かめさんの輪(かめりん)♪

カメ好きです。活動している方をお手伝いしたり、学んだ情報を共有しています。どのカメさんもしあわせにと願っています。

♪2022年 イベント告知♪(カメさんの生体は、ぜひ国内ブリード個体、または里親募集サイトで計画的に・・・☆)

○国内ブリード個体・グッズ(爬虫類メイン)販売イベント 眺めるだけでも楽しい♪ 
○ぶりくら市
○2023年11月5日(日)場所/神戸サンボーホール1F,2F ※2023年はとんぶり市が先です
○とんぶり市 
2022年10月1日(日)場所/ 東京都立産業貿易センター浜松町館 4F5F
【終了しました】◎カメ DE Show!in NAGOYA (KDS名古屋)
日時 2022年3月19日(土) 10:00〜16:00
場所 名古屋市千種区吹上2-6-3 吹上ホール    
第2ファッション展示場
交通 名古屋駅より地下鉄桜通線 吹上駅下車

【終了しました】○第9回 淡水ガメ情報交換会 飼育者さんも楽しく学べる♪
2023年3月(土)(日)※ 調整中





◎カメグッズオンリーのイベント/カメ DE  Show!2020(本家KDS)
2020年11月29日(日) 浅草橋東商卸センター【中止】

『ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)はふつうに飼育、譲渡できます。』

~ご家庭や職場、学校などでミドリガメを飼育されていらっしゃる方へ~
2013年9月、環境省がミドリガメの「特定外来生物」指定を段階的に「検討」する・と発表しました。
「これまでどおりミドリガメが飼えなくなる」と誤解された方もいらしたようですが、

○「指定ではなく法改正の予定で、2023年6月に閣議決定されました」

○「今までどおり飼育できます」
(捨てたりせず、飼育ができなくなれば次の飼い主さんをさがす。)

○「飼育を続けること、譲渡に届出などは不要です」
「販売は禁止されます」
ニュースだけを見て、どうしていいのか不安に思われている飼い主さんも多いと思いますが、
かめはとても頭のよい生き物です。捨てられた悲しみを味わわせるのは、あまりにつらいことです。

飼育を始める前に数十年お世話ができるのか、よく相談 考えて お迎えしたら生涯大切に飼育してあげてください。よろしくお願いします。


2014年1月12日 「クサガメ・のんちゃん♪と暮らす。」 ~管理人ぽちこ
追記・編集:2023.2.1
https://www.youtube.com/watch?v=jSL4ju7Ab18
https://www.youtube.com/watch?v=OT7CdGIpbUA&list=PL9Gx55DGS7x7WRm1bYEINRfnrhRaVlRnn&index=16
↑環境省さん企画のWowキツネザルさんの動画です。法改正についてお話されています。

2020.8 ミドリガメ きーちゃんの卵詰まりからの産卵<後編> 

2021-01-16 14:38:03 | みどり保育園(アカミミベランダ保育)

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↑↑ ぽちっと おしていただけると とってもうれしいです

ごほうもん ぽちっと 応援 あたたかいコメント メッセージ 本当にありがとうございます

寒い日が続きますが みなさまかめさまお元気にお過ごしでしょうか

 

前回に引き続き 2020年8月の ミドリガメ きーちゃんのたまご詰まりからの診察 自宅排泄介助

産卵にいたるまでの記事を紹介させていただきます

ご心配をおかけしますが 無事ですので はらはらせずに 安心しておつきあいくださいね

 

前回の記事をお読みでない方は 前回 ← からお読みくださいね (別窓が開きます)

 

では また文字多めですが(そして書くのに精魂尽きて読みづらく失礼を) よろしければ おつきあいのほど、、

 

🥚     🥚      🥚      🥚      🥚      🥚      🥚      

※ 前回に引き続き お食事中のかたは 注意画像がたくさん出てきます

今回は 一気に産卵シーンに入り完結します

 

8月3日におやつを食べず 5日異常が見られて診察 その夜から 卵詰まりによる 自力排尿排泄が

できないきーちゃんの 自宅での排泄介助がはじまり 一日4回の介助を受け入れ がんばってくれた

きーちゃん 

ただ、室内の仮説トロ舟の中のたらいの水場とその周辺で ほぼ じぃっとしていて

産卵行動などはまったくなく 歩き回る様子は ほぼなかった きーちゃん(陸場に移動したり 隠れたり

ときどきお外に出たがって 目には元気はありました)

 

今回も 当時の記録から一部抜粋して 時系列で メモと画像をアップします

実際は細かくようすや何をしたのか 測定値

時間も一回一回書き込んでいます

 

(一日4回の排泄介助の都度 前後とたらいの水に入れた後の三回計測)

 

 

16日 たらいにレプトミンを投入 

食べないけれど 水に溶けているので いくらか栄養摂取してもらえるかと。

 

きーちゃんが 15:10の排泄介助後 お外に出たがったので みんなと一日トロ舟で過ごす

この日は 排泄にうんちも混ざる

20:30 1536gに増加 また排泄物にうんち混ざる 

前回も掲載した5日のレントゲン画像です 左側が しっぽ側です 見づらいですが

これが骨盤とたまごのつかえているようすが一番見えやすい画像です。

産道の骨盤いっぱいにおおきくなった おたまご、、ほんとうに自力で産めるのでしょうか、、

おーちゃんのときのたまご詰まりでは、つかえて出てこれないと説明されましたが

これもつかえてるように見えるのに そうは言われませんでした。

「まだこれからが産卵シーズンだし」と あっさりめのお言葉、、結果としては 深刻にならず助かりました

そして終始おとなしくしているきーちゃん 

ただ じいっとはしていますが ぐったりしているようすではなく 目には力もあるので 毎日

「ありがとうね~」と 明るく接しつつ 介助していました

 

 

そんなこんなを ただひたすら 続けること あとで振り返るとあっというまに2週間

日が過ぎてゆくことを意識することもなく

毎日が 必死すぎて もうどのくらい続けていたのかも わからなくなっていました

「そろそろ病院に、、」と思いつつ

 

 18日 「自分も(からだが)しんどくなってる」 と記録していた その夜

20:30 に 介助していたそのとき きーちゃんが いきむように 頭をぐーーーっと

甲羅の中に 思いっきりすっこませました

(この前日 前々日も 同じようなことが)

まだいきむのはやいよ!まだ管いれてないから おしっこでないよ~・・・!と

管をさしこんで いくらもしないうちに、、、

 

ばあーーーん!!!!と 下で排泄を受けているたらいで 派手におおきな音がして、、

「えっ・・・!?????」なにが起こった・・・???と 一瞬わからず、、

暗がりの中 たらいの中を確認して わが目を疑いました

(夜はちいさい電気をつけて 間接照明のような薄暗い状態でのケア)

↓ 撮影のために 部屋の電気をつけて明るくしました

1492g → 卵 発射 → 1362g 直後 ごくごくとお水を飲んだ → 陸場で寝 (記録より抜粋)

いつも わたしがタテひざをしているおまたの間に きーちゃんをはさんで固定し

 そこできーちゃんのおしりに管を通しつつ 排泄してもらっているという 

おたがい そのままのポーズで、、

「きーちゃん わたしの おまたで おたまご 発射」後 がうえの画像です

たらい手前あたりできーちゃんがいて 奥に 勢いよく産卵で飛び出た卵が ぶつかった音でした、、

「ぶっ放した」という表現あたりが あてはまるような すごい勢いでした

「ぶっ放し産卵」と名付けて報告しました

 

排泄介助は 最初は きーちゃんの頭を自分から見て手前側にして あおむけの状態で 自分の左手でつまんで

しっぽをまっすぐにして

右手で 竹串の入った状態の管を×に通した後 すう、、っと 串だけ抜いて 排泄が起こるのを確認できたら

あおむけのきーちゃんを 背甲が上になるようにして 頭のほうをやや高めに おしりがななめ下になるように

支えて排泄してもらう という段取りでした

なので、産卵したときは 甲羅が上の状態で おしりを向こう側にしておりました

排泄後は いつも画像のように たらいで水分補給してもらっていました

↑ ここの説明は文字で書くと伝わりにくいので とくに興味ない場合スルーでお願いします

そして図解も面倒でスルーで失礼<(_ _)> 書くだけで疲れてしまいました、、

 

 

まさか いつもは水中や土中で産卵するカメさんが こうして人にはさまれながら

空中?で産卵、、 しかも自力産卵とは 誰が想像し得たでしょうか、、

わたしは想像し得ませんでした、、

 

うそみたいな 聞いたことのない、笑ってしまうような産卵 

でも きーちゃんは ほんとうに ほんとうに がんばってくれました

このうれしい驚きの報告に カメともさんは

「カメさんの力ってすごいね」と 、、

 

本当に、、毎日 排泄につきあってくれるきーちゃんに ありがとうねーー!と

思い切りほめてたんびに賛辞の言葉をかけていましたが 自力でがんばって産もう と思っていただなんて

想像してなくて、、 なんというか 感動もしますけれど カメさんのこと

きーちゃんのこと 信じてなかったのかなぁとか うまく言えませんが うれしい喜びあふれる想定外産卵なのでした

 

 

発射された おたまご 第一号 排泄物もくっついています

ちなみにこの時にでた排泄物も写っていますが 水分は一度でけっこう出るのが

おわかりいただけますでしょうか、、

100gとか体重が増減するのは かなり負担がかかっていたと思いますし 自宅でただ

なにもせずにいると どんどん容体は悪化していったと思います

 

 

使用していた 介助用品 ← 管をおしりから差し込む際に管のなかに補助としていれていた竹串

まっすぐ入ってくれない管をまっすぐ体内に入れるためのもので 直接竹串は体内に触れません

おしりから管を通したあとで 竹串を抜くとたまった排泄物が体外に出ます

最初のほうは たべたものもいっしょに液体状になって出てきたりしていましたが

診察以降は食べなくなったので ほとんど水分のみでした

産卵3日前くらいから、なんだか管を通す際に うまく排泄するところにとおらないというか つかえるというか

違和感がありました

おタマゴがおりてきていたのでしょうか、、

 

たまにたらい水に 栄養剤(レプラーゼ 桑の葉カルシウムの粉など)をとかして入れていました 

オンシーズンでも 食べないでもカメさんの場合は大丈夫ですし 直前まで食べていたので

やせてはいなかったこともあり それほど栄養補給には気を遣っていませんでした

 

ながくおなかの中にあって 巨大化したと思われるおたまご なんと19g

(通常のアカミミガメのたまごの大きさは 、、計れた記録があまりないのですが

クサガメで 11~13gくらいで ほぼ同じサイズです)

 

この夜は ねぎらいの ごはんをたらいに入れて寝てもらいましたが 食べませんでした

 

そして翌19日 1:50 1451g → 1378g

 

7:10 ふたつめを 自力で たらいに産んでくれていた きーちゃんに遭遇

1315gに 自力での排泄も確認

※光量がすくなくて ぶれております

 

また ひとつめにつづき おおきなおタマゴです 同じく19gもありました

こちらも排泄物にまざっていたのか 変色しています

 

ふたつめのたまごを割って(割いて)みました からはやわらかく ちょっと薄いかな・・・

白身は水様になっていて 黄身は固まっていました

 

 

9:45 1339g レプ水(まだ食べず) 

19:00 1316g 自力排尿あり 陸場にいて おなかがぬれていた

 

もう以後は大丈夫そうだったので 介助なしで 室内で過ごしてもらっていました

 

 

翌20日 朝7:30 ゴハン(カメの配合飼料)5つぶたべる → 追加の10つぶ 食す → あと追加するも残す

 

 そして 7:55

またたらいで 3つめのたまご自力で自然に産卵です

すごいねえ きーちゃん、、、、!! がんばってくれたねえ、、、、

 

 

測定してみましょう

↑ 待機中のきーちゃんが はかりに乗っちゃってますが  みっつめは 12gでした

いいぞーきーちゃん・・・・・!! 残るは あとひとつ・・・・

 

10:00 1339g 自力排尿 外の水替え直後のトロ舟へ

 

この日は飼い主も休日で一日ケアができます

 前々日 前日と暴れていた クサガメもベランダ設置の産卵床である土場へと移動

15:00 きーちゃんの 最後のよっつめのたまごのカラらしきものが トロ舟の底に

こちらも通常より 黄色っぽいし黄身は固まっていたように見える状態

もしかしたら もうちょっと前に産んでいたのかもしれませんが

クサガメがベランダ土場で産卵中だったため 外に出るのを控えている間の出来事でした

 

 

あーちゃん(手前)に下に たまごのかけらが

 

そのうしろにおーちゃん お水がにごっています うしろにまるちゃん

 

きーちゃんはおそらく陸場の下で 休んでいたのではと思います

引っ張り出して 測定です

きーちゃん産卵終了 1301g おつかれさま

 

ばたばた

元気そうです

 

むくみはどうかな 大丈夫そうかな

こころなしか すっきりしたお顔で うれしそう

 

ねぎらいのかめごはんです

 

今度はたべてくれました

 

※ 以下 活餌につき 閲覧注意です

 

 

 

 

 

カルシウムと 滋養に 6月に大量に池でいただいてきたアメザリのうち一匹を進呈

 

 

大好物で うちではごちそうです おつかれっぽかったですが ゆっくり 完食してくれました

 

↑ けはいを察知して トロ舟から飛び出てきた うしろのあーちゃん

彼女は毎朝のように トロ舟から飛び出てきていた と記録にあったので

このときはたぶん 出てきたあと ちょっとだけ ご相伴にあずかれたのではないでしょうか

 

きーちゃん ほんとうにありがとう おつかれさまでした

きーちゃんは 初産でした そして通常おっとりさんなのですが 産卵後は 気のせいでなければ

ちょっと保母(ブログ主)のことを 信頼してくれるかんじが 増したように感じたのでした

(おーちゃんとくろちゃんは逆で 治療中に不信感が増して いまでも 警戒されているように

感じます、、2カメには申し訳なく、、)

 

まだまだ暑いので 対策中のトロ舟

 

翌朝も 全部水替えしました

 

ちなみに うちで唯一 土場での産卵をするクサガメの産卵床です

同日17:00に無事産卵を確認 二頭同時に産卵を終えてくれ

これでわが家の全カメ産卵シーズンは終了 なによりの一日となったのでした

クサガメの産卵床については「クサガメ・のんちゃん♪と暮らす」「産卵カテゴリ」←別窓 にて

この子は2008年 0歳 生まれてひと月の9月にペットショップで購入 お迎えした CB個体です

この後 ケガの看護が続き 約2か月 ケガさせたことを猛烈に後悔、苦悶する日々が続いたのでした、、

(本カメは終始 けろりと元気にしておりました、、そしてケガもおかげさまで治りました)

↑ 外に連れ出して 帰宅直前に撮影 産卵前で暴れていたということに 当時は気づいていませんでした

この直後にケガをしてしまいます

フタが左右反対で 開きやすくなっていたんです まったく気づけず、、ファスナーも閉めずに

運搬していました、、だいたいが ぼーーっとしすぎております、、

 

今回も 諸事情につき 病院名などはここには書きませんが 知りたい方には個別にお伝えしますので

メッセージ欄より PCからのメール受信可能なアドレス記載の上 ご連絡くださいませ

(コメント欄も非公開ですので どちらからでも大丈夫ですが ご自身のアドレスをお忘れなく)

前回同様 ないとは思いますが「ここのブログに こんな治療をしてもらったと書いてあったから」と 

「できる」ことを かかった先の先生に強要(?)などされませんようお願いします

(ちなみに2017年記事にも書いていますように おしりからたまごを取り出す治療は 一件目では断られていますし

そのときはじめて今回の先生にはトライしてもらった治療です その先生は カメの診察 治療歴も長い方です)

では、、どのカメさんも みなさまも げんきでしあわせに過ごせますことを こころよりお祈りしています

 

↓↓おつきあいいただき ありがとうございます

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↑↑ みなさまも みなさまのおうちのかめさんも おそとのみんなも 無事 げんきで

春を迎えられますよう

次回は まだまだあるある 2020年のフィールド活動をご紹介予定です