Instagram での 谷口たかひささんの2021年8月3日の投稿をシェアさせていただきます
↓↓
2021年7月28日に、世界約14,000人の科学者が合同で、
「計り知れない苦しみ」が、今気候変動に取り組まない場合人類に訪れるとして、
気候の非常事態について警告する報告書を『BioScience』で発表。
約2,000の行政も「気候非常宣言」を出しました。
その報告書の中身を、とても簡単にですが、僕が和訳、要約したものを投稿したいと思います。
(読める方は原文をおススメします)
ほとんどの人が感染症の事で頭がいっぱいになっている中、
このタイムリミットが近づく問題について伝えきれていない自分の力不足が情けないですが、
ベストを尽くしたいと思います。
【報告書】
2019年からというもの、気候災害はこれまでにないほどの増加を見せました。
・南米と東南アジアで、壊滅的な洪水
・オーストラリアとアメリカ西部で、最高記録を大きく塗り替える熱波と火災
・大西洋で、異常なハリケーン
・アフリカと南アジアと西太平洋で、壊滅的なサイクロン
など…。
そして、山のように多くの証拠が、地球はすでに、数々の
「ティッピングポイント(※小さな変化が蓄積し、ある時点を境に劇的な変化を起こす現象)」
に近づいている、もしくは超えてしまった事を示しています。
・南極やグリーンランドの氷床の融解
・サンゴ礁
・アマゾン熱帯雨林
など…。
2019年から、この星の「生命サイン」と呼ばれる31種類の数値のうち、
気候変動の要因/結果である18種類の数値が、過去の記録を塗り替えました(良いものを含む)。
【食】
家畜の数は、過去最多になりました。
一方で、人口1人当たりの肉の生産量は、5.7%減少(2018年→2020年)。
代替肉の産業は急成長しており、2026年には35億ドルの産業になると言われています。
【アマゾン熱帯雨林】
2019年、2020年と、アマゾンの熱帯雨林が喪失する割合は増加し、1,100,000ヘクタールに。
これは、牛や大豆のためだとされており、火災や干ばつ、木材利用のための伐採などにより、
アマゾンは、二酸化炭素を吸収するものでなく、放出するものになってきているといいます。
【気候経済学】
化石燃料に投資されていたお金で、撤退したお金が6.5兆ドル増加(2018年→2020年)。
そして、化石燃料への補助金も42%減少(2019年→2020年)。
【エネルギー利用】
太陽光と風力の消費が57%増加(2018年→2021年)。
2020年は、飛行機の利用者が59%減少。
【温室効果ガスと気温】
二酸化炭素、メタンガス、亜酸化窒素の大気中濃度が過去最高に。
観測史上最も気温が高かった年、上から5つはすべて、2015年からの5年でした。
【氷の融解】
グリーンランドと南極の氷の融解は過去最大に。
氷床の溶けるスピードは、予測されていたスピードをはるかに上回り、
そのスピードは、15年前に比べ31%増加。
【海の変化】
海の熱含有量、海面の高さともに過去最高に。
pH(アルカリ性・酸性の程度をあらわす数値)も低くなり(海が酸性に)、サンゴ礁に影響が。
現在、5億人以上の人が、食や観光、防災のために、サンゴ礁に頼って暮らしている。
【気候政策】
この報告書では、6つの変えるべきものと、そのための3つの政策をあげています。
■6つの変えるべきもの
①化石燃料から再生可能エネルギーへの移行
②メタンガスなど、強力で大気中への滞在時間が短いガスの大幅減少
③自然や生態系を戻し、保全する
④植物性の食事に切り替え、フードロスを減らす
⑤GDPや大量消費の経済から、エコロジーで循環型の経済への移行
⑥教育の機会や権利を、女の子や若い女性に
■3つの政策
①炭素税の大幅な強化
②化石燃料からの卒業
③自然や生態系を厳格に保護するための戦略の開発
【最後に】
最新のこの星の「生命サイン」の数々を見て、気候は非常事態にある事をあらためて宣言。
地球上の生命を守るためには、これまでのどの時よりも、今、変化が必要。
その変化にはスピードが必要不可欠。
私たちは今、緊急性、協調性、公平性の感覚を共有し、ひとつにまとまる必要がある。
#気候非常事態宣言
#14000人
#14000人の科学者
#科学者
#専門家
#合同発表
#2000の行政
#行政
#気候非常事態
#気候危機
#異常気象
#自然災害
#森林破壊
#森林伐採
#畜産
#洪水
#ハリケーン
#サイクロン
#熱波
#火災
#氷の融解
#サンゴ礁
#海の酸化
#経済
#化石燃料
#炭素税
#ティッピングポイント
#温度上昇
#報告書
#谷口たかひさ
↑↑ コピー以上です
平和と気候変動は、切り離せないものだといいます。
もし、いままであたり前に過ごせていた場所が 水に沈んだら、、
もし当たり前に 食べていたものが 育たなくなったら、、
水が 足りなくなったら、、
今年に限らず、永久凍土の溶解や、森林の消失、フードロス、大型台風の出現 ミツバチの減少、、
きょう、いまできることを。
これからもずっと。
多少の意見の食い違い いがみあい 個性のちがいはあっても 「地球に住みたい」思いは同じ。。