が苦手(嫌いなのではなくきれいに食べられない。骨に苦戦)な私にとっては、病院食の骨がきれいに取り除かれたお魚は「素晴らしい!」の一言に尽きる。パクパク食べた。

お昼ご飯に、けっこうボリュームのある肉料理が出てきたりするし、おひたしや和えものや煮物が好きなので、毎食美味しくいただいた。本当にありがとうございました。

私は料理が嫌いな方ではないけれど、家でこれだけのものを自分で作るとなると、なかなかにめんどくさいと思う。



ご飯を食べたら持っていってたほぼ日手帳(カズン)と雑亀帳(父が昔使っていたタイムシステムのA5にしてはでかいよなというシステム手帳が出てきたので、私が引き継いで使っている)を書いたり、



持っていってた図鑑やAmazonのタブレット(iPadは高くて買えん)で電子書籍読んだり、Tayasui Sketchesというアプリで、絵を描いたりしていた。

入院中に読み終えた電子書籍。『幸福な食卓』(瀬尾まいこ)『イミテーション・ホワイト』『クライシス・レッド』(鳴神響一)『とにかく散歩いたしましょう』(小川洋子)『体育館の殺人』(青崎有吾)。今読んでる本。『スピリチュアルズ「わたし」の謎』(橘玲)。

10年前に口腔外科の手術で入院した時に、手術した日の夜、管がいっぱいついていて寝るのが大変だった記憶があるので、今回は手術した日の夕方、看護師さんに「歩いてみます?」と聞かれた時に、「歩きます、歩きます」と即答。点滴台につかまってだけれど廊下の端まで歩いてみせて、まず尿の管を外していただいた。

さらに軽食を摂ってもよいと許可が出てすぐに、持参していたパスコスティックを食べられたので、点滴も夕方には外してもらえた。



ただ手術したところに入っているドレーンは、血液やら浸出液やらが減らないと、当たり前だが外してもらえない。しばらくはこのポシェットみたいなのを肩から斜めがけにして、トイレに行ったり、デイルームや詰所前にお茶をもらいに行ったりしていた。

手術した当日の夕方にはポシェット下げて廊下を歩いている感じだったので、手術の翌日、清拭に来てくださった方に「え? 術後の方ですよね?」と聞かれた。

なんでそんなこと聞かれるのかなと思ったのだが、ベッドに横にならずに腰かけて、タブレットで本を読んでたせいらしい。











毎日、大きな窓から空を見ていた。消灯が9時なので夜明け前に目が覚める。夜明けの空はとてもきれいだ。朝の月と駐車場の灯りがなにか不思議な物語の世界のようだった。

夕方、低い灰色の雲と山の間に虹の柱のようなものが見えた。その時間帯にはよく彩雲が見えたりするのだけれど、虹の柱みたいなのは初めて見た。

空の写真を毎日撮って、写真に文字を入れられるアプリで短歌を入れて、ネットやブログにアップした。入院ライフを満喫してしまった。



そして退院した日。足につけてた名前のやつを外してもらうのを忘れていた。記念品として、ほぼ日手帳に貼っておこうと思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 写真と短歌8 | トップ | 写真と短歌9 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿